きんえんSwitter

医者の心の目で日々を綴ります

清く賢く

2020年07月23日 | CORONA
緊急事態宣言解除後、新型コロナウィルス感染者が再び増加しています。
「第二波」といってよいでしょう。

2月頃の時点では、感染流行は冬季のみで、夏のバカンス旅行には影響しないだろうと楽観視していたのですけれどね・・・。

5月の大型連休も自粛、そして夏休みシーズンも自粛となれば、いったいどうやってストレス発散したらいいんだ‼と、ブチギレ気味の方もいらっしゃるでしょう。

インフルエンザが冬に流行りやすいのは、空気が乾燥しているとウィルスが運ばれやすいこと、寒さで私たちの免疫力が低下しやすいこと、乾燥したのどの粘膜にウィルスが付きやすいことなどが影響していると思われます。

幸い、インフルエンザの場合、ワクチン接種が広く実施されていますし、特効薬も何種類かあります。
また、流行の兆しがみられれば、すぐに学級閉鎖や出勤を控えるといった対策がしっかりとられるので、大事にならずにすんでいるのですね。

それから、咳やくしゃみがある場合はマスクをする、食事の前や外出から帰ったときには手を洗うといった習慣が根づいていることも、私たちを感染症から守ってくれているのだということを忘れてはいけません。
今回、新型コロナウィルスによる死亡者の割合が、欧米に比べて、アジアの国々で低く押さえられている理由のひとつに、このことを挙げている専門家もいます。

これだけジメジメ湿っていても、ウィルスが拡がっているということ、外出制限解除後に患者数が再び増えていること、人の多い都市部を中心に再増加が始まったことをみれば、コロナちゃんたちは私たち人間の手によって運ばれ、仲間を増やしていっているのだということがよくわかりますね。

数日後、連休明けには梅雨も明けそうですが、いま、コロナちゃんたちは涼しい顔して、夏の暑さにも負けない強さをじわじわと蓄えていっているような気がしてなりません。

どうすれば彼らを「私たちの社会から撲滅」できるのか?
いったいどうすれば、悪魔の夏休み、ブラックサマーにならずにすむのか?

それは、とにかくウィルスを「私たちのからだのなかに入らせない」ことです。

どうかみなさん、豊かな想像力、妄想力を働かせて、この連休を清く、賢くおすごしください!









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