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今,この表で,2を10で表すという約束をし,2倍するとき10を左へシフトすると約束すれば,2の下は4になり,10の下は100になる。こういう見方に視点を変える。そこで今度はこの関係を3に適用すれば下のようになる。
n |
3のn乗 |
10のn乗 |
0 |
1 |
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1 |
1 |
3 |
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10 |
2 |
9 |
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100 |
3 |
27 |
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1000 |
4 |
81 |
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1 |
0000 |
5 |
243 |
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10 |
0000 |
6 |
729 |
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100 |
0000 |
7 |
2187 |
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1000 |
0000 |
8 |
6561 |
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1 |
0000 |
0000 | |
最初の表はいわゆる2,4,8,・・・の2進数表示が
10,100,1000,・・・であることを示し,2番目の表は,3,9,27,・・・の3進数表示が
10,100,1000,・・・であることを示しているに過ぎない。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ こうして4,5,6,7,8,9,10の場合を想像すれば,10進法とは指十本を単位にして位取りを考えたもので,指の数だけ集まると1が左へシフトする。指が何本であっても10進法と言ったであろう。 |
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2進法がコンピュータの設計で使われ,ものの単位量や上限を2の累乗で決める考え方も特殊ではなく,指が2本ならばと考えれば,難しそうな10101001というデータも10進数と同じように見えてくるはずである。県庁の裏金作りも飲酒運転も10,100,1000,・・・とシフトしていく点は同じである。 |