自転車事故短編集


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1.一時停止線
 「自転車乗りに限らず,車の運転で心配事は狭い道路から,車が飛び出してくることです」
 その運転手は老若男女のいずれか決まってますよね。夕方帰宅途中の私の自転車は広いほうの道の白線の左端を走っていました。幅の狭いほうの道から,普通自動車が出てくるところでした。当然自転車が視野に入っていることから止まるものと思いきや,止まらず左右を確認するかっこうで動いて出てくるのです。自転車に止まれと命じてくるわけです。車の幅の半分まで来ている自転車が止まっても衝突は避けられません。私は手で静止をかけ,運転手を凝視しました。
 それで,相手は止まって自転車を通過させましたが,もし,止まらなければ故意に衝突させようとしたことと同等ですから,当れば傷害罪に当たります。当ら無ければ傷害未遂罪に当たります。しかし傷害未遂罪というものは法律には規定がありません。
2.傘差し運転
 「自転車の傘さし運転は違反である」
 誰が決めたのか。普段自転車に乗って,雨の中を走ったことが無い人でしょう。「雨が降ったら自転車に乗るな」と言うことでしょうか。
 未経験の人がルールを創案するほど危険なことはありません。傘をささずに合羽でも着て,安全運転ができると思っているのでしょうか。これこそ前方不注意運転になります。高校生の合羽運転を見ていますが,目に雨水が飛び込んで前方が見えなくなります。自転車通勤を含めて40年間実際に私は毎日自転車を使ってきました。合羽運転は大変危険なので傘をさしてゆっくり前方を見ながら運転をしていました。
 国会議員の乗用車で登城(国会議事堂)するような身分の方が決める問題ではありません。自転車事故が起きるのは傘を差しているときとそうでないときのどちらが多いのか。危険な運転は傘とは関係なく暴走時です。傘差し片手運転ではアクシデントに対処できません。だから暴走はできません。ルールは守るものだけではなく,改正できるものです。
3.自転車修理技師
 「パンクは滅多にしないが,チューブの損傷が多い」
コンビニによって,いざ走行しようと乗ったとき,後輪の空気が抜けていました。近くに自転車店はありません。引きながら考えた。そうだ,交番に空気入れがあるかもしれない。交番まで来て頼むと親切に貸していただけた。難航していると,二人の巡査が来て押さえと,ポンプ押しの二役を演じて空気が入った。虫を交換しないといけないらしいことを教わった。
 家に着くと早速,虫を交換して空気を入れた。しっかり入って一晩置いた朝には,空気が抜けていた。もう一度を入れてみた。入る。空気入れをはずすと,口からスーと洩れる音がする。これは素人の手では直せない。
 いつもの耳鼻咽喉科へ行く日であった。冷えた道を引いて,院へ寄り,その後,修理の看板を掲げる家を訪ねた。
「御用の方は電話ください」とドアーに明示してある。主は不在らし  い。電話してから15分後に車で主が現れた。強面の男性であった。不十分な説明をすると
「わかった。チューブが押しつぶされて穴があいている。空気が抜けてから自転車に乗ったか?」
「コンビニに置いて乗ろうとしたら抜けていた」とあいまいな返事をすると,
「そんなことは訊いていない。空気が入っていない状態で乗ったかどうかを訊いている」とやり込められた。少し,びびりながら,
「多分,乗ったと思う」
「そうすると,チューブがへっちゃけてしまう」
「チューブを交換しなきゃならないですね」
「それは分からない。分解してみて,チューブだけの問題かどうか,さもなければ何もせず,戻して費用は一切頂きません」と脅された。
 こんな危ない会話を20分もやって,やっとこちらの依頼を承諾してくれました。
 わたしは軽い足取りになって,道を急いだ。陰気な冬の空がそれほど気にならなくなっていた。
まとめ
 自転車を修理する店主は理容美容店などと並んで技能士でありサービス業の主人でもある。職人気質一辺倒では客が来なくなります。ネットの口コミでもこの店ではないが”老父の下で働く中年男性の接客が酷いです”と書かれることもあり,工場で働く職人の場合とお客の目の前で働く職人のいずれが向くか忠告する先輩や親がいないのが現実なんですね。
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