慈母医師へお詫びをしに行った ところが


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 血液検査の結果がグレーゾーンだったことから,精密検査をするために大病院の先生に予約までしていただいた耳鼻咽喉科の医師にこの予約をキャンセルしてしまった。医師は予約を取り,持ってゆく紹介状まで書いてくださった手間を無駄にしてしまったのだ。
 
 通院して診療をうけているのは耳鼻咽喉科の各部位である。キャンセルした後1週間目に病院を訪ねた。先生は怒っているだろうか。それともよくあることで仕方が無いと思われているのだろうか。小説ではないから勝手な想像を書くわけにはいかない。
 耳鼻咽喉科に通院中で「勧められた血液検査」の結果はPSA値がグレーゾーンでした。医師は「大病院の専門の先生を紹介しますから是非精密検査を受けるように」と勧められ,「先生に手紙を書くから午後取りに来るように」いわれました。さて,私はその場では承諾し,連絡を待ちました。今の体調はなんでもないのに,1回の検査結果だけで大病院の検査を受けることは適当かどうか。十分思案して「病院の予約のキャンセル」を依頼することにしました。クリニックからの手紙の用意ができたことの電話連絡に対して,キャンセルを伝えました。これが今までの経緯である。

 「その節は先生のご好意に対して無下にお断りしまして申し訳ございません。今日は先生にお叱りを受けに参りました」と頭を下げました。

「・・・・」先生は笑って,何もおっしゃいませんでした。
そのあとはいつものペースで手書きのできる大型ディスプレーに向かって,おしゃべりの多い先生でした。

 耳と鼻と喉の治療が何時始まるやら,会話好きな先生に相槌を打ちながら質問をはさんでいくのがいつものパターンです。


 「サプリメントの効果をためすため,PSA検査をしてもらいましたが結果は期待を裏切りましたね。」
 「そうですよ。ああいうものは気休めでしかありません。サプリメントは一切ダメです。副作用がついてきます。」
 「ちょっとした風邪気味のとき,買っておいた薬を呑んでいますが」
 「そういう薬は認めないように厚労省に働きかけているんですが聴いてくれません」
 「ちょっとした風邪でもかかりつけのクリニックへ行くのですか」
 「そうです。十分効果を検証した処方薬を呑んでください。市販薬は一切ダメです」
 すべてのサプリメント,市販薬が否定されること一網打尽でした。
 こうして先生と二人の看護師さんからの処置などをはさみ,最後に鼻の薬を先生から塗ってもらうため診察いすに座ると,また,話が続き,「呼吸器の筋肉を増強する笛吹きトレーナーの使い方」,「足裏もみは細胞をつぶしてしまうから絶対ダメです」「コーヒーを止めてお茶にしたら便の前に水分が出るようになった」こんなが終わって,診察室を退出するまで小1時間かかりました。なんとお友達のような先生でした。お詫びに来た結末が僥倖で終わりました。
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