(すでに4月に入り、我が「仙北平野」も日一日と春の装いを濃くしており、また、秋田県内からも桜の便りが聞こえて来ようとしているこの時期に、引き続き「歩くスキー」の話題で恐縮ですが、続きを掲載します。)
<雪まつりの名残?>
<歩いたログ(足跡)>
(地図:国土地理院)
ずっと歩いて来た堤防から河川敷に下りる。傾斜はかなり緩いので、まっすぐ滑って下りても大したスピードは出ないが、術後の足がまだ不安なのでジグザグに下りる。
河川敷のど真ん中に立つ看板に向かう。
下の方が埋まってしまって見えない。この感じだと1m以上は積もっているようだ。
「雄物川」の対岸に「花火打上会場」と記されており、花火の絵の奥に緑で「西山」が描かれている。
「大曲の花火」は、すぐ近くにある「西山」に音が反響するので、打上には非常に適した場所だということを聞いたことがある。実際、ここで「ドーン」鳴った花火の音は、「西山」に当たって一段と迫力のある響きになるばかりでなく、「東山」などの周囲の山々から次々に帰って来る反響音によって、あたかも音が「仙北平野」を駆け巡っているように感じる。
「雄物川」の縁に出る。川下の方に目をやる。
冬の間は川の水が少ないので、川原にも雪が積もっている。川向かいの堤防越しに「西山」。「姫神山」の雲がだいぶ切れてきた。
反対の川上に目を向ける。
目の前が堰堤になっており、その奥に「大曲花火大橋」がかかる。
ところで、子供の頃だったと思うが、花火を見に連れて来てもらった時、花火の合間に、川に浮かべられた屋形舟で民謡と手踊りが披露されていた記憶がある。その川が、写真に写る改修された「雄物川」なのか、改修前の「雄物川」だったのかは定かでない。いつ頃まで屋形船が出ていたのだろうか。
堰堤の近くに寄る。
いかにも魚が足?を止めそうな場所である。
また話が変わるが、通常、汽水域(海水と真水が混ざる河口)に生息するスズキ(鱸・シーバス、秋田市に住んでいた時、ビギナーズラックでルアーで釣り上げ、一時期スズキ釣りに夢中になったことがある)が、餌となる「鮎」などを追いかけて、河口から70km以上もある「大曲」辺りまで「雄物川」を遡るらしい。
「鮎」は堰堤に集まる(一時留まる)ことから、ここも「スズキ」の釣り場の一つのようだ。
ここで、スキーを履いた私の足元を見ていただく。
手っ取り早く、長靴でスキーを履く。長靴スキーと言えば、子供の頃を思い出す。
堤防の方に向かって行くと、崩れかかったカマクラがある。
口を開けているのが、子供たちが入って遊んだカマクラで、周りはローソクを灯したミニ・カマクラのようだ。堤防の斜面にはたくさんの足跡が残っており、雪まつりを楽しんでいる元気な子供たちの声が聞こえるようだ。
(その4に続く)
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