<「姫神山」から眺めた「仙北平野」
令和2~3年の年末年始は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、ふるさとへの帰省を諦めた方が大勢おられると思います。そして、そんな方々はふるさとへの思いを一層強くしているのではないでしょうか。
そこで、新年に当たり、「秋田仙北平野」をふるさとにもち、帰省できなかった方々の気持ちに少しでも寄り添うことができればと、冬の風景を掲載しますので、ご覧いただければ幸いです。
まずはふるさとの山、「西山」の風景です。
(撮影:令和2年1月21日)
「西山」の写真は私のブログに何度も登場しておりますが、「ふるさと」と云えばどうしても掲載したくなります。
右手前の家並は、現在連載中の「花館を往く-3」で巡った「唐関」の集落です。その左奥に「奥羽本線」をまたぐ「国道13号」の跨線橋が見えます。跨線橋の左手奥の木立は「花館」の「長福寺」です。
次に、「西山」の「姫神山(大平山)」から望んだ「東山」と「仙北平野」の風景です。
(撮影:令和2年2月12日)
中央奥に「真昼岳」が聳え、そのふもとに「仙北平野」が広がります。平野の左手に見えるひと際大きな森は、「払田の柵」のある「長森」・「真山」です。
すぐ下の川は「雄物川」とそれに注ぐ「丸子川」で、その向こうが「大曲」の市街地です。市街地の真ん中程に建つ一番大きなビル(病院)の左脇に、やや低い横長の建物が「大曲駅」です。
さて、この冬は12月の中旬と年末から年始にかけて大変な大雪に見舞われております。2度の大雪の間もぐずついた天気が続いておりましたが、12月27日は久しぶりの好天で、朝は濃密は霧に覆われました。その霧の風景を写真に収めてきましたので、ふるさとの風景としてご覧いただきたいと思います。
「大仙市松倉」の「大川原」の集落です。「玉川」にかかる「勝田橋」のたもとから撮りました。
少し前までは車の運転もままならないような霧でしたが、日射しが高くなるにつれてどんどん晴れて、青空がのぞきます。
「花館を往く-3」に登場した「大仙市高関上郷」の「二ツ屋」辺の風景です。
逆光なので、太陽の方向は光が反射して白くなっております。
「花館を往く-3」の記事の中、「二ツ屋」を過ぎたところで「田んぼのど真ん中に広い墓地がある」と書きましたが、その写真は載せませんでした。これがその墓地です。
正月早々墓地の話題もどうかと思いましたが、逆光の中で田んぼの中に林立する墓石のシルエットを眺めると、霧に包まれてご先祖様も穏やかな気持ちでいるのでは、と考え掲載しました。
霧が薄くなったところでもう一枚。
空の青さも見えてきて、墓地の風景も少し爽やかな感じになってきました。
「花館-3」の記事にも書きましたが、「江戸時代」の初めに「長福寺」が「花館」の駅場近くに移転する前、200年以上にわたって建っていた場所がこの墓地のところです。
奥の「東山」の輪郭もはっきりしてきました。一番高いところが「真昼岳」です。
霧の風景も含めて、晴れた日のふるさとの雪景色は格別だと感じました。
新型ウイルスが一時も早く収束し、いつでもふるさを訪れることができる日常来ることを念願し、今年最初のブログ記事にいたします。
(終わり)
ありがとう!