ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧大曲市藤木・旧仙南村金沢西根を往く(その2)

2022年11月13日 | 旧大曲市を往く

<「谷地」の風景>

●歩いた日:2022年10月16日(日)

●歩いた所

  ・藤木  :丙一本木、谷地、甲板杭、乙板杭、丙板杭、小船場、甲万願寺

  ・金沢西根:下万願寺、中万願寺

●歩いたログ(足跡)(道のり5.9km)

(以上及び以下の地図:国土地理院)

 (「谷地」の)集落の手前で左、右と緩くカーブする道を進んで行くと、ログ地図にも描かれている、斜めに横断する細い道がある。

📸002:「谷地」の一角

 東側に延びる小道で、明らかに昔懐かしい道である。奥に見える墓と桜?の木の間を抜けて、どこに向かっていた道だろう。後で古い航空写真で確認しよう。

 生垣のそばの大きな木の下に立っていると、ポツン、ポツンと何かが落ちてくる音がするので見上げる。

(熟す「ドングリ」)

 たくさんの「ドングリ(団栗)」が見える。一斉に落ちるのではなく、あたかも示し合わせたかのように、一つ、一つ、そしてまた一つと、葉をこする音をさせながら落ちてくる。

 すぐ前の十字路を越えてさらに進んだところで振り返る。

📷003:南から「谷地」を望む

 道左手に見える大きな建物には、写真では小さくて読めないが「ふじきファーミングライスセンター」と書いてある。この周辺の農家が共同で建てた稲籾の乾燥調製施設である。米の出荷時期なので、センターの出入り口が開いていて稼働中のようだ。

 同じ場所から行く手を望む。

(「板杭」を望む)

 写る家々は「板杭」である。地名の「板」は「痛む」の「イタ」で、崩壊地を意味するようだ。さらに「杭」も「喰」から転じたもののようで、いずれも「出川」浸食地であることを表しているらしい。

 「板杭」には甲、乙、丙があり、写る家々は手前が「甲板杭」、奥が「乙板杭」である。

 また緩やかにカーブする道を行くと、道端の小さな建物のシャッターにポスターが張り付けてある。

(「コミュニティ祭り」のポスター)

 「旧千畑町」在住の「ブラボー中谷」の写真にひかれてポスターに見入る。「10月16日、藤木地区コミュニティ祭り」・・・、何、今日ではないか、今、ちょうどマジックが始まったところかな、とびっくりする。

 ポスターにあるように、「日本一のイカサマ手品師」と自称する「ブラボー中谷」は「秋田県」では有名な人で、秋田弁の語りを交えたマジックショーはユーモアたっぷりでなかなか面白い。

(その3に続く)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ★旧大曲市藤木・旧仙南村金沢... | トップ | ★旧大曲市藤木・旧仙南村金沢... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旧大曲市を往く」カテゴリの最新記事