ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★桜・さくら!!(長野・四ツ屋小・旧千畑南小)

2018年04月30日 | 四季のたより

 今年(H30年)は3月に暖かい日が続いて、桜の開花が早まるだろうと予測されていましたが、その後気温の低い日が訪れたことから、結局は平年並みの開花になりました。先日、我が家の近くを車で走っていたら、遠くに「八乙女山」(「旧中仙町長野」)がピンクに染まっているのが見えたので、是非近くから眺めてみたいと思い、去る4月26日に車で出かけてみました。

 また、「旧千畑町畑屋を往く-2」で見た「旧千畑南小学校」の桜や、「旧大曲市四ツ屋を往く-3」で見た、我が母校の「四ツ屋小学校」の桜はどんなになっているだろうと思って、あわせて車で回ってきましたので、その写真をご覧いただきたいと思います。

 国道105号線、「角館街道」を「大曲」方面から「長野」に向かうと、「道の駅なかせん」のすぐ手前で「斉内川」にかかる橋をわたりますが、その橋のすぐ上流も昔から桜の名所になっております。まずはその眺めをご覧いただきます。

 堤防の上が桜並木になっており、見事に咲きそろっておりました。左側堤防の中ほどが道の駅の裏手に当たります。この並木を東側の田んぼの中から眺めたのが次の写真です。

 

 桜並木がかなりの長さであることがわかります。奥の山は「長野山」です。

 「長野」の街中から「玉川」を渡ると、桜の木はまだ若いですが、両側から道の上まで枝を伸ばして、見事な花のトンネルになっておりました。

 左の看板には「桜アーチ街道」とあります。左手に入る道が写っておりますが、ここが「八乙女山」への入り口です。山への登り口まで車で行きましたが、山へは登らず引き返してきました。「大曲」方面へ戻る途中、一望できるところで「八乙女山」を写真に収めました。

 

 右の小高いところが東屋のある山の頂上です。頂上の左側(西側)一帯にもこんなに桜が植えられていることは知りませんでした。全山桜色で、遠くからでも目立つわけです。

 

 田んぼの向こうに「玉川」の堤防が見えます。堤防奥の川原に生い茂る木々はようやく新葉が出そろったところで、やさしい色合いを見せております。さらにその奥にある対岸の杉林は、山の桜を引き立てるように立ち並んでいます。

 次に「四ツ屋小学校」の校庭に立ち寄りました。小学生の時にもあった桜の老木が、今も見事な花を咲かせていました。

 

 反対側から見た桜です。

 桜の木の手前、私が立っている辺りのすぐ右手が昔の正門があったところです。今の正門は桜の奥、石碑の手前にあります。

 ついでに、といっても少し遠出しなければなりませんが、「千畑南小学校」の跡地まで足を伸ばしてみました。現在は「美郷町歴史民俗資料館」、体育館、「佐々木毅記念室」などになっておりますが、かつての校庭の回りに植えられた桜です。

 

 歴史を感じさせる桜の老木が立ち並び、美しい花を咲かせております。青い看板の立つところが入り口です。

 旧グランドの東側に並ぶ桜です。

 かつてのグランドには東屋が建ち、町民の憩いの場として整備されています。

 ところで、青い看板のある現在の入り口が小学校当時の正門だったのだろうと思っていましたが、帰り際に、その入り口とは別の場所に二つの石柱を見つけました。

 

 歩道際のフェンスで見逃してしまいそうですが、てっぺんに丸い石をのせた石柱が二つあります。近寄ってみると、右の石柱に「千畑南小学校」と刻まれており、ここが正門だったようです。改めて石柱の奥を見ると道跡のようになっており、その脇に大きな石碑も建っています。

 学校の校庭には昔からどこにも桜の木が植えられており、校庭の桜は誰の心にも焼き付いていると思います。そんな桜を巡り静かに楽しむこともいいのではないでしょうか。

(終わり)


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