ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★庭木の冬支度

2017年11月20日 | 四季のたより

 「仙北平野」の記事の合間に、「四季のたより」を投稿します。

 今年も雪の季節が近づいてきました。庭木の冬支度をしなければなりませんが、その前に長く伸びている足元の草を片付け、伸び過ぎている枝を刈込む必要があります。11月の中頃、晴れ間を見ながら5日間程かけて作業を行いました。

 片付け、枝の選定を終えて、家の縁の下と小屋に保管してある骨組み用の木(この辺りでは「ナガギ(長木?)」といいます。)や板を運び出し、組んだり打ち付けたりしていきます。

 左側の板を打ち付けたところは、両方とも「ツツジ」の雪囲いをしたところです。

 まず、適当な長さの「ナガギ」を紐でしばって屋根型にしっかり組み上げます。「ナガギ」は、栗だと非常に腐りにくいので何十年も(これは大袈裟ではなく、我が家では昔、稲の稲架掛け(天然乾燥)に使っていたものの一部を今も使っています。)使えますが、重いので持ち運びに難儀します。一方、杉は非常に軽く運び易いですが、腐りやすく5年ほどで使えなくなります。。

 奥の方の「ツツジ」は丈が高くなってしまい、上の方の「ナガギ」を縛ったり板を打ち付けるには、いちいち脚立に上がらなければならないのでなかなか大変です。なお、板は釘で打ち付けましたが、春に抜くことを考えて全部打ち込まないようにします。

 やや右側の木は「イチイ」(この辺りでは「オンコの木」といいます。)です。これも囲うことを考えましたが「ナガギ」を組むのが大変なので、不十分かもしれませんが、細い角材を何本か立てて枝に縛り付け、雪の重みで枝が折れたり曲がったりしないようにしました。左下の地面に這っている木も「イチイ」ですが、建て替える前の家の時、屋根の雪が直接落ちる場所にあって囲いもできず、放っておいたらこんな姿になってしまいました。今も放りっぱなしです。しかし枯れたりはしません。すごい生命力です。

 左は前の写真の「イチイ」、右手前は「五葉松」で、こちらも角材を立て枝に縛りました。

 真ん中の枝を縛り付けた木は、春真っ先に黄色の花を咲かせる「レンギョウ」です。「レンギョウ」は一年のかなり枝を伸ばすので、横に出た枝や高く伸びた枝を剪定し、グルグル巻きにして支柱で支えました。むやみに枝を切ったので来年の花の付きが悪いかもしれません。

 ところで「レンギョウ」の切った枝を捨てておいても枯れることなく、春になると芽が膨らんでくるほど生命力があり、挿し木しても簡単に根を張ります。道路端を「レンギョウ」の垣根にしたいと思って、挿し木した「レンギョウ」を昨年10本ほど植えこみました。冬支度によけいな手間がかかることになるかもしれませんが。

 「レンギョウ」の奥は「ツバキ」。これもかなり樹高が高く、また枝が大きく広がってしまいました。今年、叔父さんが作業小屋を解体し、使っていた鉄パイプの一部をもらい受けたので、そのパイプを使って屋根型の骨組みを作りました。非常に頑丈な骨組みになりましたが、鉄パイプはそれなりに重く、またパイプを固定するクランプを取り付けるのも紐を縛るのと同じ位手間がかかるので、あまり楽にはならないと思いました。ただ、腐らないので夏の間もこのままにしておいていいかもしれません。

 こちらは枝が密集していて板を取り付けることができないので、片側に3本ずつ横に角材を縛り付け、雪の重みを緩和するようにしました。

 庭木の冬支度は終わりましたが、北側にある家と小屋の間二か所に、風を防ぐ柵を作らなければなりません。こちらは支柱は立て終えましたが、板はまだ張り付けていません。また、家の裏に長く伸びた「ススキ」や枯れた「アヤメ」の茎葉、雑草なども片付けたいのですが、根雪になる前に天気のいい日があったらやるか、と気軽に構えています。

 さて、庭の冬支度が何とか終わった直後の1119日、寒波がきて今年の初雪になりました。一夜明けて20日の朝までには20cm以上の大雪になり、庭木はこんな様子になりました。

 重い湿り雪が庭木の上にも降り積もりました。支えがあるので何となく安心感がありますが、一冬のうちにはこの倍以上も降ることがあるので油断できません。といってもこれ以上何をする訳でもありませんが。

 この日の朝は今年初めての雪寄せをしました。根雪はまだ先だと思います。先になって欲しいと思います。


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