ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★錦秋の「岩手・錦秋湖」(その2、終)

2020年11月23日 | 四季のたより

<「錦秋湖」越しに南を望む>

 「錦秋湖」の位置。

「錦秋湖」付近の拡大図。

(以上の地図:国土地理院)

 (「和賀仙人橋」の)すぐ下流側に、並行して古い橋がかかっている。橋を渡り切って、帰りはその橋を歩く。

(1:「和賀仙人橋」から下流を望む)

 奥の山の上の方は白っぽい木々があり、盛りをやや過ぎているようだ。

 渡っている古い橋は、架け替えられる前の橋と思われるが、よく車が通ったものだと思われるくらい狭い。

 先ほど、道の駅から東に向かう時、道の駅のすぐ下に展望所(「2」の場所)があり、何台かの車が停まっていたので、そこから「錦秋湖」を望む。

(2:道の駅下から「錦秋湖」を望む)

 渇水期なので水位はだいぶ低い。

 左手に見える白い建物はダム管理事務所で、ダムサイトはその奥にあるようだ。

 湖の中にある尖がった島は、拡大図の地図にも見える。

 さらに引き返して、湖にかかる橋のたもと、「3」から南を望む。

(3:「錦秋湖」越しに南を望む)

 湖面と二つの山の構図がいい場所だ。逆光だが、日が当たっている斜面、湖畔のススキが輝いている。
 
 見える橋は「北上線」の鉄橋で、列車に乗って紅葉を見るのもいいようだ。その奥の山裾を高速道路が通っており、時折り走る車が見える。

 紅葉がきれいだということは新緑もよいはずだ。湖の水位も上がる新緑の季節にまた来てみたい。

 「ほっとゆだ駅」少し手前の「4」の場所まで戻る。ここは湖畔に下る道があり、ここには湖底に土砂が溜まるのを防ぐ貯砂ダムが築かれている。また、ダム手前一体の湖岸は、野球場やボート練習場などをあわせ持つ広々とした公園になっている。

 公園から引き返し、「4」の地点から「湯田」の街方面を望む。

(4:湖畔から「湯田」の街を望む)

 中央、湖越しの家並が「湯田」の街。標高が少し下がったようで、これまでの景色よりやや緑が多い。

 右端に「北上線」の鉄橋が写る。拡大図の地図を見てわかるように、湖の上で大きくカーブしている珍しい鉄橋である。

 左手奥の山あいに、高速道路の橋が見える。

 この後、「ほっとゆだ駅」前のレストランで昼食を摂ろうとした、非常の混んでいたので入るのを諦め、「横手市山内」にある「道の駅 さんない」で少し遅い昼食を摂り、我が家へ戻る。

 ところで、「秋田県」と「岩手県」の境は南北に「奥羽山脈」が走っているが、「国道107号」が走る県境付近は標高がぐーんと低くなっていて、峠らしい道を通ることなく往来することができる。また、「湯田」は「岩手県」ながら「北上」よりもむしろ「横手」に近い。そんなことから、「湯田」から「横手」の高校生に通って来たり(私の同学年にもいた)、「横手」周辺から「湯田」に湯治に行く(私の祖父母を含め、「仙北」の我が家の近くからも「湯田」に湯治に行く人がいた。子供の頃の私も祖父母の湯治にくっついて行った。)、あるいは農閑期に「湯田」の温泉街に働きに行く人もいたようだ。県は異なっても、「湯田」は「秋田」と様々な交流があったところである。

(終わり)


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