<「和賀仙人橋」から「和賀川」上流を望む>
一昨年(2018年)、妻と「岩手・網張スキー場」のリフトに乗って見た紅葉(以前のブログに掲載)が非常に素晴らしかったので、今年は「網張」のすぐ近くにある「雫石スキー場」のロープウエイに乗って紅葉を満喫したいと思い、晴れ上がった10月20日(火)にまた二人で出かけました。
ところが、スキー場に着いて聞いて見ると、なんと、「ロープウエイは金・土・日しか動いておりません」との答え。仕方がないので、帰りに、昼食がてら、県境岩手県側にある「国見温泉」に立ち寄ってみました。ここは標高がだいぶ高く(「秋田駒ヶ岳」の登山口の一つ)、紅葉は真っ盛りでしたが、色が淡く鮮やかさもいまいちでした。
「今年の紅葉はあまりきれいでないな!」などと妻と話しておりましたが、10月31日(土)は絶好の好天になったので、我が家からそんなに遠くない「岩手県」の「錦秋湖」辺りはどうなっているのだろうと出かけてみました。行ってみると、「錦秋湖」というだけあって見事な紅葉を堪能することができましたので、その様子をご覧いただきたいと思います。
それでは本文に入ります。
まずは「錦秋湖」の位置から。
「錦秋湖」は、「秋田県横手市」と「岩手県北上市」のをつなぐ「国道107号」、「JR北上線」のほぼ中間、「岩手県西和賀町」にあり、「和賀川」を堰き止めて作られた「湯田ダム」のダム湖である。
なお、国道、鉄道と並行して、高速道路の「秋田自動車道」も走る。
「錦秋湖」付近の拡大図である。
(以上の地図:国土地理院)
右手に「湯田ダム」と記載されたところがダムサイトで、その上流に広大な「錦秋湖」が広がる。
「横手」から「国道107号」を走って県境を越え、しばらく行くと「ほっとゆだ駅」がある「湯田」の街並みになる。そこを抜けると、左手「盛岡」、右手「北上」の案内がある丁字路に突き当たるので、そこを右に折れる。
右下に「錦秋湖」を眺めながらまたしばらく車を走らせる。以前、高速道路を走った時立ち寄ったサービスエリア(SA)からの眺めがよかったことを思い出し、そこに行けないかと思いながら(その時は、高速道路のSAには一般道から入れないことに思い至らなかった)、走っていると、案内板の立つ分かれ道があり(「3」の場所)、その先は大きな橋が架かっていて、湖の対岸へ向かっている。
その橋を渡って少し行くと集落があり、集落のすぐ上を高速道路が走っている。手元のロートマップ(私の車はカーナビがない)を広げると、この辺りの湖畔にSAがあるので、山道を湖畔の方に向かって登っていくも、温泉施設のような一軒の建物があるだけなので、そこから引き返す。帰ってから調べてみると、SAのすぐ東隣にある温泉施設だったようだ。
同じ道を引き返し、せっかくなので「北上線」の駅(「0」の場所)に立ち寄ってみる。
(0:「ゆだ錦秋湖駅」前の紅葉樹)
駅舎のすぐそばにある「モミジ」。「錦秋湖」の辺りの紅葉な今年も鮮やかな色合いである。日射しを受けて輝くようだ。
無人駅の駅舎は小さいが、小ぎれいな建物である。ホームに出てみる。
(0:「ゆだ錦秋湖駅」のホーム)
ホームに「ワンマン」の看板とミラーが設置されている。山あいのひっそりした駅。
この辺り集落は湖面よりだいぶ高い所にあるので、水没せずに残ったのだろう。ただ、かつての鉄道は湖の方を走っていたようで、ここの人たちはかなり下って行って鉄道を利用したと想像される。
湖面にかかる大きな橋を渡り返す。ここから眺める紅葉は素晴らしい。橋上やたもとでカメラをかまえている人が何人かいる。私も帰りにこの辺で写真を撮ろうと思いながら国道まで引き返し、また東に向かう。
しばらく行くと「道の駅 錦秋湖」がある。駐車場に向かうと、紅葉真っ盛りの土曜日ということもあって、通路まで車があふれている。隅っこにようやくスペースを見つけ車から降りる。駐車場の上の方に展望所があるようだが、私は足の調子がよくないので、そこまで登らず、また、施設の中は人がいっぱいなので、パンフレットを手にしただけで車に引き返す。
また、国道に出てさらに東に向かう。ここからはカーブの多い急な下り坂で、トンネルを二つ抜けると「北上市」の案内板が立つ。ダム下流の「和賀川」にかかる「和賀仙人橋」(「1」の場所)を越える。橋付近の川沿いには工場のような大きなが何棟も見える。
橋を越えてさらに行くと、道沿いに大きな集落が現れる。さらに車を走らせ、道の奥に平野部が見えてきた辺り(拡大図右端の「岩沢駅」付近)で引き返すことにする。
「和賀仙人駅」に立ち寄る。山の麓にある駅舎は、「ゆだ錦秋湖駅」と同じく小さくて、まだ新しい。「仙人」は地名だが、仙人が住むような趣のあるところでもある。
「和賀仙人橋」の西たもとに車を停め、橋を歩いて渡り返す。
(1:「和賀仙人橋」から上流を望む)
ダムサイトすぐ下流の「和賀川」の流れである。川筋に沿ってだいぶ強い風が吹いている。緑色の葉も混じるが紅葉のちょうど見頃である。私たちばかりでなく、カメラを持った人が何人か歩いている。
(その2に続く)
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