●歩いた所:大荒巻・王野田・荒巻・住吉・表木・日吉・清水・鶴田(以上「横堀」)
高倉・荒屋敷・館腰・沖田・中村(以上「旧太田町駒場」)
●歩いた位置
●歩いた足跡(ログ)(道のり:7.8km)
(以上の地図:国土地理院)
今回は、以前投稿した「旧太田町横沢を往くー1」のすぐ南側を歩いた記事です。歩いた範囲は、「旧仙北町」と「旧太田町」の境に当たるところですが、拾い上げた字地名は「旧仙北町横堀」の方が多いので、こちらをタイトルにしました。
歩く時は、プリントアウトした地図を持って行きますが、その地図には旧市町村境は記載されておりません。気ままに歩き回りますので、帰ってから改めて地名などを調べて、はじめて二つの旧町村にまたがって歩いていたことに気づくこともあります。
昨年の夏は連日暑い日が続き、出かけるのをしばらく中断しておりましたが、久しぶりにやや涼しい気温の日が訪れたので出かけたものです。
それでは本文に入ります。
「大仙市」の「四ツ屋」から「旧太田町」へ向かう広い農道を東に進むと、「窪堰川」が農道にぐっと接近して流れているところがある。ここは「旧太田町駒場」の「高倉」で、そこの十字路傍らのあぜ道に車を置いてスタート。
まず南に進む。少し進むと、ログ地図には記入されていないが「大荒巻」である。ここから「旧仙北町横堀」に入る。余談だが、この辺りには、「大荒巻」、「荒巻」、「小荒巻」の地名が連なっている。「地名へのいざない」によると、「荒巻」は「川口川」(ログ地図の下方の川)の急流の場所とある。
さらに進むと、丁字路に出、その脇に「斎藤商店」と大きな看板を掲げた店がある。その角を右折して西に向かう。やがてバス停があり、その手前で振り返ってカメラを向ける。
📷001:「王野田」の道
道路沿いに二本の水路が走っている。8月の下旬で、田んぼは落水の時期にさしかかっているので水はほとんど流れていない。
水路に挟まれた細長いところに、「すもも」と思われる木が並木のように植えられていた。まだ小さいが実をつけている木もある。道路や水路脇に植えられた実のなる木を見ると、なぜかほっとした気持ちにさせられる。景観のアクセントにもなり、木の成長が楽しみである。
バス停の案内板には「王野田」と書かれている。そこを南に折れて進み進む。やがて大きくカーブしている道の右側に小さな社が、少し進んで左側にやや大きな社がある。大きい方の社のそばに、真新しい「荒巻会館」が建つ。
さらに進んで、十字路を左の曲がり、東へ向かうと、南北に走る広い広域農道に突き当たる。
📷002:「住吉」の道角
突き当たりの道脇に「菅江真澄の道」の標柱がある。古跡らしいものが見当たらないこの場所に、なぜ「真澄」が訪れたのかと思い、標柱の文字を読むと、「善正という字地あり、今六郷に在る善證寺の在りし地といえり」とある。古い土地柄なのだろう。
標柱の奥になにやら怪しげな建物がある。壁に「ちょことあしぶみ館」、立て板に「健康」、「登山」、「霞浴」の文字。「霞浴」ってなんだ?。サウナのこと?。「霞」にはかん酒の湯気の意味もあるようなので、酒を入れた風呂のこと?。「お休み処」とも書かれているのでドライブインだったのだろう。閉店してだいぶ時が経つように見えるが、屋根下の時計は動いているようで、写真の撮影時刻と一致している。
広域農道を南に少し進んでから、また東に向かう。この辺はすぐ南を「川口川」が流れている。川沿いには木々が連なっているので、高いところから「仙北平野」を眺めてもよく目立つ。
(その2に続く)
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