ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

旧大曲市四ツ屋を往く―1(その2)

2016年12月01日 | 旧大曲市を往く

●歩いた日:2016428日(木)

●歩いた所:大村、上野、横張田、関根、上谷地、堅田、中谷地、花園(後の二つは旧仙北町高梨)

●歩いたログ(道のり:7.8km

(地図:国土地理院)

 📷003:「上野」の水路

 床屋さんまでは何度も来ていたが、ここ「上野」の道を歩くのは初めてである。もっとも、小中学生の頃は、親しい友達のところに遊びにでも行かない限り、ほかの集落に行くことはなかった。道を歩いて行くと、道路脇に水路が4本も並んでいるので、驚いてカメラを向ける。

 右側2本の水路は水が流れていないが、どうして4本も水路を残しておかなければならないのだろうか。水路の高さをみても用水と排水に分かれているようにもみえない。上流では離れていた水路が、ここで急に接近しただけなのであろうか。

 しかし、4本の水路に水がなみなみと流れると、桜の木ともあいまっていい風情になるかもしれない。写真を撮った場所は、この水路の奥にある家の前であるが、この家は、橋を四つ渡らなければ出入りができない。

📷004:「上野」の水路2

  前の写真からほんの少し歩いたところで、もう一度水路の写真。

  ここは水路が3本である。ログの地図に描かれているように、写真の家の西側にも水路が通っており、その水路が3本の水路と接近して、4本になっているようだ。

 この家へ入る道にも、丁字路を東西に走る道路にも三つの石橋がかかっている。それにしても珍しい眺めである。

 📷005:「窪堰川」の段丘2

 前の写真に写る丁字路を一旦左に折れて進み、変電所の手前で引き返して「窪関川」の橋のたもとで、再び段丘の写真を撮る。 

 左端が「窪堰川」、写真中央付近の白い家は、📷001で写っていた家である。わかりにくいが、その家の手前を河岸段丘が走っている。今は立派なこの水田は、昔の「窪堰川」の氾濫原で、湿地を拓いたところであろう。 

 ところで、この辺りは、川の西側も東側も「横張田」という字(アザ)名である。冒頭のS23年の航空写真でわかるように、当時の「窪関川」はもっと東を流れており、改修前は地続きになっている。

📷006:「上谷地」の四つ角

「窪関川」の橋を越えて東に真っすぐ進むと丁字路に突き当たる。ここを左折していったん北へ進む。少し広い道に出たところで引返して、「上谷地」の集落へ向かう。 

 集落へ入ってまもなく、道端に「田神」の石碑がある。この石碑を見るのは2度目である。さらに進むと道が二手に分かれている。右の道が、大きく曲がって、道端に墓地や古木があることから、古い道であることがわかるので、そちらへ進む。家々の間を抜け、四つ角に出て振り返ったのがこの写真。

 手前の大きな木の下に小道があるので、様子を見に行こうとしたが、右端の小屋のところで犬(木の下にかろうじて写っているあかぶちの犬)が盛んに吠えるので止めにした。

(その3に続く)

 


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