ふるさと!-秋田仙北平野を歩く-

ふるさと秋田の「仙北平野」をくまなく巡り歩き、その写真とエッセイを掲載します。

★旧六郷町六郷東根を往く-1(その3)

2019年12月10日 | 旧六郷町を往く

<「六郷東根上田の尻」の風景>

●歩いた日:2019年11月13日(水)

●歩いた所

 ・六郷東根:東紀の国、南紀の国、下中村、上中村、鎧ケ崎、上田の尻、下田の尻、一ツ屋、蛇沢

●歩いたログ(足跡)(道のり7.6km)

(以上の地図:国土地理院)

 (📷006の)丁字路から東に向かう。少し進んだところで北東方向を望む。

(「上中村」方面を望む)

 左手の建物は、📷005の地点からずっと見えていた。その右隣にも校舎のような建物があり、かつての「六郷東根小学校」である。調べると、「六郷東根小学校」はH22年に閉校になり、現在、児童は「六郷」の街中にある「六郷小学校」にスクールバスで通っているようだ。手前に見える擁壁は、ログ地図にも水色で記入されているプールのようだ。

 奥に「真昼岳」が望まれる。

 さらに進む。ログ地図に神社のマークがあるので見回すと、道右手、こんもり茂る木立の脇に背を向けた小さな社がある。参道は向こう(南)側にある。

 やがて十字路に至る。そこから東を望むと「東山」の麓を走る農道、「みずほの里ロード」が見える。十字路から南に向かう。少し進んだところで振り返る。

📷007:「上田の尻」の道

 道は緩くカーブしており、昔からのメイン道路と思われる。奥の丸い道路標識が立つところに左手からこの道に出、手前に来たところ。この辺りは「上田の尻」である。

 道左手に、かつては茅葺だったと思われる大きな屋根の家が建つ。その手前の道脇が昔の道跡のような空地になっている。カーブを改修した名残だろう。

 広い敷地と屋敷林を持つ家が点在する道を南に進む。Y字路のような道角で振り返る。

📷008:「上田の尻」の風景

 道角の向こうに紅葉した大木がどーんとそびえ立つ。その一画は生垣で囲まれており、何か由緒のある木だろうか。

 ところで、歩いている途中に気付いたことだが、この辺りは屋敷に池を持つ家があちこちに見られる。「東山」の麓に位置しているので、沢水や湧水に恵まれていることが伺える。

 大きな屋敷が点在する道をさらに南に進むと「下田の尻」である。続けて、十字路を突っ切ると「一ツ屋」に入る。両側の展望が開けたところで西の方を望むと、目を引く松の木が見える。

📷009:「一ツ屋」の風景

 典型的な?笠松である。その脇の、こんもりと高い所に神社が建つ。きれいに刈り込まれたドウダンツツジは、境内を囲っている垣根だろうか。紅葉して見事な色合いである。

 余談になるが、ここの地名「一ツ屋」である。「地名への・・・」をひもとくと、地名としては「一ツ屋」から「八ツ屋」まであるという。集落の起源となった家(開拓小屋?)の軒数である。ちなみに、私が通った小学校は「四ツ屋小学校」で、我が家の近くには「二ツ屋」の地名がある。

(その4に続く)


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