8月の炎天下、兄弟、甥っ子と熊本の人吉へ旅立ちます。
列車は、水戸岡鋭治氏が熊本復興のために作った、
2017年3月4日デビューの観光列車特急「かわせみ やませみ」。
1号車「翡翠(かわせみ)」は、群青色。
2号車「山翡翠(やませみ)」は、深緑色。
●列車名の由来●
四方を深い山々に囲まれた人吉盆地
その昔、船道を造るのも苦難を極めた球磨川。
人の往来も厳しい時代に自由に
旅をしていたであろう球磨川流域に棲む
野鳥の名を取り入れました。
人吉橋を駆け抜けると
左側に、創業時の姿を残した【国登録有形文化財】の宿「人吉旅館」が見えてきました。
玄関の佇まいは老舗の品格があります。
球磨川を眼下に見下ろすことができ、
川のせせらぎを聞きながらのんびりと過ごすことができます。
昔ながらの旅館で趣があります。
窓の外には「くま川下り」の和船が走っています。
熟練の船頭が急流を漕ぎ分け操作します。
人吉旅館の湯は、源泉掛け流しの天然温泉は、とろみ感のある美人の湯です。
浴槽の深さが80cm、たっぷりのお湯を木のベンチに座りながら湯浴みできます。
弟が選んだ人吉の銘酒「繊月酒造」の「純米焼酎 川辺」をいただきます。
こちらの郷土料理のメインは、鮎づくし。
鮎のお造り
馬刺し
鮎の塩焼きは「蓼酢(たです)」でいただきます。
〔※蓼酢とは、タデの葉をすりつぶし、酢とだしをまぜたものです。〕
蓮根饅頭、湯葉餡かけ
蒸気機関車の絵柄が入った「タジン鍋」。
〔※食材の水分で蒸すことができる鍋です。〕
黒豚を茶しゃぶでしゃぶしゃぶ。
人吉つぼん汁
〔※球磨(くま)地方の郷土料理で、鶏肉・にんじん・ごぼう・豆腐・かまぼこなどを
いりこのだし汁で煮て、しょうゆなどで調味した具だくさんの汁物です。
◇「つぼん」とは、「壷の」の意。深いふたつきの壷を用いて作られます。〕
朝食は、青竹を編んだふたから食材が透けて見え、食欲をそそります。
かご盛りの中には、小鉢が勢揃い。
旅館の前で女将さんから記念に撮ってもらいます。
「人吉温泉物産館」のお土産売り場で、弟が「山女魚の甘露煮」をしげしげと眺めています。
これは!ヤマメじゃなく『アマゴの甘露煮』ですね〜と、あばさんに力説しています。
それもそのはず、ヤマメ渓流釣り歴37年の大ベテランですからね。
自転車を返して、人吉発の一番列車「かわせみ やませみ2号車」に乗ります。
背景の山肌に映えて、「やませみ」の色がいい色に。
帰りに、「球磨の四季彩弁当と郷土料理つぼん汁セツ卜 ¥1300」を求めます。
(※土日祝日限定で2号車からの販売です。)
テーマは「地元で採れた旬の食材で作るおばちゃん達の愛情弁当」です。
旅のお土産に弟・甥っ子の「つれあい」に買っていきましょ。
美味しかったのでしょうか?
途中、近代化遺産に認定されている「一勝地駅」で、停車してくれます。
一勝地駅は文字どおり縁起の良い駅名で、
受験シーズンには合格祈願の受験生たちがお守りがわりに駅名入りの入場券を買い求めます。
お守り型の「入場券」や、すべり防止砂「砂ita(さいた)」は、
受験生やスポーツ選手の「必勝祈願」のお守りとして人気を集めています。
アテンダントの方が、気軽に写真を撮らせてくれます。
ありがとうございます。
停車中、鹿児島県吉松を結ぶ「いさぶろう・しんぺい号」が目の前を通り過ぎていきます。
晴れ渡ったこの日、みどりも映えサイクルマンが手を降ってくれます。
「やませみ」の車内の壁は、群青色にほどこされ、これもまたいい色合いです。
熊本に向かう子供用の椅子は、静かさそのものです。
そろそろ球磨川とも分かれ、旅の終わりが近づいています。
途中八代駅には、人吉に向かう「SL人吉」が停車しています。
こちらのアテンダントさんも車内の人も、手を降ってくれています。
八代の「妙見祭」祭の絵柄が大きく飾られています。
熊本駅に到着しました、もうチョツトゆっくり帰りたかったけれど・・・
弟、甥と熊本駅で別れます。
さて、時間もあるし熊本城下にでも行きましょうか。
明日は、楽しみな又おいに会いに「菊池渓谷温泉 岩藏」に向かいます。
お!わ!り!
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