ひとり ときどき ふたり旅 さんぽ

②特急「かわせみやませみ」 人吉ぶらり 3人旅 上村うなぎのたれ 中編

8月の炎天下、兄弟、甥っ子と熊本の人吉へ旅立ちます。

列車は、水戸岡鋭治氏が熊本復興のために作った、

2017年3月4日デビューの観光列車特急「かわせみ やませみ」。

 

1号車「翡翠(かわせみ)」は、群青色。

2号車「山翡翠(やませみ)」は、深緑色。

●列車名の由来●
四方を深い山々に囲まれた人吉盆地
その昔、船道を造るのも苦難を極めた球磨川。
人の往来も厳しい時代に自由に
旅をしていたであろう球磨川流域に棲む
野鳥の名を取り入れました。


あっという間の92分の列車旅。

さて、人吉駅で降りると駅前に目を引くものがふたつあります。

ひとつは、人吉城をモチーフにしたからくり時計。

人吉城のお殿様が城下見物をするシーンが、コミカルに動きます。

民謡「球磨の六調子」にのせて展開される、からくり時計です。

 

そしてもうひとつは、「汽車弁当 人吉駅弁」と 看板をかかげたレ卜ロな建物です。

「汽車弁当」だなんて、なんと旅情を誘いますねえ〜

 

そう、人吉には九州を代表する名物駅弁「栗めし」があります。

栗の形をした弁当箱に、ごろっと入った6個の大きな栗が食をそそります。

 

もうひとつは、「鮎寿司」こちらを買ってみます。

青竹の弁当箱の中は、酢でしめた鮎がのった押し寿司です。

頭から尻尾まで、全て完食することができます。

 

明治44年の建設当初の姿に復原した「人吉機関車庫」。

今も現役の石造機関庫としては国内唯一。

地元の石工たちが球磨地方の石材を生かして作り上げた、

重厚な佇まい。入り口の3連アーチがシンボルです。


さて、予約しておいた「くま川鉄道(株)」のレンタサイクルに乗って、

こぎこぎ人吉の街を巡ってみます。

使用料金は1000円、500円を追加すれば、返還場所に乗り捨てOKです。


駅からほど近く、「国宝 青井阿蘇神社」に寄ってみます。

 

鳥居の前には、ハスがびっしりと茂り、一服の清涼剤です。

 

806年創建、1200年以上の歴史を誇り、桃山風建築様式を今にも伝える国宝です。

 

男3人勢揃い

 

お昼は、人吉で有名な創業100年の老舗うなぎ屋「上村うなぎ」に寄ってみます。

 

開店時間30分前に伺いましたが、すでに行列です。

 

店頭で漂う香り 、焼き上がりを待つ時間もごちそうです。

 

うなぎの寝床のように、奥の奥の個室に案内されます。

 

まずは、「うざく」、量が多くて驚きます。

 

こちらも甘辛い「キモ」を頼みます。

 

注文してからさばいて焼く本格派ですが、値段はリーズナブルです。うな重大(¥2,700)

 

 

大中小ありますが、違いはうなぎの数だけで、ご飯の量は一緒のようです。

 

 

ふたを開けると、今までに見たことのない盛り方で主張しています。

 

大は、驚くことに上の鰻を食べると、ご飯の下からも鰻があらわれます。

 

秘伝のタレは甘く旨く、鰻は南九州産の肉厚で食べ応えがあり絶品です。

関東焼きの蒸して柔らかくしていないので、鰻を食べた感があります。

 

帰りには、ほねせん買ってと。

 

1時間ほどゆっくりして、青のれんをはたくと。

 

並んでます、このとおり。途切れなく人が集まってきます。

店の間口は狭いのですが、奥に長い長い造りになっています。

 

ひだり隣の 「しらいし うなぎ屋」さんは何故か閑散としています。

 

おなかもいっぱい、自転車こぎながら温泉に向かいます。

 

球磨川大橋を渡ると左側に「多門櫓・長堀・角櫓」が見え、

その姿は美しく魅入ってしまいます。

 

その奥には、小京都人吉のシンボル「日本百名城 人吉城跡」があります。

 


最初に同かったお風呂は、「堤温泉」。

隣には「繊月酒造」の焼酎蔵があります。

 

橋の手前の「新温泉」よりも古い大正時代からある共同浴場です。

「新温泉」と同じような大きな三角屋根が印象的です。

 

レ卜ロな外観に思わずテンションが上がります。

 

さっそく中に入ると、番台は無人です。

と、いうか、人の代わりにモニターが置かれています。

モニターには番台の様子が映し出され、防犯カメラみたいなカメラが

番台を常時撮影しています。

 無人だけど、見張らている感満載な無人番台です。

 

入浴料200円(10時~)を料金箱に中に入れます。

脱衣所にはロッカーなんかはなく、

常連客の石鹼やタオルが入った洗面桶とかが、整然と並んでいます。


浴室の引き戸の向こうには、激渋な世界が広がっています。

湯船が真ん中にドンとひとつ、ふたつに仕切られていて、

掛け流しの湯が注がれている湯船は普通の深さで、その先の湯船は浅めです。


湯は無色透明の単純温泉、ちょっと熱めの湯の刺激が心地よく感じます。

しかし、外は炎天下、湯が熱く感じます。

 

この空間が現代の時間と切り離された感じがするんですね。

せわしない時間の外にいるような感じがとても心地良いですね〜

※おすすめの湯は
  「鶴亀温泉」14時~ 300円
  「新温泉」13時~ 300円
  「元湯温泉」6時~12時、15時~ 200円

 

風呂上がりは汗はひかず、時期が悪すぎます8月中旬のこの暑さ

「甘味処 なかや」に寄って、かき氷を食べに向かいます。

 

定番の宇治抹茶とコバルトアイスに似た◯◯。

 

あと2件(元湯温泉と鶴亀温泉)行きたかったけれど、この暑さの中、

2人は疲れ果てているようで、宿に向かうことにします。

つ!づ!く!


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「かわせみやませみ」人吉ぶらり 前編 !

「かわせみやませみ」人吉ぶらり 中編 !

「かわせみやませみ」人吉ぶらり 後編 !


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