ふるさとから送られてくる花便り 7通目です。
ふるさとの路地に咲く可憐な草花と風物
なにげない草花 よ~くよ~く見ると 形や色が綺麗ですね。
見せてください ふるさとを……
梅雨のころに、嬉しいことにふるさとの甥っ子が上京してきます。
としはまだ23才、私と33才 離れています。
久しぶりに、下町の銭湯に浸かると、「背中流すよ ! 」と言ってくれます。
私は、背を向け、嬉しいやら、恥ずかしいやら、 小さかった甥っ子が、頼もしく見えてきました。
甥っ子が遊んだ思い出の地、上野不忍池の蓮の花を見ながら歩きます。
上野駅の中央改札口で別れ、北千住で買い求めた駅弁を渡します。
甥っ子は、2011年に訪れた南三陸の町並みと子供たちに逢いに、仙台に向かいます。
後ろを振り向きつつ、胸を張って、私に手を振ります。
箱根の日帰り旅の帰り、私が甥っ子の年の頃よく通った 「洋食屋アカシア」に連れて行きます。
店の佇まいも変わらず、甥っ子を見ながら、23歳のころの自分を想いおこします。
明日は帰るとのこと、ふるさとさんへ、箱根・浅草のお土産ゆだねます。