テス君の部屋

観光、旅先での風景や印象に残った事・日常の事などをできる限り写真を付けて気ままに書いていきたいと思っています。

”文学座” №10

2007年09月01日 | 文学座
第22作品目は”五番町夕霧楼”(75年3月10日 大阪厚生年金中ホール)
水上勉・作 木村光一・演出
出演者・太地喜和子・菅野忠彦・北村和夫・川辺久造・金内喜久夫・宮崎和命・
    矢吹寿子・林秀樹ほか。
この作品のパンフレットは、なぜか持っていない?。

第23作品目は”欲望という名の電車”(75年8月22日 大阪サンケイホール)
テネシー・ウイリアムズ・作(鳴海四郎=訳) 木村光一・演出
出演者・杉村春子(ブランチ・デュボア)・松下砂稚子(ステラ・コワルスキー)
    北村和夫(スタンレー・コワルスキー)・門岳五郎(ハロルド・ミッチェル)
    矢吹寿子(ユニス・ハベル)・下川辰平(スチーブ・ハベル)
    塩島昭彦(パブロ・ゴンザレス)・川畑佳子(黒人女)・飯沼慧(医師)
    赤司まり子(看護婦)・佐久間定幸(集金人の男)・上野ひろ美(メキシコ女)
なお他にダブルキャストとして、高原駿雄・山中貞則・萩生田千津子・宮崎和命・
若井俊治・井上孝・藤堂陽子が出演されている。

この作品も”女の一生の布引けい”と並ぶブランチの役は杉村春子さんの代表作である。
”欲望という名の電車”は、1953年3月19日から4月20日にかけて文学座に
よって初演されている。
初演以来、ブランチとスタンレーは杉村春子さんと北村和夫さんが演じ続けている。
なお、ハロルド・ミッチェルの役は芥川比呂志・仲谷昇・高橋幸治・細川俊之さんが
演じられている。また、小川真由美さん、岸田森さん、石立鉄男さんも一時期出演されている。

第24作品目は、”鬼灯”摂津守の叛乱(75年11月28日 神戸文化中ホール)
司馬遼太郎・作 岩村久雄・演出
出演者・高橋悦史(荒木摂津守村重)・杉村春子(村重の妻=安見野)
    倉野章子(村重の愛妾=瑠璃葉)・川辺久造(羽柴秀吉)・西岡徳美(高山右近)
他に、山本道子・飯沼慧・矢吹寿子・鵜沢秀行・山中貞則・上野ひろ美・神保共子・赤司まり子
斉藤みどり・本郷光子・坂部文昭・若井俊治・伊藤秀樹・龍岡晋・坂口芳貞・三津田健さん。

つづく

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”文学座” №9

2007年08月11日 | 文学座
第19作品目は、”ドン・ジュアン”(74年5月7日 大阪毎日ホール)
第20作品目も ”ドン・ジュアン”(74年5月16日 大阪サンケイホール)
このお芝居も2回観ています。
モリエール・作(訳・鈴木力衛)
加藤新吉 ・演出
出演者は、江守徹(ドン・ジュアン)・金内喜久夫(スガナレル)・倉野章子(エルヴィール)・
太地喜和子(シャルロット)・三宅康夫(ギュスマン)・神保共子(マチュリーヌ)・
石川徹郎(ドン・カルロス)・小林勝也(ドン・アルロス)・川辺久造(ドン・ルイ)
坂口芳貞(フランシスク)他に、冷泉公裕・塩島昭彦・菅野忠彦・大江夏生・柴田徹・
滝村千栄子・龍岡晋・渡辺督子さん。
ちなみに、江守徹さんはモリエールを文字って芸名をつけている。

第21作品目は、”怪談 牡丹燈籠”(74年9月26日 大阪サンケイホール)
原作・三遊亭円朝
脚色・大西信行
演出・戌井市郎
出演者は、高橋悦史・杉村春子・西岡徳美(現・徳馬)・川辺久造・二宮さよ子・稲野和子・
塩島昭彦・三浦真弓・萩生田千津子・矢吹寿子・三津田健・坂部文昭・若井俊治・山本道子・
伊藤秀樹そして加藤武さん。
このお芝居は、公演期間によってダブルキャストが組まれている。

つづく



”文学座” №8

2007年08月10日 | 文学座
第17作品目は、”女の一生”(73年11月29日 大阪毎日ホール)
この作品はなんと言っても杉村春子さんの代表作の一つです。
森本薫・作(戌井市郎補訂) 
戌井市郎・演出
私が観劇したのは、
杉村春子(布引けい)・北村和夫(堤栄二)・菅野忠彦(堤伸太郎)・新橋耐子(堤総子)・
神保共子(堤ふみ)・倉野章子(堤知栄)・田代信子(堤しず)・三津田健(堤章介)
が演じられていた。

この作品の初演は、東京東横映画劇場にて昭和20年4月11日~4月16日まで。
演出は久保田万太郎、布引けい(杉村春子)・堤しず(賀原夏子)・伸太郎(宮口精二)・
栄二(中村伸郎)・総子(梅香ふみ子)・ふみ(菅文代)・章介(三津田健)・
知栄(新田瑛子)さんで演じられた。
その後も、森本薫追悼公演として、昭和21年11月30日~12月16日まで
京都・大阪・名古屋で公演
昭和22年6月30日~7月13日にかけて九州地方公演。
昭和22年8月2日~15日、初の東京三越劇場進出(森本薫追悼公演として)。
この舞台は22年度の都民劇場新劇コンクール第一位に入選。
杉村春子さんは布引けいの演技で昭和22年度の、戦後初めて復活した第一回の
芸術院賞を受賞されている(公演パンフレットより)。

杉村春子さんの初舞台は、築地小劇場の試験にパスして、研究生として舞台に立った
昭和2年4月の第61回公演の”何が彼女をそうさせたか”の天使園のオルガン弾きであった。

第18作品目は、”花咲くチェリー”(74年3月19日 大阪毎日ホール)
ロバート・ボルト 作(訳・木村光一)
演出・長岡輝子
出演者は、北村和夫・北城真記子・角野卓造・玉井碧・門岳五郎・新橋耐子・宮崎和命さん。

つづく


”文学座” №7

2007年07月16日 | 文学座
第15作品目は、”七本の色鉛筆”(73年4月12日 大阪毎日ホール)
矢代静一・作 戌井市郎・演出
出演者は、小沢栄太郎(客演・喜多)・浦川麗子・松下砂稚子・矢吹寿子・稲野和子・吉野佳子・
宇都宮雅代(文代)・三浦真弓・荒木道子・高橋悦史(田所)・村野武範・高原駿雄・
天野美保子(子役・劇団ひまわり)

簡単にあらすじを言いますと、
大学教授の喜多には七人の娘がいる。さて今日は七人姉妹の母の初七日の日です。
喜多家な座敷では、母の思い出話や、互いの近状報告やらでにぎやかな座です。
そんな処に長く家を留守にして、この日のために帰ってきた文代(六女)が、
実は、文代と巴絵の双生児は喜多の実の子供ではなく、母が終戦直前のある日、
田所という学生との間にできた子供だったと言い出します。
しかも、文代は偶然にもその田所と知り合い、父とは知らず一人の男として愛してしまっていたのでした・・・

第16作品目は、”おさい権三”(73年6月22日 大阪毎日ホール)
水木洋子・作(近松門左衛門「鑓の権三重帷子」より) 演出・戌井市郎
出演者は、杉村春子(おさい)・菅野忠彦・宇都宮雅代・神保共子・三津田健・北村和夫・
江守徹(権三)・荒木道子・二宮さよ子・小瀬格・坂部文昭・田代信子さん等

つづく

”文学座” №6

2007年07月16日 | 文学座
第13作品目は、”ふるあめりかに袖はぬらさじ”(72年12月15日 大阪毎日ホール)
有吉佐和子作 戌井市郎演出
出演者は、杉村春子・二宮さよ子・大出俊・松枝錦治・小沢栄太郎(客演)・加藤武・田代信子・河村祐三子・大井文子・吉沢千寿子・山本道子・西岡徳美(現・徳馬)・坂部文昭・清水幹生・高原俊雄・三津田健・堀絢子(客演)・吉野佳子・服部妙子・三浦真弓・南一恵さん等。

第14作品目は、”飢餓海峡”(73年1月19日 大阪毎日ホール)
この作品も、文学座創立35周年記念公演の一つ。
水上勉作 木村光一演出
出演者は、高橋悦史(樽見京一郎)・太地喜和子(杉戸八重)矢吹寿子・荒木道子・坂口芳貞・金内喜久夫・八木昌子・角野卓造さん等。

文学座創立35周年記念公演として上演されたのは、
「聖グレゴリーの殉教」「華岡青洲の妻] 「沈氏の日本夫人」「飢餓海峡」「にごりえ」の五本。

つづく

”文学座” №5

2007年07月04日 | 文学座
第10作品目は、”華岡青洲の妻”(72年3月24日 大阪毎日ホール)
有吉佐和子・作 戌井市郎・演出
北村和夫(華岡青洲)・杉村春子(於継=青洲の母)・矢吹寿子(於勝=青洲の妹)
稲野和子/本山可久子(於陸=青洲の妹)・新橋耐子/渡辺美佐子(加恵=青洲の妻)
他に、田代信子・三津田健・大出俊・高木武彦・小瀬格・尾崎友美・龍岡晋・三宅康夫・
飯沼慧・高原駿雄が出演されている。
なおこの作品も、文学座創立35周年記念公演として上演されている。
また、この作品は映画、テレビでも取り上げられているし原作本はベストセラーになっている。

第11作品目は、”ロミオとジュリエット”(72年6月1日 大阪毎日ホール)
シェイクスピア・作 木村光一・演出(小田島雄志訳)
文学座シェイクスピア・フェスティバルとして文学座アトリエ公演として上演された。
この作品だけが文学座のアトリエ以外で公演されている。
他の作品は、”トロイラスとクレシダ”と”ハムレット”の2作品である。
出演者は、ロミオ(西岡徳美=現・徳馬)・ジュリエット(太地喜和子)他に村野武範さんがティボルトを演じられている。
最近はTVでは刑事役などが多い西岡徳馬さんも若い時は”ロミオ”を演じられているんですよ。

”ロミオとジュリエット”の舞台は他にも2作品を鑑賞してます。
劇団”雲”(70年7月3日 大阪毎日ホール)
ロミオを有川博さん、ジュリエットは松本留美さんが演じられていた。
もう一回は、俳優座の公演(81年2月18日 大阪厚生年金中ホール)で
ロミオは礒部勉さん、香野百合子さんがジュリエットを演じられている。

第12作品目は、”沈氏の日本夫人”(72年8月23日 大阪毎日ホール)
飯沢匡・作演出
出演者は、杉村春子・北村和夫・江守徹・菅野忠彦・三浦真弓・三津田健・荒木道子・
新橋耐子・高井章子・尾崎友美・田代信子・神保共子・加藤武・矢吹寿子・坂部文昭・
龍岡晋・飯沼慧・宮崎和命・高原駿雄・堀絢子(客演)
この作品も、文学座35周年記念公演の一つです。

文学座の歴史:昭和12年9月、岩田豊雄・岸田国士・久保田万太郎の発起で結成され、
翌年3月25日、その第一回公演は”みごとな女” ”我が家の平和” ”クノック”が上演された。

つづく

”文学座” №4

2007年06月26日 | 文学座
第8作品目は、”靴屋の祭日”(71年12月8日 大阪毎日ホール)
トマス・デッカー作・木村光一演出
出演者は、北村和夫・加藤嘉・坂部文昭・金内喜久夫・小瀬格・下川辰平・村野武範・
西岡徳美(現徳馬)・矢吹寿子・神保共子・新橋耐子・倉野章子さんなどなど。
なおこのお芝居には、滝田栄・角野卓造さんも靴屋の職人役などで出演されておられます。
(せりふはなかったと思いますが)

第9作品目は、”聖グレゴリーの殉教”(72年2月23日 大阪毎日ホール)
宮本研作・木村光一演出
この作品は文学座創立35周年記念公演として上演されています。
革命前夜のロシアに現れた怪僧ラスプーチンを北村和夫さんが演じられています。
大塚国夫(青年座)・秋好光果(俳優座)・中台祥浩(青年座)・水城蘭子(アトリエ座)・金井大(小川企画)さんらが客演されていました。
そのほかの出演者は、金内喜久夫・北城真記子・下川辰平・菅野忠彦・今福正雄・浜田晃・神保共子・
二宮さよ子・宇都宮雅代さんなどです。

つづく

”文学座” №3

2007年06月23日 | 文学座
第6作目は、”にごりえ”(71年9月16日 神戸国際会館)
この作品は、樋口一葉生誕百年記念として上演されている。
水木洋子作・戌井市郎演出。
出演者は、杉村春子・矢吹寿子・八木昌子・神保共子・新橋耐子・荒木道子・
三津田健・川辺久造さんなどなど。

第7作目は、”ガラスの動物園”(71年10月8日 大阪毎日ホール)
テネシー・ウィリアムズ作・長岡輝子演出で二年ぶりの公演になるそうです。
出演者は、アマンダを長岡輝子(田代信子さんとの交互出演)・ローラを寺田路恵・
トムを江守徹・ジムを高橋悦史の四名だけの出演です。
この作品は日本全国四十九ヶ所で上演されました。

この公演パンフレットで紹介されている江守徹さんのプロフを
(最近、テレビではもっぱらバラエティ番組での活躍が多いですが)
昭和38年文学座付属演劇研究所卒、文学座研究生となる。
40年「大麦入りのチキンスープ」のロニイ役でみせた演技で研究生としては
初の座内岸田賞(岸田国士=1937年文学座創立メンバーの一人・岸田今日子さんの父親)を受賞。
この年に座員に。若い頃から演技力は抜群でした。

つづく

”文学座” №2

2007年06月18日 | 文学座
第3・4作品目は、”美しきものの伝説”(70年3月16日 大阪毎日ホール)
                       (70年3月18日 神戸国際会館)
この作品は何か凄く感動したことを憶えている。
大阪では一般公演であり神戸では労演公演になっていた。
大阪で観てどうしてももう一度観たいと思い、18日に神戸労演の事務所に行き入会し観ることができた。
伊藤野枝役を太地喜和子さんと吉野敬子(よしこ)さんのダブルキャストでした(私は両方観る事ができた)。吉野敬子さんは初演の時、野枝役で紀伊国屋演劇賞を受けている。
この公演時には藤田弓子さん吉野敬子さんは座員に昇格されている。
石立鉄男さんは文学座をはなれられている。

第5作品目は、シェイクスピアの ”十二夜”(71年5月28日 大阪毎日ホール)
新劇の舞台で初めて観た喜劇でした。たいへん愉快でもあり、悲しくもありとても滑稽な
お芝居でした。

演出・出口典雄
配役/オーシーノゥ・坂口芳貞/サー・トービー・加藤武/サー・アンドルー・江守徹/
マルヴォーリオ・北村和夫/フェイビアン・金内喜久夫/フェステ・菅野忠彦/セバスチャン・小林勝也/オリヴィア・宇都宮雅代、藤田弓子(交互出演)/ヴァイオラ・木村夏江/マライア・荒木道子/アントーニオ・石川徹郎/など
楽士役で西岡徳美(現徳馬)さんも出ていました。

この”十二夜”は、74年に劇団雲、78年にシェイクスピアシアターで90年には文学座でも観ています。

つづく 


”文学座” №1

2007年06月18日 | 文学座
私の趣味の一つである演劇鑑賞に関して少し書いてみます。
これまで新劇の舞台は、文学座57本・俳優座34本・四季26本・民芸21本・青年座12本あと雲・円・昴・文化座・新人会・五月舎などあわせて240本鑑賞していますがでも最近はご無沙汰です。
初めて観た舞台は、劇団浪漫劇場第四回公演の”クレオパトラ”です。
浪漫劇場は、三島由紀夫、松浦竹夫が幹事をする劇団でした。
演技部(役者)には、中村伸郎・村上冬樹・川合伸旺・中山仁・南美江・村松英子等がおられました。

ブログでは一番多く観ている文学座の公演パンフレットの表紙をUPしていきます。
第一作目は、”富島松五郎傳”(70年6月16日 大阪毎日ホール)そう無法松です。
松五郎を加藤武・吉岡大尉を川辺久造・婦人を荒木道子さんが演じられていた。
この頃の文学座には、北村和夫・加藤武・江守徹・高橋悦史・細川俊之・加藤嘉・三津田健・そして最近亡くなられた石立鉄男さんも、女優陣には、杉村春子・長岡輝子・荒木道子・小川真由美・太地喜和子さんなどがおられた。
研究生に、峰岸隆之介・原田大二郎・村野武範・藤田弓子・宇都宮雅代・新橋耐子さんらがおられた。

二作目は、”花の館”(70年12月8日 神戸国際会館)。
この作品は ”70神戸市民劇場”として神戸市の主催で上演されました。
司馬遼太郎の作品を出口典雄が演出、日野富子を杉村春子・足利義政は高橋悦史 ほかに
北村和夫・細川俊之・太地喜和子そして藤田弓子・宇都宮雅代・原田大二郎・村野武範・西岡徳美(現徳馬)など若手演技陣も多く出演していた。

高橋悦史さんはこの作品で、昭和45年度芸術祭優秀賞を受賞されている。

つづく