米国防次官候補が「早く引き上げを」
エルブリッジ・コルビー国防次官候補は4日、人事承認に向けた上院軍事委員会公聴会の準備書面で、日本の軍事費を国内総生産(GDP)比3%以上に早急に引き上げるよう要求しました。
コルビー氏はこれまで、メディアのインタビューなどで日本の軍事費「GDP3%」に言及していましたが、公式の場での発言は初めて。日本政府は2022年12月の安保3文書に基づき、軍事費を27年までに2倍化=GDP比2%・年11兆円規模まで引き上げる方針を決めました。GDP比3%になれば、年16兆~17兆円になり、日本の財政や国民生活への破滅的な影響は避けられません。
コルビー氏は、「GDP2%は、明らかに不十分だ。トランプ大統領は台湾に(GDP比)10%、北大西洋条約機構(NATO)に5%を求めている。中国や北朝鮮から直接的な脅威を受けている日本が2%しか支出しないのは道理がない」と指摘。「自国領域の防衛と地域の集団防衛のために、少なくともGDP比3%以上に、できるだけ早く引き上げるべきだ」と求めました。
さらに、中国の台湾への武力侵攻の危険が高まっているとして、「そのようなシナリオに備え、台湾と日本は自らの防衛(能力)を劇的に高めるべきだ」と述べ、「台湾防衛」への関与も示唆しました。
また、米軍・自衛隊の指揮統制強化を推進する立場を表明。「日本は西太平洋の集団防衛のために役割を拡大すべきだ」と求め、日米の司令部一体化を推進する立場を示しました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます