ついに最終日です!
五日間は長いようであっという間でした。
今日の朝はのんびり起きて、9時半のシャトルバスに乗る。
会場はイスタンブールテクニカルユニバーシティ。
日本語だとイスタンブール工科大学とかかな。
本日は広い大学構内を使ってのスプリント競技。
速さ勝負です。
さて、いつもどおりお菓子とリンゴジュースを食べてからアップを始める。
イェップと一緒に喋ったり、昨日の人に「グットラック!」て言われてたら、いつの間にかスタートする時間になっていた。
スタートして地図を見てみる。
ist5days 2012 Day5 Middle
M21A 4.8km ↑210m
「はぁ!?」
210mも登るの!?
距離4.8kmの↑210mって今までの山の中のミドルと変わらないじゃん。てかミドルって書いてある。
プログラムには、5日目はスプリントって書いてあったのに。
たぶん大学構内で行うという点で見ればスプリントだけど、勾配の激しさのせいでウイニングタイムが伸びてミドルにせざるを得なかったとか。
よく見たら大学自体が結構な斜面にある。
つべこべ思ってもしょうがないので走る。
ルートがいくつか見えるとき、コンタ線の本数を見てベストルートを見つけ出さなくてはいけないレッグがいくつかあった。
国際大会だから、やっぱコースが考え込まれている。後でじっくり見たら感動した。
コースプランナーさまさまだ。
とくに17番目のルートチョイス。
大通りだけを使うルートと細かい道とやぶを繋ぎながら行くルートがみえる。
距離が同じなので普通は前者を選ぶ。
けど、それが罠で等高線(コンタ線)を見ると大通りを使うと登り下りが激しく、小道をつなぐとそうでもない。
少し考えて気づいた。
小道をつないでいくと、まず番犬3匹を連れた見張りっぽい人がいる。
犬怖い。通っていいの?
地図上では立ち入り禁止じゃないから大丈夫と思うけど。
ビビリながら通った。
その先で少し破をかき分けて、ガザっと出ると係りの人がいる。
そもまま道を進むと「おみごと!正解!」と言わんばかりにカメラマンが待ち構えていて、写真を撮られた。
係りの人とか番犬の人は、たぶん立入禁止エリアの横ギリギリのを通るルートだったから見張っていたんだろう。
あぶねー
全体としては小さなミスが数回ぐらいで済んだので、自分としては良かった。
ゴールして、カードを読み取って結果がちゃんと出たことにホッとした。
5日間これでちゃんとまわりきれた!
ホッとして立ち去ろうとすると、計測センターのおじさんが
お「ちょっと待って。SIcardレンタルだったよね?」
僕「あ、忘れてた。ごめんなさい。」
今日が最終日だからSIcardを返さないと。
ちょっと話す。
お「大会はどうだった?」
僕「良かったよ。面白くて、とてもワクワクしたよ。」
お「君自身は走ってみてどうだった?」
僕「1日目はひどかったけど、2日目以降は良くなりました。僕はそんなに速くないけど、このタイムは自分の全力だと思う。」
みたいな話をした。
最後に、
「来年かいつか、今度は日本のチームメイトと一緒にこの大会に参加したい。」と言ったら、
「じゃあ、また来年!」と言われた。
この大会を運営してくれたイスタンブールオリエンテーリングクラブの方々にはホントに感謝しないとなと思った。
表彰式を待ちながら、寝転がって今日の復習をしてるとイェップも帰ってきた。
17番のベストルートについて二人で話した。
表彰式を待ってると、女の子二人に
「一緒に写真撮ってもらえる?」と言われる。
東洋人そんなに珍しのかなーと思いながら、「いいよ!」と言う。
「どこの人?」と聞いたら「ブルガリア。」と言う。
「おー明日行くよ。」
ついでに僕のカメラでも撮ってもらった。
表彰式を見てると10歳のクラスから75歳以上のクラスまであって、オリエンが老若男女楽しめるスポーツなんだなと改めて感じた。
日本では大会にはチームで来るものという感じがする。
この大会ではチームの人もいるけど、それよりも家族で来てる人の多かったように感じた。
子供たち、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃん、家族みんなでオリエンテーリングしてるのを見てると「なんか、こういうのいいなー」と思った。
M21Aの表彰が始まる。
僕が手が届かなかった人たち。
表彰台に乗ったのはロシアの人、ロシアの人、フィンランドの人だった。
イカツイ。見た目からしてめちゃくちゃ速そうだった。実際、速いのだけど。
いつか、もっと速くなってエリートクラスでも通用するようになりたいなと思った。
そこまでは、まだまだ遠いなー
さっきのブルガリアの女の子たちが帰り際に、
「ブルガリアで来年、国際大会があるの。よかったら来てね!」
と言ってパンフレットをくれた。
「面白そう。行きたいな。ありがとう!」と言った。
国際大会にはまた出たい!
その時にはもっともっと速くなっていたいなー
英語とかロシア語とかもちゃんと話せるようになりたい。
そんなことを思った。
さて、すべての表彰も終わったし僕も帰るかーと思って立ち上がると、
♪~♪~♪~♪~ (このイントロはまさか!!!!)
ガンナム スターイル!
運営の人たちがみんな「GANGNAM STYLE」の曲に合わせて踊り始めた。
ノリがいい人も加わって踊り始めた。
思わず僕は、
「ガンナムスタイル流行り過ぎでしょ。」
と日本語でつぶやいてしまった。
僕が韓国人だったら、「俺が本当のガンナムスタイルだ!」と言わんばかりに突っ込みたいところだ。
しかし僕は日本人です。ガンナムスタイルじゃありません。
ガンナムを見届けてシャトルバスに乗り込んだ。
宿に帰って、肉たくさんの夕食を作って冷たいファンタを飲んだので僕は幸せです。
5日間すべての結果をサクッと書いておきます。
1日目ロング 1時間59分05秒 7位
2日目ミドル 1時間01分16秒 6位
3日目ミドル 53分51秒 6位
4日目ミドル 55分01秒 6位
5日目スプリント 35分25秒 7位
トータル 5時間24分38秒 5位
表彰台には、あと二歩足りなかった。
その二歩は40分ぐらい。結構ある。
5日間のすべての結果は、
のResultにもあります。
・イスタンブール5日間大会 フォトアルバム
http://blog.goo.ne.jp/photo/208649
今はちょっとだけ。
あとで公式サイトにアップされる写真も付け足そうかなと思います。
開会式や競技中の写真があると思います。
イスタンブール5日間オリエンテーリング大会は疲れたけど、とても楽しかった!
・この先の予定
もう、この旅の最終章です。
極寒の北を目指していきます。
ブルガリア、セルヴィア、ハンガリー、ポーランドを抜けます。
僕は東南アジア以来、再び「移動の神」になります。目標は一週間。無理かも。
とりあえず、明日の夜行列車でブルガリアの首都ソフィアへ。
ポーランドのあとは、最終目的地「バルト3国」。
えっ!ロシアは?シベリア鉄道は?と思われるかもですが、
保険が切れてシュンゲン協定国にいれなくなる、ロシアビザがめんどい、時間かかる、そして高い。
シベリア鉄道もウラジオストクからのフェリーも高い。お金が足りない。
諦めました!
人間できることとできないことがある。
バルト三国のリトアニア、ラトヴィア、エストニアとまわって、スウェーデンのちょっと下のエストニアの首都タリンから帰ります。
11月30日昼タリン発モスクワ経由(一瞬ロシアへ行けちゃう・・・)、12月1日昼に成田着の飛行機を実は取ってあります。
防寒着も買いました!
準備はそこそこばっちりです。
悔いは残しません!
旅の最後を満喫します!
次は、たぶんブルガリアで更新します!
それでは、また!
学祭おつかれさん!
2位ってすごいよ!しかも初参戦で。
トルコのテレイン面白かったから、ぜひ地図を見てみて。
帰ったら持ってくよ!
今度はやっぱり日本でみんなでオリエンがしたい!
半年分の差が付いてるだろうけど、まだまだ負けないよ。
とみーへ
もちろん所属はKOLCだよ!
この旅に出るときにKOLCトリムをカバンに入れといて良かった。
最初の3ヶ月ぐらいは、なんで持ってきたんだろうと思ってたけど。
冬は寒いから風邪引かないように気をつけるよ。
ありがとう!
とみーも体調に気をつけて!
たくみへ
バレたか!?
いやーあそこから顔出すの恥ずかしくてさ。
5日間は疲れたけど、とってもいい経験したと思う。
来年は誰かがあそこから顔を出せなかった僕の無念を晴らしてくれることを期待してるよ!
KOLCトリムで写ってる写真かっこいいな!
でも穴が開いてる所から顔を出さなきゃダメだろ(笑)
ガンナムスタイルは昨日の新聞に載ってたよ。
アメリカでもめっちゃ流行っててチャートで2位らしい。
でも日本では全く流行ってません…。
Resultみて、所属が「KOLC」だったことに感動しました!
40・50代の人が多くて驚きました。
旅もあと一カ月なんですね。
体調に気をつけて、ヨーロッパを楽しんでください!
読んでてこっちも楽しくなりました(^-^)
日本に帰ってきたら地図見せてくださいね!
勝負レッグが気になります!
結果がすべて1桁でびっくりです(・д・)
やっぱ中島さん、さすがですね!
学祭は無事終わることができて、フードバトルとかいう美味しい屋台を決めるやつは40団体中なんと2位でしたヽ(^o^)丿
売上もなかなかでとても充実してました!