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米雇用統計発表明けの週明け早朝は、窓を明けて上からスタートし、121.83を高値に窓を埋めながら下落。
典型的な窓埋めパターンと、雇用統計高値からの反落パターンが実現した。
結果、ドル円は122の手前から、日経平均は18030を付けた直後、そして、NYダウは18000大台手前の17991から失速した形。
先週のドル円、クロス円の週足は、12月第1週の大陽線を打ち消す大陰線を示していて、反落の可能性を示唆する足型を示している。
目先でのトレンドチェンジの可能性を秘める状態で、衆議院選挙明けとFOMCを今週は迎える。
一方的に駆け上がってきた相場の調整としては少なくとも23.6%~38.2%、できれば半値程度の調整値幅がほしい所。
エリオットでは下落波動abcがスタートしたとも考えられるカウントになっていて、暫らくは下落するリスクに注意が必要と考える。
柔軟に対応しながら、見極めていきたい。
USDJPY (日足)
月曜の相場が選挙結果にどのように反応するのか…?。そして、17日のFOMC声明の文言はどう変化するのか…?
いくら考えても、いくら予想しても、誰にも判らない。
しかし、現在の行き過ぎた相場には、値幅調整か時間調整が必要な事だけは明確である。
ならば、イベントでは乱高下したとしても、最終的には利益確定なり手仕舞いで、相場は巻き戻すパワーの方が強いと考える。
その場合、もしも117.00レベルを割り込むようならば、調整する値幅は大きくなる可能性が高く、38.2%押しの113.84やギャップの112.45-55など。
充分に押したレベルでは、長期保有のスイング・ロングを段階的に仕込んでいきたい。
EURJPY (日足)
149.20レベルのダブルトップを上抜けられずに揉み合っている。
様子見。
EURUSD (日足)
先週の月曜日には、2010年6月6日からの安値ライン①を割る事なく、下髭を残して反発した。
そして、何回も機能して来た下降チャネルライン⑦を微妙ではあるが上抜けた事実は大きな事件であった。
これは、USDJPYが反落して、ドル安に反応した結果である。
エリオットでは、5月8日高値1.3990からの下落は5波構成を示していて、先週の安値はⅤ波の終点であった可能性が有り、
であるのなら、先週からは、既に修正波(上昇)がスタートしている可能性もある。
更に、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴで示されるゾーンをダイヤゴナルフォーメーション(ブルー三角)であるとするのなら、
その始点である1.2881に向けた上昇が始まっている可能性もあり、上記と符合する。
その上昇はドル安としての動きで、前述のUSDJPYのポジション調整の下落と連動して起こるものと考える。
しかし、もしも突発的なテールリスクを含めるリスクオフの動きが発生した場合には、このシナリオは崩れ、EURUSDも下落する事になる。
いずれにしても固定観念は排除して、年末相場に向けて無理をせずに臨みたい。