「ちまちま」のゲーム日記。

現在は、シャープX1と、レトロPC&ゲームの記事が中心です。

レトロゲーマーへの道~X1CをLEDレグザに表示

2017年04月16日 21時52分58秒 | レトロゲーム

現在、RGBコンバータ[RGB-VIDEO-CV04N]のS端子接続で液晶ビエラに表示出来ているものの
以前の「ばってんタヌキの大冒険」でのWebカメラキャプチャーテストで
ブラックアウトした時に同期信号をロストし、やけに再同期に時間が掛かかっていました。


チャンネルをオートスキャンしているような感じで同期を取っている為に時間がかかっているのでしょうか?
同期の遅さにかなり違和感を覚えたので、今回はこれを何とか出来ないかと思い色々実験してみる事にしました。

初めてのテストでRGBコンバータ[RGB-VIDEO-CV04N]を繋いだ時に、ここまで時間がかかってたら
「つかえねぇコンバータだなぁ」って印象を持っていたはずです。
と言う事は、本来はもっと同期時間が短いはず?
つまり、内蔵する為に色々付けたせいで、同期信号にノイズが乗っている可能性があるという仮説を立ててみました。

ただし、一番最初にテストで使ったソフトがマッピーとかの固定画面でスコア等の外枠が常にあり
起動後は同期ロストしなかった為に普通に見えていただけの可能性もあります。



●同期に時間が掛かる原因を探る

内蔵出来るには出来たRGBコンバータですが実用性が下がっては意味がありません。

電源から何から一度切り離して繋いでみたものの全く変わらず。
内蔵と同期時間は関係なかったのかもしれません。
ひょっとして、同期が正確に取れないのってX1C本体自体が出してる同期信号が
「かなりルーズだから」って事なのでしょうか?

実際に入力周波数が出る液晶ビエラに繋いだ時は
水平周波数が15.9kHz垂直周波数が61.8Hzでした。
普通は15.6kHzと見た記憶があるのですが
この0.3kHzの差って無視しても良いのでしょうか?

さらに原因を探るべく、色々試してみます。
純正RFビデオコンバータを繋いだり、カプラーを抜いたり刺したり。
カーナビのRGBモニターで同期が狂う事は基本的に無くて、フラッシュの時だけブラックアウト風に見えなくなるだけです。
何となくですが、本体のデジタル6ピン端子を抜き差しした時に、同期完了までの時間が変わっている様な気が?
「この6ピン端子は結構怪しい...」
もしくは、その6ピンからRGBコンバータまでのケーブル。
初期のテストに使ったものとは別のケーブルである事と、途中で同軸ケーブルを別の同軸ケーブルで継いでいる
元々がジャンクコードである事や、カプラーがジャンクで適当に合いそうな物を使っている事などなど
怪しい所が結構あります。

あと、LEDレグザは何を繋いでも同期が取れにくいって言うのはあるのですが
流れそうになる頻度が、道中の結線方法によって変わる気がします。
つまり、途中でノイズを拾っていたりして、一定の範囲内の同期信号からズレている可能性もあります。

なので、折角作った内蔵RGBコンバータですが、一度分解してノイズを意識しながら組みなおして
検証してみようかと思います。



●RGBコンバータの接続を改良する

液晶ビエラはブラックアウトする度に再同期がかかる様で、たとえ同期までの時間が短くなっても色々と問題があります。
なので最終目標は、同期が少し?合わず常にブレブレの「LEDレグザでの正常な表示」に変更しました。
一応同時に、液晶ビエラの同期時間の短縮も目指します。
接続は、X1C実機>RGBコンバータ[RGB-VIDEO-CV04N]>LEDレグザS端子接続です。

LEDレグザでの症状
・ゼノン:完全に流れる。上から下へ、表示の全てがループ
・その他のゲーム:基本的にブレブレで、何とか踏みとどまっている。

これはRGBコンバータ[RGB-VIDEO-CV04N]でも、純正RFビデオコンバータ[CZ-8VC]でも同じ症状です。
まぁ99%ブレるので、ホボ全てと言っても良いでしょう...
描画形態によって、変わってくるのかもしれませんね。

頻繁に「映像が流れる」って書いてますが、「どんな感じなんだよっ!」って方の為に
実際に携帯カメラで録画したものがありましたので貼り付けておきます。

レトロPCを今時の画面に表示させようとしている方なら良く見かける光景だと思われます。

まずはケーブルから。
初期のテスト段階での写真を見ても、X1用ファン前でテストしていたので、長さはこの程度ならokなはずです。

なので、途中で継がずにシールドケーブル1本で繋ぎ直します。

ジャンクケーブルは結構古いもので線自体が太そうだったのでRS232C辺りの細めのケーブルで作り直しましょう。
差し込みの接点で問題が発生している可能性もあるので、RGBコンバータ基盤側の端子を確実な物に変更。
(と言っても、またジャンク部品な訳ですがw)
  
ピンを付け替えようと思ったらハンダが綺麗に取れず土台が取れてしまったので
そのまま刺したら丁度良かったという写真。
ノイズの元となるので出来るだけファンレスにしたい所ですが、このRGBコンバータは熱に弱いと言う情報があるのと
PS3クーリングファン用の電源が熱を持つので、やはり冷却ファンは付けておきたい所。

まずは、初期のテストに近い感じで確認してみましたが、やっぱり全く同じです。
LEDレグザだとIPL画面から流れそうになりブレブレ。
ゲーム画面も流れそうになり踏みとどまる感じでブレます。

そして確認の為にX1C本体の6ピンコネクタを繋ぎ直ししている時に何故か画面が流れなくなりました。
しかし、ノイズが酷く乗っている様で全体的に白くモヤがかかった様に見えます。
代わりにIPLの文字は全く流れません。

この白いモヤモヤは見たまんまです。
何となく配線の接触不良か断線な気がしたのでX1C本体側の6ピンコネクタを見てみるとアース線が断線していました。
「あれ?アース無くても映るんだ?なぜ?」
RGBHVの5本でも表示されている事になります。


そこで、素人判断ですがX1Cのアースから何等かかのノイズが逆流していて
それが同期の邪魔をしているのではないか?と考えました。
これが、自分のX1C個体特有なのかX1Cはどれでもこうなのか、試す術がないので分かりませんが...

そこでノイズカットが出来ないかと、外れてしまったGND(-側)にダイオードを入れてみました。

「お?いけるかも?」
LEDレグザで流れる事無く表示されました。

テストで同期に時間がかかっていた「ばってんタヌキの大冒険」を起動して液晶ビエラに繋いでみると、
同期が取れませんでしたorz

ずっとこのまま...

そう言えば、複合同期のRGBモニターの場合は全くブレません。
簡易複合同期を作る為に、同期信号側にダイオードが入っています。
「つまり信号側にダイオードを入れるのも有効で、そちらの方が自然なのかな?」
と思い、同期信号側にダイオードを入れてみましたが、こちらは全くダメでしたorz

再びダイオードをアース側だけにして、LEDレグザに繋ぎ直して良く見てみると
若干、画面が全体的に波打っている事に気が付きました。
どうやら、今までブレていたLEDレグザですがノイズが乗ることで同期が取れている風?
このノイズを消しつつ、同期はそのままで表示させる方法は自分には分かりません。
最初は「ブレが止まれば少しぐらい表示が変でも良いかなぁ~」と思っていましたが、
このウネウネは中々気になるレベルでずっと見ていると酔いそうになります。

まぁ折角流れが止まったので、このウネウネのまま少しテストしてみましょう。
ザナドゥでCテープ(キャラクターデータ)を作ってみました。
Cテープ作成過程では大体安定して表示されていたのですが、画面がグラつく時が少しだけありました。
画面を暗くする事で若干ノイズは見えにくくなるものの、それでも暗転すると結構気になります。
  
Cテープ作成過程でのグラ付き。どうやらテープの制御と連動してグラつく様なので
やはりX1C内でのノイズが同期のズレる原因なのかもしれません。
完璧なものは今の自分の能力では作れそうにないので、この辺りは妥協するしかないのでしょうか?

ザナドゥのテープ制御がガチャガチャ鳴りますが電源は安定してそうです。
冷却ファンのおかげで熱も大した事ありません。約40分かけてCテープ作成完了♪
パレット0番の青色べた塗りは表示されませんが、以前の様に画面が流れる事はありません。
 
しかし、Cテープ作成中はそれほど気にならなかったウネウネ。
写真では分からないですが、ゲームが始まってみると、とても気になります。

その他、JODAN-DOSとゼノンでもテスト。
  
写真でみると綺麗なんですけどねぇ。
表示が増えるとウネウネが目に余ります。

何とかLEDレグザでホボ流れずに表示出来る様になったものの
このウネウネのまま使うのはちょっと辛そうなので、何とか改善出来ないか色々実験してみたいと思います。


つづく



→トップページに戻る
→続きを読む


コメント    この記事についてブログを書く
« レトロゲーマーへの道~X1... | トップ | レトロゲーマーへの道~X1... »

コメントを投稿

レトロゲーム」カテゴリの最新記事