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ココロのかけら
心のかけらを集めたら
君につながった
ここにつながった
透明なガラスのような
ココロのかけら
あの木と私
2006-06-30
|
Nature
河川敷の
木立のはしっこに
聳え立つ
緑の大木
風もない
静かな光の中
さわさわ
さわさわと
絶え間なく動く
手のひらのような
葉っぱたち
巨きな影に
先っぽまで行渡る感受性が
揺れて
それは
あの木のように
ざわめく
ざわめき
よこたわる
コメント
Fly High
2006-06-27
|
詩
わたしの頭上には
君の空
わたしの頭の中には
君の歌
頭のてっぺんから
つま先まで
君が沁みこんでいて
ひたひたのしあわせに
浸かっているわたしを乗せて
走るバイク
西へ向かって
風になる
コメント (2)
水たまりを越えて
2006-06-26
|
ことばの風景
雨の中 傘を差して
鼻歌を歌いながら
歩道を歩いた
くちなしの垣根が
甘く漂って
私の頭には
君の声が
鳴り響いていて
光が差したようだった
帰り道には
西から動く雲の隙間に
青空が見えて
弱くやさしい光が
広がっていた
私の頭の上では
うすい緑の若葉が
透き通っていて
天を目指していた
電車で揺られながら
外を眺めていると
屋根も車も田んぼも
ピンク色に染められていて
西側を向くと
にわか雨の向こうに
ピンクの雲が 輝いていた
コメント
雲の間のインディゴ
2006-06-24
|
ことばの風景
大空に雲の天井
無数に動く光たち
差し掛かる太陽
細波は
定まらないリズムで
絶え間なく寄せる
弱まりゆく光線の先には
七色のオーラたちが
境界線もなく漂う
僕は距離感もつかめず
ただ迫りくる景色に
見とれて 仰ぐ
深くなりゆく
透明な青が
ところどころ
覗いていた
コメント
6月の雨
2006-06-22
|
BLUE
こんな日には
雨を眺めながら
君を想いながら
小さくうずくまる
体が膨張して
窮屈で
収まりきらなく
なりそうだから
僕は両足を抱えて
小さくうずくまる
コメント
瞳いっぱいの
2006-06-20
|
詩
あなたの笑顔が
胸の奥まで
映し出されて
わたしの
心いっぱいに
広がっていったよ
そんなあなたの
瞳いっぱいの
やさしさと輝きに
わたしは少し
安心して
わたしはひどく
動かされる
コメント
WHOLE LOTTA LOVE
2006-06-18
|
あなたとわたし
相変わらず
君の手はあたたかくて
しっかと
握ってくれて
でも私は何も言えず
何も伝えることができない
ただ
君のぬくもりが
体の奥まで届いて
胸がいっぱいだった
コメント
水溶性
2006-06-14
|
独りごと
防波堤の
コンクリートの上
寝ころんで
夕焼け色の空では
染められた雲が
ほてっていた
その赤が
反射した海は
サクラのようなピンクが
ゆらゆらと揺れて
目の前まで迫る
空の重圧感が
心地よくて
そのまま
溶けていきそうだった
コメント
酸欠
2006-06-08
|
BLUE
時々
壊れそうになる
体がバラバラになって
崩れ落ちていきそうで
こぼれていく気持ちに
受け皿が欲しくて
手の先が ビリビリする
目の奥が熱くなる
息が苦しくて
うまく呼吸できなくて
コメント
白い海
2006-06-07
|
詩
海辺のコンクリートの上
空を見上げたら
深くなっていく夜に
三日月がいた
虹のような空模様と
さらさら流れる波の音
暮れゆく一日が
遠くまで広がっていた
真っ白な地平線は
空と海をつないで
僕をも
包み込んでいた
コメント
葛藤
2006-06-06
|
詩
横から覗き込んだ君が
空気が震えるくらい近くて
波動を押し殺していてもなお
傍に感じられた
君がそこに居ることが
手を伸ばせば触れることが
僕には切なかった
君が揺らしていた
その空気の感触が
僕の左側に
残っていて
僕は切なかった
君の傍に行きたくなった
もう どうしたらいいのか分からない
君には言えない悩みを
ひとつ抱えてしまった
コメント
出会い
2006-06-02
|
詩
君の顔を見るたびに
どこか懐かしい場所に
帰るような気がする
君の言葉を聞くたびに
どこか深いところが
揺れるのを感じる
君がそこにいるだけで
安心できて
落ち着いて
自分が自分でいられる
そんな君に
出会えることを
コメント (2)
空回り
2006-06-02
|
詩
それは言い訳かもしれない
それは甘えかもしれない
僕の心の中に
ズル休みの兆候
いろんな気持ちが混ざってしまって
心の整理がつかなくて
うまく回らない理由を
ひとりで正当化
だけど 自分は知っている
だけど 自分は分かってる
そろそろ 抜け出さないと
そろそろ
前進しないと
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