11月9日、午後6時から鳥羽中央公民館第2小会議室で第3回運営委員会を開催した。鳥羽市教育委員会、観光課からも代表が参加していただき貴重な意見を提言いただいた。主な議事は次のとおりである。(写真は第1回運営委員会のもの)
報告事項
1.応諾事業の対応
①津市学童クラブ「みどりっ子」10月4日(日)参加人数10人 化石採集
②富田林市高辺台小学校修学旅行10月5日(月) 人数40人 化石採集
③富田林市東條小学校修学旅行 10月8日(木) 人数23人 化石採集
④日本宇宙少年団木津川分団 10月18日(日) 人数14人 化石採集
⑤長岡地区地域文化・スポーツクラブ 化石レプリカ作り 弘道小学校で20人
⑥伊勢市有緝小学校文化祭 11月7日(土)化石レプリカ作り 中止
⑦大阪市立すみれ小学校修学旅行11月13日(金)午前9時から 人数123人 化石採集
⑧伊勢市明照子どもクラブ 12月8日 化石採集を現地で予定
【成果と課題】
修学旅行生の子ども達は新型インフルエンザの流行もあって日程の変更などもあったが、現地でたくさんの貝化石などを発見する。台風のあとはさらに良質のものが発見された。参加した子ども達や引率の先生方にも興味、関心を広げることができた。
恐竜化石現場周辺ががけの崩落や木々の倒壊で危険なところもあるので今後は十分な対応が必要。安全確保も大事。
2.鳥羽市教育委員会との懇談
鳥羽竜発見現場の案内板の保全やイグアノドン足跡化石の現場保存のことなどを含み、斉藤教育長、細木生涯学習課長、豊田学芸員出席のもと、鳥羽市教育委員会で懇談会を持った。
出席 徳田事務局長、山下運営委員長、大川事務局員
鳥羽竜案内板の補修や発見現場保存について各関係部署と相談の上、新たな保存計画を整備したい旨のお話をいただいた。
3.市民文化祭への参加
11月3日(文化の日)4日(水)市民文化会館4階第二小会議室
内容 体験コーナーのなかで化石レプリカ作りを実施。文化祭の見学に来て頂いた子ども達や親子連れの皆さんが40名近く参加した。小さな子ども達も熱心に作成し、出来上がった化石にうれしさいっぱいだった。
当初は4階大会議室での開設だったが、急遽、第二小会議室に変更。会場設営にやや戸惑いもあったが、石膏や水を使うことからすると小会議室のほうがやりやすい。今後の対応をスムーズにするため、鳥羽市文化協会に参加登録を申し込む。
今後の取り組みについて
議題
1.イグアノドン足跡化石保存現場の公開と保全作業
11月14日(土)を予定 当初は21日だったが九鬼嘉隆関係の行事との重なりで変更
10:00 スタッフ集合 土嚢の撤去
10:30 イグアノドンの足跡化石の公開
後半 現場保全作業 砂入れ、積み上げ 清掃作業
広報 市内小中学校にニュースを紹介する
広報とばや各新聞社に案内状を届ける。
ホームページでも紹介する。
子ども会員にも参加案内を届ける 発送済み
参加予定の確認 運営委員多数の参加をいただく。
準備物の確認 土嚢 建設課にも依頼 スコップ 事務局で準備
作業のできる服装でご参加下さい。
2.三重県立博物館との懇談会
教育委員会で検討中 日程調整し訪問したい。
意見交換では 基本は鳥羽市がどのようなプランで恐竜化石発見の保存をしていくのかの方向が必要。新県立博物館に鳥羽竜化石の展示をしてほしい旨の計画を鳥羽市として進言すべきではないか。
3.丹波竜の視察
第三次発掘を終えて展示会などの取り組みをしている状況を視察
恐竜の研究振興と町おこしなどを学ぶ。
兵庫県丹波市をたずねて 発掘現場や担当課、人と自然博物館などを訪ねて交流を図りたい。
日程も今後検討して進めていく。鳥羽市教育委員会や観光課なども参加してもらうと良い
4.地質巡検、フィールドワークなどの計画
鳥羽市や伊勢志摩には自然博物的な景観や鉱物化石産出場所がある。箱田山から見える海岸段丘、大村島の枕状溶岩(鳥羽市天然記念物)、青峰山のアンモナイト化石現場(青峰層群の露頭)、金剛証寺レストパーク露頭(黄鉄鉱や方鉛鉱などの鉱物)、赤碕鉱山跡などを冬季にフィールドワークしたい。計画を準備し参加者を募る。
今後ジオパーク構想も研究したい。
恐竜化石発見現場の近くにあるチャート岩塊(地元の人はお岩と呼んでいる)
【事務局より】
1.会員の登録・拡大進捗状況
事務局報告
新しく会員登録もあった。たくさんの関係団体から協力金をいただいた。
今後も会員の拡大と活用を積極的に進める。
2.鳥羽竜便りの発行
記事を依頼し、足跡化石保存作業以後発行したい。
3.鳥羽恐竜研究振興会のホームページのリニューアルについて
鳥羽恐竜研究振興会のホームページのリニューアルとブログの整備完了
ホームページ URL http://park.geocities.jp/tobaryu08
「鳥羽恐竜研究振興会」でも検索OK 将来的にはもう少し容量の大きなものに
「ようこそ鳥羽竜ランドへ」ブログ http://blog.goo.ne.jp/tobaryu
イベントや行事の様子を紹介。活動の取材、写真の撮影の協力のお願い
以上のことを協議した。