二つの特権

今日の17-18時に日本橋タカシマヤ５Ｆでお会いしましょう。
現在、男性4名、女性2名です。
時間出来たらギリギリでもいらしてください。

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人間がどうしても動物に勝てない点があります。

ずっとこのブログをご覧になっている方はこう書いただけでピンとくる人もいるでしょう。
それは常に「在るが侭」「自然の侭」に、「無思考」で存在できるということです。

在るが侭は、人間を初めすべての存在を創った宇宙が、存在のプロトタイプとして与えた基本中の基本です。
人間の肉体に意識が宿る前のはるか昔、人の元々の命はこの原点から生命活動をスタートさせました。

そして心をいただき、思考空間をいただき、自由意志をいただき、放浪の生まれ変わりの旅が始まりました。
そしてまた、人が心の原点に戻ることで、進化の1つの目的が終わります。
この中にすべての叡知があります。


一方で、動植物がどうしても人間を超えられない点があります。
それは「思考する」という点です。

この「思考」が元で、人間が動植物より優れていたり劣っていたりします（優劣の問題ではないが言葉が見つからない）。
ですから、思考と無思考のバランスがとても重要なのです。

思考できる人間だけが、このバランスのとり方を学べるのです。

人間とは、肉体に命が宿ったことで思考をいただき、苦しみの放浪の旅立ちを始めた初めての生命です。

美味しいものを食べたいとか考えるのも人間だけ。
テレビゲームで昼夜を逆にした生活をしたり、一年中セックスできるのも人間だけです。

人間だけが自由意志の元で、良いとか悪いと判断し、自分は幸せだとか不幸だとか枠を作り、謂わば相対的な比較をして自分の観念、概念、制限、基準値の枠を作ります。

その個々の枠がさらに集合して、社会の枠を作っていきます。
作ってしまった枠の中で、人間は偽物の自由を謳歌しているのです。

本来、考えるという思考の空間を得たことによって、人間だけに生命の大きな飛躍となる自由意志が与えられたのに、欲の使用に自由意志を使い続けました。
正に人間は本来的に、「考える葦」なのです。

動植物はある意味、常に真理と繋がっていて間違いを犯しません。
人間は唯一つ絶対であり、かつ普遍性を持つ真理を、思考を活用することで、その普遍性に於いて自由に得ることができます。

ちょっと難しくなりましたか、或る事柄の領域に関して普遍的真理を求め、それを実現させることができるということです。

何故リンゴは落ちたのか？
本当に天が回っているのか？

という普遍的な真理を求めることは動物はしないのです。

そしてそういう普遍的な真理を「思考空間」で求めることで、
真理は思考の合間の「無思考空間」においてやってくるのです。

ところがこの無思考の空間を人間が持たなくなったことで、思考空間での彷徨いが膨れ、人々は自他の一体を忘れ、いがみ合い、幾多の争いを起こしているのです。

何故ならば思考空間は個々の脳にある記憶が元になっていて他との繋がりを持たない舞台であり、
無思考の空間は自他の分離のない無限で多次元の自他一体の全体意識であり、共同創造の舞台なのです。

思考という特権、自由という特権、この二つの特権を今後人類がいかに使うか？

あなたの未来も、人類の未来も、そこに懸かっています。

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