ああへそまがり

逃げ出したセキセイインコちゃんが住所をしゃべり、無事に飼い主のもとへ戻れましたね。よかったよかった。では済まされないのがへそまがりの私のキモチ。

前回もこの人逃がしているんですよ。少しは学習しないんですかね。野外にケージを出す時にとびら開けっ放しって聞いて呆れます。すべてのとびらにナスカン付けないと私は外には出しません。ケージの底ががっちりはまっているかも必ずチェック。

運がよかったんですよ。たいていカラスの餌食ですから。もし今度があったら・・・飼い主としてどうかと思います。厳しいですが今後気をつけて欲しいです。もちろん私はパーフェクトではないです。けれどいろんな事例を見てきたので防げる事は防いで欲しいんです。

「あの～鳥を逃がしてしまって。同じようなの下さい。」
「魚が飛び出して干からびていたんです。孫に言い訳が出来ないので同じようなの下さい。」

こういうことをいつもいつも聞かされていると、今回の事件はけっしてほほえましいで終わることが出来ない事なんです。

どうか、こんな事件が二度とおきませんように。

恋するジュウシマツ

かずむぎ君、まだ子供のくせに、もう恋しています。さえずりも日々上手になり、好みの女の子に聴かせています。お相手は気位が高いこうめちゃんです。こうめちゃんはハゲハゲであんすちゃんと一緒にＢ級品で安売りされていた子です。もうとっくにハゲは治り、きれいな梵天がトレードマークです。梵天というのは頭のてっぺんが菊の花のようにきれいに開いていて、とてもかわいいです。

こうめちゃんはどんな女の子でもおとせると自負している(笑)ガーラント君さえ相手にしないツワモノです。ラブソングも無視。近づいてきたらくちばしアタック。地味だけれど頑張り屋さんのこむぎ君は完全シカト。こんなこうめちゃんのどこに魅かれたんでしょうか。他に血縁関係がない女の子がいないという事情を考えても難攻不落に近い子を選んだのはある意味すごいなと思います。ここで新しい女の子を導入するとしてもガーラント君が横取りしてしまうのは目に見えています。かなり広いケージなのでこれ以上ケージを増やさないでほしいという家族の要望もあり、新しいお嫁さんと二人きりで暮らすのも難しいです。

一生懸命歌って、体を寄せて。そんな毎日。ちょっと変化がありました。仲良く身を寄せ合っていたのです。ううん、脈ありでしょうか。それとも若くてけなげな男の子をからかっているんでしょうか。

最近、ガーラント君が歌って誰も相手にしなくなりました。そう、彼女のあんずちゃんがなんだかお籠もり状態なのです。一途なこむぎ君も一緒に籠っています。まさかの連続繁殖です。一番やってはいけないことです。何てことでしょう。とくに一生懸命なこむぎ君はお疲れのようです。

どうしようかな、巣を取ってしまおうか、もう少しかずむぎ君がしっかりしてからにしようか。そんな矢先でした。巣は完全にブロック状態で遊んでいるのはこうめちゃんだけです。そう、かずむぎ君は、恋しながら卵温めもしているんです。う～んできる男です。卵は気がついた時点では時間が経ってしまったので有精卵であった場合、命を絶つことになってしまうので、今回はどうにかみんなで頑張って育ててもらうことにしました。特に頑張り屋さんのこむぎ君のコンディションには細心の注意を払っていきます。あんずちゃんもガーラント君も温めに協力しているのでどうにかうまくいってほしいです。

ガーラント君、変わった名前ですよね。ガーラントとは、花の首飾りという意味で、首の周りにきれいな輪の模様があるので名づけました。

ジュウシマツはケンカもしないし仲良く見ていて癒されます。つぼ巣にみっちり入っているのなんか本当にかわいいです。丈夫なのもいいですね。学校動物にはうってつけです。恋する姿を見たら、みんな喜ぶんじゃないのかな。

かずむぎ君、恋が実るといいですね。