朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

華麗な舞台の裏側

2012-05-18 22:37:04 | 日記
この前サラブレッドが肉になる話をしました。そこをもう少し詳しくお話したいと思います。華麗な競馬という舞台の裏側は・・・

競走馬はガラスの脚といわれるほど繊細な生き物です。ちょっとしたことで全力で走れなくなります。また、どうしても勝てない馬もいます。どんなに血統がよくても勝てなければお払い箱です。そして走ることすらかなわない馬もいます。買い手のつかなかった馬です。そんな馬たちは乗馬クラブでのお仕事がなければ生きていく価値がなくなります。つまり肉への道です。

また、大きなレースを勝っていても種牡馬としての価値がなければやはり乗馬クラブか肉かです。大きなレースを勝つと顕彰馬として面倒を見てもらうことが出来るのですがなぜか行方知れずになってしまうことがあるんです。

馬も家畜。そういわれてしまえば終わりかもしれませんが、馬という生き物が素晴らしいと知ってしまったら悲しくなってしまうのです。

お金をかけてワーワー言っているあの人々のうちどれぐらいが舞台裏を知っているのでしょうか?競馬で感動してそれで終わりにしてほしくないのです。

今はフォスターペアレントといって、お気に入りの馬が引退した時何人か集まってお金を出し合い支えて行くシステムもあります。乗馬クラブで自分の馬として世話してもらうことも出来ます。私もお金があったら、自分の馬を持ちたいです。

馬を肉にするなとは言いません。実際会津の馬刺しはものすごくおいしいです。え、乗るのに食べちゃうの?とよく言われますがおいしいんです。けど乗るのも楽しい。人間のエゴ丸出しの私ですができるだけ多くの馬が生きていける事が願いです。

皆さんも体験乗馬など機会がありましたら馬に触れてみて下さい。大きさにびっくりするかもしれません。でも優しい。初めての人には優しくて素直な馬が割り当てられますので心配後無用。

ただ乗馬クラブにもクソなところがあるのでご注意を。

馬の話

2012-05-18 00:33:23 | 日記
今日は私が若くて健康だった頃、乗馬をしていた時の話をしたいとおもいます。最初に始めた激安乗馬クラブは競走馬の育成牧場の付属で、馬はみんな中央競馬で走っていた馬で調教が浅い馬でも初心者を乗せてしまうというすごいところで、馬が暴走モードに入るのは日常茶飯事、気分はエヴァンゲリオンのパイロット(笑)もうどうにも止まらない・・・。そこで私も盛大な落馬をし、腰を痛めて辞めざるを得なかったのでした。

それでも馬が好きだから、ちょくちょくいろんな乗馬クラブの体験や乗馬教室に通ったりしていたのでした。

さすがにちゃんとした乗馬クラブでは暴走など無く、ベテランの馬が割り当てられるので安全に乗る事が出来、調教の大切さを身をもって知りました。いろんなクラブに通っているとクラブごとに馬の調教の仕方が違くてものすごく乗りやすい馬ばかりのところやへそ曲がりさんの多いところなどいろいろあるのでした。

今はちょっと無理な状態だけど、ものすごい乗りやすい馬ばかりのところは気に入っていてしかも安いのでいつかはきちんと通ってみたいと思いますが今日も足が痛いので今の所は無理そうです。

ちょっとばかり乗馬を齧ると役者さん達が時代劇などで馬に乗っているのを見るとああ上手だな、と感心したりちょっとビビってるかなと思ったり。馬もあの子は可愛い子だな、とか偉い役の人は奇麗な馬に乗っているなとか感じたり。

日本では乗馬人口が少ないようです。高いから、というのが理由のようですが、探せばいいところで安いところがあります。乗馬人口が増えないと、競馬で使えなくなった馬の転職先が無くなってしまいます。彼らはお肉になります。会津では魚の刺身より馬の刺身が安いくらいでちょっと奥に入ると、肥育されているサラブレッドを見ることができます。

乗馬で馬の才能を知ってしまうと、食べられちゃうのはもったいないと思ってしまいます。彼らは華麗に障害を飛越し、美しいステップを踏むこともできます。乗せている人を落とさないように気を使ってくれて、いつも来る人を見分けて甘えてくれます。

もちろん、馬肉を食べるのも文化ですから否定しません。ただ、才能がもったいないな、と思うのです。アメリカみたいに庭が広ければ飼えるのにな・・・。