朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

犬をころすのはだれか

2012-05-19 00:59:15 | 日記
犬を殺すのはだれか・・・こんな衝撃的な題名の本を読みました。なんと沢山の純血種の犬たちが致死処分になっているというのです。読んでビックリ、珍種で実物を見たことがない種類までどんどん捨てられています。

我が家の黒い悪魔コーギーも上位でした。一番多い理由は噛む。家もそれで苦労していますが、元々牛などのかかとを噛みながら追う仕事をしていたので他の犬種より噛む性質が強く残っているのでしつけでなおして行かないといけないんですが、皆さん仔犬の可愛さに負けてそんな事つゆ知らず買っていってポイ。

いやいや、純血種で血統証がついていれば探せば貰ってくれる人もいるだろうにポイ。しつけ教室に通えばましになるだろうに努力しないでポイ。

本ではペットショップの説明不足、だっこさせて衝動買いさせる事、社会化できていない幼すぎる仔犬の取引など売る側の問題を指摘していましたが、たしかにこんなに幼くて大丈夫なの?ということが多々ありましたし、幼いほうが確かに良く売れました。大きくなるとショウケースに入らなくなるので外にサークルを出して売ります。なかなか買い手がつかなくて、店間移動(同じチェーンの違う店と犬をやり取りすること)してみたり、全部の子を売り切りました。もちろん激安で。

本を読んでいくうちに、冷蔵庫に売れ残りの犬を入れる話や保健所に売れない子を持っていく話などダークな面が明かされていきます。

ブリーダーも犬は使い捨てのようです。生ませられるだけ生ませてぼろぼろになったらポイ。掃除も餌もろくにやらずに幼い仔犬をさらっていく。

結局、犬を殺すのは人間なんです。ペットショップも、ブリーダーも飼い主も悪いけれど無関心な人も自分の税金が犬を殺すことに使われていることをなんとも思わないのはおかしい。

どうか、飼えなくなったら里親を探してほしい。それでも見つからなかったら、自分の腕の中で安楽死してほしい。ガスで窒息死なんてむごすぎる。これが私の感想です。