朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

困っている人と動物・・・きりがないけど心が痛い

2012-12-20 01:10:29 | 日記
アフリカヤマメジロ(キクユメジロ)のれもんとすだちにお高いりんごをあげておいしそうに食べている姿を見たあとネットをしていると、国境なき医師団のメッセージが目にとまりました。見てみると、ワクチンや薬代などが個別に寄付できるようになっていました。日本では簡単に手に入り、比較的安価なアスピリンも貴重。ビタミン剤で失明を免れることが出来る。

今、れもんとすだちは暖かい部屋でおいしい食事をし、具合が悪くなれば病院へ連れて行ってもらえ、薬も飲ませてもらえる。新鮮で安全な水が毎日供給され、戦争に脅えることもない。けれど、彼らの出身地の人たちはどうなっているんだろう。満足に食事はできるのか?病院へは行けるのか?戦争は?・・・近年アフリカヤマメジロの輸入が途絶えているのでもしかしたらよろしくない状況なのかもしれません。

でも、私の生活はぎりぎり。家には売れ残りで処遇がどうなるか分からなかった動物もいます。寄付をする余裕はないです。かといってこれ以上働く時間を伸ばせません。やっと病気と折り合っているので・・・。

人間も困っている。けど、動物も困っている。どうすればいいんだろうと考え込んでしまいました。

考えた末に導き出した答えは、それぞれの得意分野で出来る限りの事をすればよいのでは、というものでした。私は動物の分野のほうが得意なので、そちらを頑張る。人間の医療に長けた人はそちらを頑張る。動物を応援したい人は動物保護に資金を出す。人間の問題に力を貸したい人はそちらに寄付をする。何でもかんでも全て出来る人なんて、よっぽどのお金持ちです。

一番悪いのは、全てから目を背けることじゃないかと思います。どれだけの人が、動物が困っているか。クリスマスで浮かれている今このときも、冷たいコンクリートの上で殺処分が迫り来る犬たちがいます。猫なんか大抵即日処分。せめて自分のペットは守りたい。

実はこの悩みは高校の現代社会の授業にさかのぼります。現代社会の先生は、ペットを動物病院に連れて行く日本人を揶揄していました。飢えてる人もいるのにって。それはちょっと違うと思います。動物を飼ったら、命に責任を持つのは当然でしょう。人間の問題はまた別です。それをごっちゃにしてまだ未成年の子供たちに自分の考えを押し付ける。この先生はテストで自分の考えと違う事を書かれると点をくれなかったので悔しさを噛み締めながら、嘘の答えを書いたものです。こういう大人も無責任で大問題だと思います。

やはり、私は今日もおいしいみかんをれもんとすだちにあげるでしょうし、他の子たちにもできるだけ良い餌を用意するでしょう。きれいな水も飲ませます。具合が悪ければ動物病院へ飛んでいくでしょう。野生の子で困っているのを見かけたら、出来うる限りの事をするでしょう。たとえそれを他人から揶揄されても、けっしてやめはしません。

残念ですが、問題は永遠に解けることがないと思います。でも、自分にできることをやれば良いんだと思います。今なら胸を張ってあの先生に言えること。

自分なりの答えが出るまで時間がかかりましたが、とても有意義だったと信じたいです。