朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

クリスマスセールの動物たち・・・しかしご注意を!

2012-12-22 15:01:50 | ペット
子どもたち、クリスマスにペットが欲しい!なんて思っているかも。彼女が仔犬が欲しいって言っているとか。

・・・ちょっと待って下さい。たくさんの動物が入荷するということの問題を考えてみましょう。

例えばハムスター。大量に入荷する小さな子どものハムスター。これは実は問題が多いです。入荷してすぐは体調を調えるために売り場に出さないのが理想。なにしろ子供ですから病気になりやすい。しかも大量なので病気が蔓延しやすい。きちんと実行しているショップもありますが、とにかく小さくてかわいいうちに売り切ってしまいたいと、すぐに売り場に出して売ってしまう事があります。

これだけでも問題ですが、クリスマスで人出が多く、販売の際に十分な説明ができず、買ってもらってうれしい子供たちが幼いハムスターをいじり倒して病気にしてしまうケースが非常に多い。購入後一週間程はそっとしておくことが必要。ところが即日いじり倒されるのですからたまりません。しかもクリスマスのあとは正月です。年末年始は動物病院もお休み。病気を診てもらえず、結局死なせてしまうケースが非常に多い。

これはお店だけを責められません。親が買い与える以上はしっかり勉強し、子供が動物をどう扱うかしっかり監視すべきです。

仔犬も問題。全国的に需要が高まるので品薄に。そしたら少しクオリティが低くても売るためなら仕入れる店もあります。今は仔犬にどういう疾患があるか明示しているお店が多いので良く見て下さい。臍ヘルニア、ソケイヘルニア、膝ゆるい、停留睾丸、こういう先天的疾患を持った子の多い事に驚くと思います。もちろん繁殖には適しません。しかも停留睾丸はガン化する可能性があり、手術が求められ、普通の去勢より高い値段をとられます。ヘルニアもそのまま様子見でいいですよとお店の人は言うかもしれませんが甘いです!将来手術が必要になるかもしれません。そしたらお金がかかります。お金だけならいいですよ。麻酔をかけるのが普通の犬種よりリスクが高い短頭種だったら命がけになる可能性も無きにしも非ず。膝ゆるいは関節の手術が必要かも。繊細な手術ですからできれば得意な病院を探すことが望ましいです。しかも一つの疾患ならまだまし、二つ、三つもちもざらです。

仔犬も体調を崩しがちですから、年末年始の病院の休みは致命的。つまりはクリスマスは動物購入には全く向いていません。贈り物は命でなくてもいいですよね。時間があり、病院もやっている何もイベントがない時に購入することをおすすめします。クリスマスセールで安いかもしれませんが、結局高い買い物になるかもしれません。どうしても命の贈り物がいいならば勉強する事、休日も診察している病院を確保する事、先天的疾患のお店のフォローを確認することです。しかしフォローは大抵見込めませんが・・・。