誰の上にも青い空

実父と義父は要介護、弟は重度精神障害者。息子は小5→中3まで不登校、2024年春から高校生。飼い猫がカウンセラーです。

たからもの8

2020-06-30 06:25:29 | たからもの(不登校)
入塾テストの翌年2月から学習塾通いが始まった

小学校入学の2カ月前だ


電車を利用して、片道1時間近くかかる

時間と費用の負担を差し引いても

源次郎の未来の価値が大切だった


塾代は結構かかる

費用の捻出のため

まず最初に、車を手放した

さらにボクは生命保険を解約した

ボクの身に何かあってもお金にはならない

自分のもしものことよりも

源次郎の未来に懸けていた


生活費の8割を稼いでいる妻に負担がかからないように

ボクは源次郎の塾の送り迎えをして

一緒に学習した


1年生は国語と算数の2科目

毎回、宿題が課せられた


日々、計画的にこの宿題をこなしていかなかればならない


家庭で宿題を行うことにより

知識は定着し

定期テストで好成績を収めることが出来る


塾側から

「平日全く宿題をやらずに土日で一気に...では力がつかない」と言われた

毎日、計画的に...これが基本だ


子どもの学習は

目標を持った大人と一緒で

日々コツコツと地道な努力の積み重ねだ


偏差値も順位もいい状態が続いていた

当時は

全て上手くいっている

今後も上手くいくと信じていた



近所の公園の額紫陽花

たからもの7

2020-06-29 06:37:58 | たからもの(不登校)
小学校入学半年前に

ある大手進学塾の入塾テストを受験した


国語と算数だった

結果は両科目とも満点だった


きっと事前に学習していた子は出来ると思う

逆に何も学習せずに受けると

設問で何を聞かれているのか

理解するのが困難なテスト内容だ

ボクが同年齢だったら、1つも解けなかっただろう


国語はこの年齢にして

読解力が試される問題だった

算数は計算と図形

わざとだと思うけど「間違えやすいように」作成してある

どちらの科目も「思考力と注意力」が必要な設問ばかりで

大人目線でも難しくて驚いた


結果を義父に報告したら

とても喜んでくれた


ボクと義父との会話が

「本当に弾んだ」

数少ない瞬間だった


その時、未来が

ほんのりと明るく感じている自分がいた

たからもの6

2020-06-28 06:42:00 | たからもの(不登校)
我が家は低収入なので

(ボクが時給パートのため)

源次郎が医師になるには

国立大学の医学部を目指すしかない


すると、かなりの学力を持ち得なければならない

第一歩は中学受験だとボクは考えた


平仮名、片仮名、数字、足し算、引き算、図形の相違

時計の読み方、音読、ちえの問題集、小学1、2年生の漢字...


5歳からでは少しスタートが遅かったかも知れないけど

様々なテキストを解かせながら学習を重ねていった


まだ柔軟な源次郎の頭脳はどんどん吸収していき

それなりの手応えを感じていた


一年後の保育園年長の頃には

上記のことは、ほぼ出来るようになっていた


今になって思うのは

当時、ボクと源次郎は

「猛スピード」

で走っていたという事


ブレーキを踏むことを忘れていたんだと思う

たからもの5

2020-06-27 06:37:32 | たからもの(不登校)
ボクは義父との関係は悪いし

鬱病になって負い目を感じていた


源次郎が医師になって

義父を喜ばせることが出来るのなら...

これも親孝行の一つの形であろうと思った


立派な職業、やりがい、収入もいい

源次郎本人も、それなりの人生が歩めるのではないかと...


そうボクは自分に言い聞かせて

源次郎が保育園児で

5歳になる手前くらいから

二人三脚の学習が始まった



通勤途中の紫陽花たち...

たからもの4

2020-06-26 06:31:44 | たからもの(不登校)
義父は教育者だけあって

とても強いポリシーがある


例えば

「5月生まれ最強説」


ボクにはよくわからないのだけど


「5月生まれは優秀な人間に育つ」と何度も聞かされた

なので自分の子どもは5月に生まれるように

「計算して出産する」ようにしたという


ボクは能天気なのか

いつ授かっても素晴らしい...という考えだったのだけど

出産日を逆算して...その行為を...?


義父の子ども2人は...というと

ボクの妻は5月生まれ

義弟は6月初旬生まれだ

(どちらも5月生まれを狙ったという)

義父自身も5月生まれ


二つ目は

「子どもがなりたい職業に就く」

のではなく

「親がならせたい職業に就かせる」

という方針だということ


三つ目目は

「自分の遺伝子は優秀だ」と言う


妻の実家へ行くと

義父の遺伝子を持っていない

ボクや義弟の奥さんは孤立してしまう


妻や義弟は医者にはならなかったけど

2人とも大学院卒で修士号を持っている

義父は自分の娘、息子の自慢話をいつもしている


ちなみに

ボクは2月生まれで

学校は休まないけど、ろくに勉強しない人間だった

社会人になってから

通信制の大学を30代でやっと卒業した

ボクの父親は中卒で

教育には無縁、無関心な人だ

自分の3人の息子の自慢をしたことはない

自慢するほどの子どもたちではないから...



補足

またまた昨日も源次郎は小学校を休んだ

今週3日連続...今月7度目...

ボクは会社に到着してトイレに飛び込んだ

昨日は1日に3度の下痢をした...