ウッチャンのBC日記(改)写真日記

還暦過ぎのおっさんの日々の日記です

2020.01.26 沙流岳BC まさかのTHE DAY

2020-01-27 | バックカントリースノーボード
ビックマウンテンに挑戦予定が、各地悪天候予報のため、近場の「沙流岳」に行って見ることに。

なんとここを訪れるのは十数年ぶりになる。もちろんブログを始めてからは初の報告になる。今までも行く機会は多数あったはずなのに、なんかめんどくさい気持ちがあって足が遠退いていたのだ。

で今回、いつものおじさんたちと行くことにした。ダメ元で。

日勝トンネルP出発時はかろうじて日勝ピークが見える程度。風は予報通りかなり強い。強いというよりめっちゃ冷たい。かなり寒い日になりそうだ。

準備を始めるも一気に体が冷えてくる。手が死ぬのが目に見えているので、最初からミトンにカイロを握りしめて出発。



トンネル横を上がり、すぐに西寄りに進みハイマツを避けて登っていくが、すぐに藪になるので、どこから登ってもさほど変わらないかも?
途中から先行者のトレースを巡りピーク前から巻いて進む。



それにしても、やはりピークゲレンデは悲惨な状況だった。雪が少ない上に風に叩かれているようだ。今日は全般に修行になる覚悟を決めた。

巻いた先は藪とうねりがすごい。だが、先週の芦別岳を経験しているので誰も文句も言わずに進んでいく。こんなことならピークからハイマツを降りた方がよっぽど楽だったようだ。




やっと藪を脱出、堀ゲレンデの頭に出た。どうやら先行者は日勝ピークのみのようだった。
ここで休憩。



高曇りっぽく、トマムスキー場も見えた。



風は少し弱まったように感じたが寒さは激しい。歩を止めると一気に寒さが襲ってくる。休憩もそこそこに先に進むことに。

堀ゲレンデからは樹木の陰になり風の影響が減り体は楽になった。と同時に周りの様相が一変してきた。まるで三段山やG尾根に来ているような風景になってきた、松がモフモフしてきた。加えて空に青色が見えるようになってきた。




「やっぱり、沙流岳で正解だった?」

日勝エリアがここらでは一番予報が良かったのだ。それでここを選んだのだが正解だったようだ。風だけはしょうがない、目を瞑ることにしよう。

今回はhidekinさんがよく行くルートを巡ることにしようと思っている。hidekinさんはこの辺りを熟知しているので参考にさせてもらうことにした。



1370まで来ると、めちゃめちゃいい天気になってきた。
そして雪は日勝ピークとは比べ物にならないほどにたっぷりある。
太陽の日射しが暖かい。少し余裕が出てきた。
ここでも休憩して、下の林道まで1発目を落とす。



雪はフレッシュではないようだが、なかなか調子いい。ツリーランを楽しみながら林道に向けて下りていく。板に若干抵抗を感じるが、重いというよりは寒すぎて滑らないようだ。






林道に下りてからは、シールを貼って林道を進み、沙流岳に取り付く。
前日に来た人がいないのか斜面はノートラック。
先行者は無し、我々しか今のところいない。




テンション上がる~!




ほぼ直登でピークへ。



最高の天気だ!
遠くの山には雲がかかる。日高もナンプもトカレンも・・・ヌプカとウペは見えた。
芽室の西峰も。







標識は沙流岳の沙の字だけ見えていた。



掘り起こしてパチリ。




ピークはやはり風が冷たい、この天気でこの時点で-20°。

そりゃ寒いわ!

気温で-20°、風で体感温度はいったいいかほどか? とにかく寒い。

とにかく、ちゃっちゃと準備して落としたい。下で休みたい。



さぁ~いきますよ! ドロップ!



バフバフ感はないけど、いいですよ~。
でっかく行きますよ。



と思ったけど、思いの外やはり板が走らない。失速気味です。

でも、いい感じで~す。

だってここは日勝エリアですよ。日勝ピークや労山熊見が厳しい状態なのに、この雪はいったいなんなんですか?

最高じゃないすか。

まるで別世界にトリップしたみたいでした。



ずっと下りたい衝動を必死に抑えてみんなを待つ。

これって、もしかしてTHE DAYってやつですかい?

いい日を選んだものだ。

まったりしたのち、登り返し。
ピークの東側から2本目いきま~す。



2本目は小さめにターン。


えーよ、えーよ。



よかですばい。いったいどこの人?



ツリーランもそこそこに終了。

GPSで確認したのち、平行トラバースで取り付き地点まで帰る。今回は残念ながらこれぐらいにした。下はやはりまだ藪なので下げすぎないようにした。

取り付き地点から尾根を日勝ピークまで帰るのだが、沙流岳に登る人1名、尾根を帰る人1名を発見。結局我々だけではなかったようだ。日勝ピークピストンは不明。

さらばじゃ、沙流岳
また来るぜよ。





尾根を帰り1370まで来てある程度の急登は終わり、日勝ピークまではあとはなだらかな登り、ハイマツを越えて日勝ピークへ。

途中、芽室岳、西峰がきれいに見えた。


西峰のあのとんがりをまた滑りたいと強く思った。


だが、日勝ピークで見えた南斜面はとても滑れそうには見えなかった。

日勝ピークは一層風が強くめっちゃ寒い。
手早く準備して北斜面を覗くが、上部はかなり行く手を規制される。

日勝ピークで唯一良かったのは、ウペとニペが見えたことだけ・・・



少し落とせば滑れるには滑れる幅はとれるが、風に揉まれ板が引っ掛かるような状態になり、おまけに下は硬い、消化試合ではあるが、ヘロヘロな足にはきっついわ~。

陽も陰りだし、寒い寒い。
最後の最後で手が死にかけた。

今日、日勝ピークのみの方はお疲れさまでした。さぞかし大変だったと察します。

でもね、我々は地獄から天国に行ってきたんだよね~

なぜ今まで沙流岳に行かなかったのか?
今までを悔やむ1日となった。

はっきり言って『穴場』です。
これ教えない方が良かったかな?・・・

それでは😃 









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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (hidekin)
2020-01-27 19:55:44
ウッチャン,お久しぶりです!
いつもブログは見ていますよ

昨日は沙流岳だったんですね
雪は良かったようですね
沙流岳は雪の良い確率が高いような気がします

私は昨日,ペケレベツでした
ペケレ山頂から沙流岳を見たときには,人影もシュプールも見えなかったので,誰も来ていないのかな~なんて思っていました
きっとまだウッチャンたちが登る前だったんですね

ペケレベツの東斜面は超重い雪で,脚力トレーニングにはなりました
どうもこの斜面との相性が良くないようで,ここで軽い雪に当たった記憶がありません

雪不足の今シーズンですが,雪少ないながらも場所を探して,残りのパウダーシーズンを楽しみましょう

では,また
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Re.お久しぶりです (ウッチャン)
2020-01-28 09:56:43
hidekinさん、お久しぶりです。
今シーズンはなかなか会えませんね。

その昔、あまりいい印象がなかった「沙流岳」だったんですが、hidekinさんが毎年のように通う理由がわかりました。まさに灯台もと暗し。今までの数年が悔やまわれます。

穴場とはこういうことを言うんでしょうね。
自分もまだまだです。

またどこかでお会い出来れば。

お気をつけて!
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