日曜日天気が読めないが、あまり良さそうではないので、近場の日勝「ペケレ」狙いで清水ドライブインに集合。
みんなが来る前に上の様子を見に行くが、ペケレどころか、国道から上は何も見えない。ペケレはそうそうに中止、日勝そのものも中止にするしかないかもしれない。
8時にタカシ、ナベ、タツ、自分が集合したが、さてさてどうする?この時点ではドライブインから上はダメっぽい。場所を変えるか?だが、この状況を見たら近場でどこに行ったらいいか判断がつかない。
そこで、タツも行ったことがあるという「裏ドラ」正式には山名も標高点もない(強いて言えば、1079)、そこに行くことになった。旧日勝スキー場に行く途中から右に折れて、林道から取り付くドライブインから一番近くに見えるあの斜面だ。
旧スキー場入り口に移動して出発。すぐに右に折れて林道を行く。
昨年も来ているのでわかっているが、林道はすでにない。砂防ダムができているが、どこも切り立ってしまい、その上に取り付くのが大変な状況になっている。
今年は雪が少なく、渡渉自体が難儀。
河床は雪がなく、川には青白い氷が張っている。その氷の上を渡らなければならない。板を肩に担いで、いつ滑るかわからない氷の上を歩くのはとっても怖い。
無事に渡ってもどこからも楽に上がれる場所がない。意を決してシートラで崖化した川の側壁をよじ登る。
よじ登って見た景色は悲惨な笹原だった。タツが先頭きって進むが、ほとんど笹の藪こぎだ。
タツに「これは無理だわ!とってもここをトラバって、植林帯まで行ける気がしないわ~」
「作業道を進んで、元の沢の近くの取り付きまで行ってみよう」と促した。
そちらの方がかなりましだった。がっ、笹を交わしながら、あっち行き、こっち行きを繰り返す。笹こぎがないぶんまだましだが、帰りは難儀しそう。
笹のないところを選びながら、なんとか植林帯まで来た。ここまで来たらもう楽だ。南尾根を目指して登っていく。でもこの時は、この植林帯を滑って下りるとは思っても見なかった。
植林帯を抜け疎林になった時点で強風だ。尾根に乗ると上部は見えない。対面の南向き斜面には雪が付いていない。
あちこち移動したが、結局みんなの意見に従い、沢には下りないことになり、タツのいう植林帯を下りることになった。結局は撤退だ。
まともに滑ったの100mもないだろう。後は植林帯の中の空いたところを滑るというよりはただ下りていく。
そのあとはまたトレースを頼りに笹を掻い潜りながら下りていく。
作業道に出て割って帰れるところまで漕いでいく。崖に下りる前に休憩。たくさん滑りたい人には、なんだこりゃ?という日だが、冒険好き、アドベンチャー好きには、これはこれで面白い日である。
そもそもが、BC に行く奴は冒険好き、アドベンチャー好きだと思っている。危険が伴うようなところに、楽しそうな匂いを感じるからだ。 しかし十分に安全を配慮した上での話だが。
いよいよ、シートラで崖を下りていく。そして川を渡渉しないで、砂防ダムの天場を歩いて行く。これが一番安全だと皆判断した。
がっ、突風が来る。「あやや、危ないわ~」身を伏せて風に耐える。裏は落ちたら3m はある。安全と思ったが、風の恐怖と戦いながら無事に渡り終えた。
振り返ると、風の中堂々と前を向いて歩いてくるナベが見えた。
その姿は今日一番かっこ良かった!
後はシールでトコトコ駐車地まで。
そもそもBC はいい日ばかりとは限らないものだ。こんな日もある。
反対にこんな日があるからこそ、ピーカンのパウダーがやたら良く感じるのかも知れない。
雪が付いていればこんな感じなんだけど・・・
それでは
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