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時の関守

心 (3)

先日、小雨のなか、日も差していて虹がでていました。
ふだん見馴(みな)れている空ですが、そんな空が、鮮(あざ)やかな色に着色(ちゃくしょく)されているようで、少し興奮します。
月もそうですよね。
天空にある巨大な天体が、浮かんでいると思うと、なにか不思議な興奮を覚えます。

なぜ虹が見えるのか、月がなぜそこにあって、月の満ち欠けがあるのか、理屈を知っていても不思議なのですから、昔の人は、その神秘に酔いしれ、おおいにインスピレーションをわかせたはずです。

月の満ち欠けなど、何度みても不思議だったでしょう。
間違(まちが)いなくあった月が、少しづつ欠けていく姿など、この世に現れてきている現象とは、いったいなんなんだろうと…思わずにはおれなかったはずです。

一般の人々にとって、霊的なもの、宗教がいっていることが、少々うさんくさくて、眉(まゆ)につばをつけているのはよくわかります。
その一番の原因は、世の常識とまったく真逆(まぎゃく)だからです。
現代科学からすれば、物質(もの)こそがすべてで、心は脳から派生する一現象にすぎません。

それに対し霊的伝統は、物質こそが幻であり、私たちは夢をみているだけなのだと説きます。
そして、夢をみている私たちの心こそが、本体であり、この世の実態なのだといいます。
まったく、真逆といってもよいでしょう。
何百年たっても、理解されないのも、わからないでもありません。

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