またSEIKOのアドベンチャーウォッチ、ランドマスターを買ってしまいました。今回は現行モデルのSDBD005。シンプルな形状の頼れるヤツです。
ロープの引っかかりを防ぐため、12時の方向にリューズを配置した特徴的なデザインは、登山家・三浦雄一郎氏の監修によるもの。2013年、80歳でエベレストに登頂した時も氏の腕にはこの時計が巻かれていました。(実際に使用された物は限定発売のブラック色)
過酷な高所登山でも素早く時間を把握できるようにと採用された大型のフェイスに太い針とシンプルな文字盤の組み合わせは視認性抜群! 針とインデックスにてんこ盛りされたルミブライトのおかげで暗闇でもよく光ります。
そして最大の特徴はSEIKOが誇る第3のムーブメント「スプリング・ドライブ」が搭載されていること。ゼンマイがほどける力を動力とする機械式時計でありながら、調速機構は水晶振動子を採用するという、機械式とクォーツの良いとこ取りをしたようなこのスプリングドライブは、機械式時計でありながら平均月差±15秒というクォーツ並みの精度を誇ります。またスプリングドライブ特有の流れるようなスイープ運針は独特の趣があり楽しめます。このスプリングドライブ搭載モデルが欲しかったんですよね。
良いことばかり書いていますが、もちろん欠点も大有り。
まずその大きさと重量。チタン製のためサイズの割には軽く、引っかかりの少ない形状のためフィット感は良いのですが、やはりヘビー級のサイズで厚みもあるため、それなりに重たいです。
またアドベンチャーウォッチではありますが高所登山を想定したモデルのため防水は10気圧。前モデル同様、20気圧防水なら安心して使えたのですがね。
スプリングドライブ搭載モデルはグランドセイコーが中心だったので、どれもかなり高額だったのですが、このモデルはその中でも安価。それでも実売価格25万は決断に勇気が必要です。そして思い切って購入してもムーブメントが特殊なため一生モノにはならない…
色々ありますけど、今のところ満足して気に入って使っています。でもガンガンぶつけそうな仕事場では怖くて使えず、休日だけの使用ですけど… 貧乏性です(苦笑)
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