8月が終わろうとしています。
関心が薄れ、戦争記憶の風化が危惧されていますが、8月はやはり戦争関連の本が多く発売されます。今年も色々な本が発売されましたが、その中でこの8月に読んだ本を紹介させていただきます。
まずは「特攻の真意」。
“特攻隊生みの親”と言われている大西瀧治郎海軍中将を軸に神風特別攻撃隊結成の経緯とその後の特攻作戦について書かれています。断片的ですが似た話を色々な本から読んだ事があるので、私にとってはさして目新しい事はありませんでしたが、海軍の航空機による特攻について作戦の初期段階から関わった当事者たちが語っているのは貴重です。けっこう読みやすい本なので一気に読むことができました。
次は「ヒロシマはどう記録されたか(上下巻)」。
原爆が投下された当日とその後、爆心地に入り、現場で取材しようとした記者たちの記録です。あの日、爆心地で何が起こっていたのかが取材する記者の目線で生々しく語られています。また原爆投下当日に爆心地で撮影された貴重な写真についてのエピソードや「特殊爆弾」の正体を解明するため現地に乗り込んだ科学者たちの話なども書かれており、少し違った角度からも原爆について知る事ができます。
以上、私がこの夏に読んだ本でした。興味がありましたら、是非読んでみてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます