弁護士は誰のため? 当然依頼者のためである…というのは前ふりで、東京新聞の見出しは、本来「弁護人は誰のため?」であるべきかと思うので(※1)、それに対する答えは、「被告人のため」ということになる。
東京新聞も引用している弁護士職務基本規定、この第4章が刑事弁護の規定である。ちょっと読んでほしい。
■■引用開始■■
第四章 刑事弁護における規律
第四十六条(刑事弁護の心構え)
弁護士は、被疑者及び被告人の防御権が保障されていることにかんがみ、その権利及び利益を擁護するため、最善の弁護活動に努める。
第四十七条(接見の確保と身体拘束からの解放)
弁護士は、身体の拘束を受けている被疑者及び被告人について、必要な接見の機会の確保及び身体拘束からの解放に努める。
第四十八条(防御権の説明等)
弁護士は、被疑者及び被告人に対し、黙秘権その他の防御権について適切な説明及び助言を行い、防御権及び弁護権に対する違法又は不当な制限に対し、必要な対抗措置をとるように努める。
第四十九条(国選弁護における対価受領等)
1 弁護士は、国選弁護人に選任された事件について、名目のいかんを問わず、被告人その他の関係者から報酬その他の対価を受領してはならない。
2 弁護士は、前項の事件について、被告人その他の関係者に対し、その事件の私選弁護人に選任するように働きかけてはならない。ただし、本会又は所属弁護士会の定める会則に別段の定めがある場合は、この限りでない。
■■引用終了■■
光市弁護団は、最高裁段階でも差戻審段階でも、上記職務基本規定に反したことはしていない。懲戒の理由はないわけです。
※1:弁護士が刑事弁護で被告人を弁護するときは、「弁護人」という役割を果たすことになる。とはいっても、そもそも、メディアは、刑事手続きと民事手続きをきちんと書き分けていない。本来「被告人」というべきを「被告」と呼ぶことになっているのはその典型例だ。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
東京新聞も引用している弁護士職務基本規定、この第4章が刑事弁護の規定である。ちょっと読んでほしい。
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第四章 刑事弁護における規律
第四十六条(刑事弁護の心構え)
弁護士は、被疑者及び被告人の防御権が保障されていることにかんがみ、その権利及び利益を擁護するため、最善の弁護活動に努める。
第四十七条(接見の確保と身体拘束からの解放)
弁護士は、身体の拘束を受けている被疑者及び被告人について、必要な接見の機会の確保及び身体拘束からの解放に努める。
第四十八条(防御権の説明等)
弁護士は、被疑者及び被告人に対し、黙秘権その他の防御権について適切な説明及び助言を行い、防御権及び弁護権に対する違法又は不当な制限に対し、必要な対抗措置をとるように努める。
第四十九条(国選弁護における対価受領等)
1 弁護士は、国選弁護人に選任された事件について、名目のいかんを問わず、被告人その他の関係者から報酬その他の対価を受領してはならない。
2 弁護士は、前項の事件について、被告人その他の関係者に対し、その事件の私選弁護人に選任するように働きかけてはならない。ただし、本会又は所属弁護士会の定める会則に別段の定めがある場合は、この限りでない。
■■引用終了■■
光市弁護団は、最高裁段階でも差戻審段階でも、上記職務基本規定に反したことはしていない。懲戒の理由はないわけです。
※1:弁護士が刑事弁護で被告人を弁護するときは、「弁護人」という役割を果たすことになる。とはいっても、そもそも、メディアは、刑事手続きと民事手続きをきちんと書き分けていない。本来「被告人」というべきを「被告」と呼ぶことになっているのはその典型例だ。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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