2004年3月、信越放送のヘリコプターが取材飛行中に高さ152メートルの送電線に衝突し、墜落した。搭乗していた4人全員が死亡する悲惨な事故となった。高さ60メートルを超える送電線には標識を設置する法律上の義務があったが、この送電線にはそのような標識はなかった。高速で飛ぶヘリコプターから標識のない送電線を発見することは容易なことではない。
しかし、電力会社は標識を設置せず、国も標識を設置させるよう指導していなかった。全国で高さ60メートルを超える送電線のうち標識がついているのはごくごくわずかだった。幹線道路などヘリコプターが通過するであろうルートを横切る送電線にも標識はついていなかった。
もし、これがヘリコプターが送電線に衝突した最初の事故ならまだ過失だとあきらめることもできるかもしれない。
しかし、同様の事故が何度も繰り返し発生していた。それにもかかわらず、送電線に標識を設置して事故を防ぐ措置が行われなかった。法的に設置が義務づけられているにもかかわらず…。
女性記者の遺族は、この事故を単なる事故と見過ごすことができなかった。
遺族は、二度とこのような事故を繰り返してほしくないと立ち上がり、裁判を起こした。
この裁判がもうまもなく結審しようとしている。
最終期日は、10月18日午前10時、東京地方裁判所527号法廷で行われる。
遺族の最後の訴えが裁判官の胸に響くことを願っている…。
【参考】
遺族のホームページ
「航空取材の安全のために--なぜ我が妹志奈はわずか26歳で死ななければならなかったのか--」http://www7a.biglobe.ne.jp/~shina-chan/
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
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もし、これがヘリコプターが送電線に衝突した最初の事故ならまだ過失だとあきらめることもできるかもしれない。
しかし、同様の事故が何度も繰り返し発生していた。それにもかかわらず、送電線に標識を設置して事故を防ぐ措置が行われなかった。法的に設置が義務づけられているにもかかわらず…。
女性記者の遺族は、この事故を単なる事故と見過ごすことができなかった。
遺族は、二度とこのような事故を繰り返してほしくないと立ち上がり、裁判を起こした。
この裁判がもうまもなく結審しようとしている。
最終期日は、10月18日午前10時、東京地方裁判所527号法廷で行われる。
遺族の最後の訴えが裁判官の胸に響くことを願っている…。
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