情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

裁判員HPに異議あり!その3~公判前整理手続き隠し?!

2008-11-13 02:16:13 | 適正手続(裁判員・可視化など)
 前にも言ったように、もともとは、裁判員制度について講演するために裁判所のウェブサイトで裁判員に関する特集頁をみていただけだったんだけど、非常に恣意的なものを感じたため、2日続けて批判してきた。これで3日目。当面は、これで最後にしたい。

 本日のテーマは、公判前整理手続き。この手続きは、裁判所のHPによると(http://www.saibanin.courts.go.jp/news/pdf/navigation/1_1.pdf)、【最初の公判期日の前に,裁判所,検察官,弁護人が,争点明確にした上,これを判断するための証拠を厳選し,審理計画を立てることを目的とする手続】だ。

 分かりやすく言うと、裁判で何という問題点を、何という証拠を持って判断するか、ということを決めてしまうこと、台本のようなもんだ。

 え、ここで勝負がついてしまうのではないかと思ったあなた、偉い!そのとおり、だって、証拠とそれで争う問題点が決まっていれば、それはもう結果はほとんど見えているという感じがする。

 これでは裁判員はやる気にならない…という問題があるせいか、裁判所はこの公判前整理手続きを丁寧には説明していない。単にコラムで取り上げている程度だ。いやいや、きっとどこかに、逮捕されてから判決が下されるまでの一連の経過が説明してあるに違いない、と思って探してみたが、見あたらない。


 ようやく見つけたのが、子供用の頁(http://www.saibanin.courts.go.jp/kidz/index.html)。



 結構分かりやすい…。

 なぜ、これが大人の頁にはないんだぁ…。

 答えはどう考えても…。






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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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