情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「ピースボート護衛受ける ソマリア沖」を笑うを笑う

2009-05-14 19:58:33 | メディア(知るための手段のあり方)
 産経新聞(http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090514/plc0905140140001-n1.htm)によると、【海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった】そうで、なんとこのことが、【ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。】とのこと。ふ~ん、何が議論を呼ぶんだろう?分からない。

 ピース・ボートは団体として、海賊対策で【自衛隊】を派遣することに反対している。それは確かだ。

 そして、今回、旅客の安全を期するために、護衛を受ける選択をし、その護衛は【自衛隊】が関与していた。

 矛盾でも何でもない。もし、反対した結果、【自衛隊】の派遣を止めることができていたら、【海上保安庁】の護衛を受けることができただけだ。

 反対したけれど、残念ながら、海上自衛隊が派遣されてしまい、護衛を受けるとすると自衛隊の参画はまぬかれない。でも、乗客の安全のためには、護衛を受けないという判断はできない。それだけのことでしょう。

 議論を呼ぶって、うぷぷって感じだね。
 
 こういう批判をする人って、警察批判をしたら、じゃぁ、警察に頼らないんだなっとか言ってそうで…うぷぷっ

 それって、権力を褒めたり有難がらないと権力の恩恵を被ることができないってことで、そういうことをもしメディアが言うのならば、そりゃ、権力監視なんか無理なわけで…ぞぞぞっ









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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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ストリートビューはプライバシー侵害?~どこまで自主規制すればOKか?

2009-05-14 18:46:26 | メディア(知るための手段のあり方)
 グーグルは、13日、プライバシー侵害という批判が相次いでいるストリートビューについて、今後は撮影カメラの高さを40センチ下げ、2メートル5センチで撮影し、すでに撮影したところも、撮影しなおすことを発表した。確かに、従来の高さでは、蒲団(ならまだいいが)を干したりしているところが丸見えとなるため、人間の歩く高さに近づけたというのは悪くはない。しか~し、果たしてこれで問題がないといえるのか、この自主規制のままでよいのか、少し考えてみよう。

 ストリートビューのプライバシー侵害については、実際に発表されている画像だけでなく、撮影段階、発表段階、保管段階という3つのレベルで考える必要がある。

 まず、撮影段階では、従来のような通常人が見えないような高さからの撮影方法にはやはり問題があったというほかない。今回は、2.05メートルという中途半端さが残念。いっそのこと、1.70メートルくらいにすれば、よかったのだが…。まぁ、2.05メートルの人は散歩できないというわけではないし、ぎりぎりという感じか?


 次に発表段階だが、特定できないように顔にぼかしをいれたりするだけでなく、ラブホテルに入ろうとしている人のように特殊な状況が写っている人については、全身をぼかしたり、画像処理で削除する必要があろう。特定できなければ、プライバシー侵害の問題はクリアできるが、センシティブな情報はあえて掲載する必要はない。もちろん、建物内についても、羞恥心を感じるようなものが写っていたら、ぼかしか削除が必要だ。

 さらに、今回の自主規制で表札については、自動ぼかしは技術的に無理だったようで、希望があれば削除するということになった。すでに戸別の氏名(氏のみもある)が掲載された住宅地図が発行されていることからすると、希望に応じてぼかしをいれることでまぁ、仕方ないか?

 車のナンバーも問題だが、これは、今回、ぼかしを入れることになったようだ。


 最後に保管段階。これは、元の顔などをぼかしていない生データを所持してよいかという問題だ。情報が漏れたりする危険もあるし、そもそも所持する必然性はない。これはもうアップしたプライバシー侵害のない情報以外は、削除してしまうしかあるまい。

 どうでしょう。仮にグーグルが、ここまで自主規制をしたら、それでも、ストリートビューはプライバシー侵害だと問題視する声があがるだろうか?

 逆に言うと、このくらいしないとなかなか商売として認めてもらえないのでは?

 そうそう、建物自体の問題もあるが、建物は外から見ることがきるし、それを地図情報と結びつけたからと言って違法だとは言い難いのではないのではだろうか?

※写真:http://googlejapan.blogspot.com/2009/05/blog-post_5855.html

 

 








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銃規制もできないような国が核廃絶のリーダーになるなんて出来っこない-橋本勝の政治漫画再生計画167回

2009-05-14 00:15:52 | メディア(知るための手段のあり方)
【橋本勝さんのコメント】
オバマ米大統領が核廃絶を言明したことが
たいへん歓迎すべきニュースとして世界中の人から受けとめられている
とくに唯一の被爆国である日本にとっては
オバマが原爆を落とした米国の道義的責任について言及したことへの評価が高い
だがへそ曲がりの風刺漫画家としての私はこれを素直に喜べない
大量殺戮の究極の兵器が核兵器、だが日常の生活の中にある殺戮兵器といえば銃
その銃が2億丁もある銃社会の国がアメリカ、銃により要人が暗殺され
無残な大量殺人事件が起こり、子供が誤って銃を発射する悲劇も多発している
銃による悲惨な事件が起こるたびに、銃規制の法を作る動きがでるが
そのたびに頓挫し、実現にはいたっていない
全米ライフル協会、兵器産業界からの圧力といったこともあるが
それ以上にアメリカの精神風土に、根ざしていることに問題の深刻さがある
西部劇でおなじみ「自分の身は自分で守る」自立の精神の証が銃なのである
それがアメリカの個人の自由の原点であり、建国の精神である
その個人にとっての銃を、国家のレベルに拡大したのが核兵器である
冷戦が終わったから、核はなくせるというのは幻想にすぎない
銃には銃で対抗し、自分の身を守ろうとするように
核には核で対するという核抑止力という、国家としての自衛権
オバマは単純な理想主義者ではないし、アメリカの利益を優先する
したたかな現実主義者である、対国家なら通用する核抑止力も
「テロ集団」のような非対称の敵に対しては効き目がない
「彼らが」核を手にするそれはアメリカにとっての悪夢の現実化
ならば世界から核を廃絶するしかない!ということからの核廃絶である
でもそれまではアメリカは、核を減らすことはあっても核を持ち続ける
そう、個人としてのアメリカ人が、銃を持つ権利を手放さないように。


【ヤメ蚊】
 核兵器は廃絶できる、必ず。





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