佐々木友善・元道警総務部長が裏金疑惑を暴いた道新などを相手に起こした名誉棄損訴訟の判決の不思議さは一度書いたことがあるが(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/5532b0a690a29ad29388f0251acb50bb)、この訴訟で、佐々木友善元部長が、自分のことを書かれた道新の記事について、ほかのメディアの記者から聞き取りした見解をまとめたという書面を提出しているので、それを紹介したい。というのもこれを提出されたほかのメディアの記者は、この書面に対し、抗議をするべきだと思うからだ。もし、抗議をしていないのだとしたら、北海道のメディアは、そういうものなんだと考えて接する必要がある。北海道旅行をする際は、道警とメディアにご用心ってわけだ。
ずばり、佐々木元部長が提出した書面に書かれた見解を紹介しよう。
◎このような卑怯な取材のやり方をして、記事としてどうしてそのように書けるのかというようなものを書くと、マスコミ全体が国民の信頼をなくすることになるので困る。道新は、自らが信用を落として、その結果、自らが困ることを分かっていないのではないか。
◎道新は、このようなやり方をするから、取材体制がありながら、いつになっても二流、三流といわれる。
◎仮に、道に対して、記事にあるような要請があったとしても、行政相互の間で許される一般的な連携や根回しの範囲であり、記事にすべきことではない。どうしてこれが記事になるのか理解できない。
◎わざわざ、「書けない」「書かない」と訪れてまで伝えておきながら、その後何の断りもなく、いきなり書くというのは、マスコミ界の風上にも置けない。マスコミ界の恥だ。
◎目的がよければ何をやっても許されるのだというやり方であり、新聞の社会的信頼性があっての報道であることなどは、何も考えていないのではないか。警察だって、目的が正しくても犯人の捜査では、法で許されたことしかしてはいけないし、処罰だって法に則ってやっているのに、道新のやり方は許される範囲を逸脱している。
◎やり方が脅しである。
書かないということを言って、お詫びの印にビールやツマミを持って訪れた取材相手の自宅に騙して上がり込み、胸襟を開かせ、気を許して何かの話を聞き出そうとしたのではないか。新聞が「騙しのテクニック」を使ったら社会から信用されないことを知らないのだろうか。
◎信義も誠実もない。道新記者の人間性の問題でもあるが、北海道新聞社が、これを許しているのならあきれてしまう。
◎このような記事を社会面のトップ記事に、しかも、黒の5段抜きで書くという感覚そのものが全く理解できない。
以下、省略するが、もう読むに堪えない道警ヨイショの連続だ。
もちろん、佐々木元部長がコメントの主を特定しないで作成した書面なので、どこまで信用できるものかは分からない。
しかし、少なくとも、この証拠に対して、コメントをしたことにされている道警記者クラブの連中は猛烈な抗議をすることが必要だろう。
もし、これが本物のコメントだとしたら、道警裏金疑惑という超得ダネを抜かれた記者のなさけないぼやき、道警へのよいしょとしか思えない。
いくらなんでも記者がそんな恥ずかしいコメントを警察幹部である佐々木氏にするはずもなかろう。
北海道の皆さん、記者クラブが抗議したという話を聞いていますか?
★先日の裁判員制度前夜の学習会の様子が日本ビデオニュースで放送されています。
裁判員制度施行前夜イベントPart1(68分)
裁判員制度施行前夜イベントPart2(50分)
http://www.videonews.com/press-club/0804/001002.php
★キャンペーン中「私は、民主党が導入しようとしている政治家の相続税脱税防止規定(世襲防止強力対策)に賛同します。民主党がこの規定を実効的なものにすることを期待します」
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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ずばり、佐々木元部長が提出した書面に書かれた見解を紹介しよう。
◎このような卑怯な取材のやり方をして、記事としてどうしてそのように書けるのかというようなものを書くと、マスコミ全体が国民の信頼をなくすることになるので困る。道新は、自らが信用を落として、その結果、自らが困ることを分かっていないのではないか。
◎道新は、このようなやり方をするから、取材体制がありながら、いつになっても二流、三流といわれる。
◎仮に、道に対して、記事にあるような要請があったとしても、行政相互の間で許される一般的な連携や根回しの範囲であり、記事にすべきことではない。どうしてこれが記事になるのか理解できない。
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◎やり方が脅しである。
書かないということを言って、お詫びの印にビールやツマミを持って訪れた取材相手の自宅に騙して上がり込み、胸襟を開かせ、気を許して何かの話を聞き出そうとしたのではないか。新聞が「騙しのテクニック」を使ったら社会から信用されないことを知らないのだろうか。
◎信義も誠実もない。道新記者の人間性の問題でもあるが、北海道新聞社が、これを許しているのならあきれてしまう。
◎このような記事を社会面のトップ記事に、しかも、黒の5段抜きで書くという感覚そのものが全く理解できない。
以下、省略するが、もう読むに堪えない道警ヨイショの連続だ。
もちろん、佐々木元部長がコメントの主を特定しないで作成した書面なので、どこまで信用できるものかは分からない。
しかし、少なくとも、この証拠に対して、コメントをしたことにされている道警記者クラブの連中は猛烈な抗議をすることが必要だろう。
もし、これが本物のコメントだとしたら、道警裏金疑惑という超得ダネを抜かれた記者のなさけないぼやき、道警へのよいしょとしか思えない。
いくらなんでも記者がそんな恥ずかしいコメントを警察幹部である佐々木氏にするはずもなかろう。
北海道の皆さん、記者クラブが抗議したという話を聞いていますか?
★先日の裁判員制度前夜の学習会の様子が日本ビデオニュースで放送されています。
裁判員制度施行前夜イベントPart1(68分)
裁判員制度施行前夜イベントPart2(50分)
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