ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

今もあるんだー…のモノ

2012-06-01 04:09:42 | 昔の道具・暮らし

 

こんな文庫本を見つけましたので、いや、懐かしいわぁ、と思って買ったのですが…、

なぁに、我が家でもまだ使っているものがありますわ。

いや、よくよく見れば、この本の著者が、私より17歳も年下、つまり今まだ45歳、

しかも書かれたのは6年前…私が知ってて当たり前…ですね。

本の隣ははさまっていた栞ですが、アイスクリームの棒?ホームランってのがありましたね。

キンチョーなんていまでもあるもの筆頭です。

かつてあの電気蚊取りが出たときは、こりゃ煙が出なくていいわ…なんて思ったものですが、

効き目より「雰囲気」???それと、今とは違うにおいでした。

蚊取り線香は煙があって抹香臭くないとねぇ…みたいな気分で、今は使っていません。

実家では電気のをずっと使っていましたから、効き目はちゃんとあるんですけどね。

ここは蚊はあまり出ませんので、蚊よりもコバエ、とアリ…ですが。

アリにも蚊取り線香効きゃいいのに…ムリだって、飛ばないんだから…。

 

で、この表紙にもあります「クレンザー」。これですよー。アマゾンで買うと、1個111円!

 

            

 

私くらいの年代の方なら、かつて台所に必ずあったのを覚えていらっしゃると思います。

昔「ママレモン」なんてのが出る前は、食器洗いといえばこれだったのですね。

昔の人は「洗剤」でも「クレンザー」でもなく「みがき砂(ずな)」と言ってました。

我が家には、今でも台所にいつも一個…なんで??

実はこれ、消火剤になるからです。

実践済み…昔、嫁入り前に、てんぷら鍋に火が入ったことがありまして…。

私の悲鳴に駆けつけた母が、このクレンザーのフタを破り、中身を鍋にぶちまけました。

これで一発消火したんです。まあ鍋もそんなに大きなものではなかったのですが…。

幸い、あけたばかりで、中身もほとんど使っていなかったのも幸いしました。

 

先日「鉄腕DUSH」という番組で、昔の道具を当てる、という企画をやりました。

時々やるのですが、面白いのでいつも見ています。わかるものもあればわからないものもある…。

で、先日「砂弾(さだん)」が出ました。私は実物は見たことがありませんが、

話には聞いて知っていたので、すぐわかりました。こちらの一番下です

花入れだの灯りだの、しまいには「骨壷」なんて迷答もでました。

これは戦時中の「消火器」。火に向けて器ごと投げ入れると、割れて中の砂が飛び散り、火が消える…。

まぁ空襲であちこち燃え広がってはダメでしょうが、燃え初めの小さな火なら…。

母は「焚き火くらいならすぐ消える」と言ってました。

てんぷら鍋の火を見て、たぶん母は昔の知恵で「クレンザー」の中身を放り込んだのだと思います。

以来、実家の台所には、いつも「新品」のこれを置くようになったわけです。

てっぺんに、親指を押し込むための穴が、ミシン目で記されています。そこをぶつっとやるわけですが、

ぶちまけるときは、そこを手がかりにフタを全部はぎ取るわけです。

 

表紙にあるものだけでも、ちょっと大きくしてみましょう。

元々「まだある」ものばかりですから、みなさん一度は目にしていると思うのですが、

知らないけどきいたことある、見たことある、使ってた、まだ使ってる…いくつありますか?

これは「タバコライオン」実は主人がまだ使っていますので現物ありました。

表紙とは反対側の写真になっちゃいました。朝はこれ、夜は歯肉炎予防用…。

 

     

 

「ノンスメル」、活性炭がどうのこうのというのは、これで初めて知ったと思います。

 

           

 

これ、わかりますか?「ルーレット式おみくじ」。一時期、どこの喫茶店でもラーメン屋さんでも見かけました。

今も、近くのスーパーの中のレストランにあります。

 

        

 

残念ながらと言うべきか?私はこの表紙のもの、全部使ったり見たりしています。

それどころか、この本にのっているもの、見たことないのはひとつかふたつ…。

シッカロールなんて、本に載っているのは新しいほうの「白い紙の箱」。

母が私に使っていたのは、紺地に格子柄で、フタにお母さんと赤ちゃんの絵が入った「缶入り」でした。

ここからは写真は載せられませんので名前だけ…

「柳屋ポマード」「ロゼット洗顔パスタ」「スモカ歯磨き」「MG5」「キクロン」「國光オブラート」「ボンスター」

「レコードクリーナー」「キンチョーサッサ」「サボ」…。いくつ思い出せましたか?

 

スーパーの日用品売り場に行けばまだ「マダム・ジュジュ」とか「ウテナクリーム」とかありますし、

白にブルーの三角柄の「キンチョール」もあるし、牛乳石鹸赤箱、青箱もあるし…。

いつもあるから当たり前に「あらまだあるのねー」くらいにしか思っていませんでしたけど、

それぞれ長い年月、変わらず作られているのですね。ほんとにロングランです。

そうそう…と思い出したのが「粉石鹸」と呼ばれたもの。

ニッサン石鹸の「ラブ」の写真がありました。合成洗剤ですから石鹸ではないけれど、

母たちは四角い「洗濯石鹸」にかわって出てきた粉の洗剤は、みんな「こなせっけん」と呼んでました。

今でもあるわけですが、デスクトップパソコンの本体より大きいんじゃないでしょうか。

4キロ入りが普通で、買い物でこれを買うと、ほかのものが買えない…。

コップで測って入れてましたね。まだあると聞いて、今度見てみようと思います。

ちなみに、今ニッサンから出ているのが、かわいいくまさんの「ファーファ」…。

 

本の写真を見ていて、今はそれぞれいろんな改良がなされたり、形や名称がモダンになったりしていますが、

最初のこのシンプルなので、いいんじゃないの?と言うものもありました。

あぁ昭和は遠くなりにけりだぁぁ。 


コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行けないけれど「着物市」 | トップ | 疑問…(免許更新の日に感じた... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (とんぼ)
2012-06-02 01:20:40
陽花様

やっぱり蚊取りは渦巻きですよねぇ。
以前、何かのもらいものでキンチョーじゃないのを使ったら、
ものすごく臭くて、すぐ消しました。
蚊帳、蚊取り、うちわの三点セット、懐かしい夏です。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-06-02 01:18:57
みけ様

この本に載っているものは全部現役ですから、すごいなーと思います。
うちも、今でも「青箱」使ってますわー。
この本、全商品写真入りです。
駅弁などに入ってる「お魚型のポリしょうゆ入れ」、
あれが「ランチャーム」という名前だと、今回初めて知りました。
1ページずつ見ていたら、お酒進むかもです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-06-02 01:13:05
古布遊び様

使っていた場面とか、そのもののにおいとかまで思い出します。
今使われているものも、30年も経ったら「平成のにおいがするー」とか
なるんでしょうねぇ。
返信する
Unknown (とんぼ)
2012-06-02 01:07:05
アゲハ様

ビギーバンクですね。
私も昔持っていたのですが…どこいった?

石鹸も最近はお菓子かと思うようなきれいなものとかあますが、
昔ながらの石鹸が一番なじんでます。
返信する
Unknown (陽花)
2012-06-01 23:09:29
この辺は蚊が多いので、いまだに
蚊取り線香使っています。
それも畑行き用の小さな物と犬用と
家用の3種類、腰にぶら下げて作業して
いたら蚊はきませんが消えたとたん蚊に
刺されます。
効き目がある事実感します。
返信する
懐かしぃ (みけ)
2012-06-01 21:33:33
今でも現役だと思うのですが…どれも

うちの浴用せっけんはCOW印の青箱ですし

この本に載ってる物で楽しいお酒か呑めそうです。
返信する
Unknown (古布遊び)
2012-06-01 20:53:48
うーん、懐かしいですねねえ~~
もう胸キュンです。
こういうものを見せられると一気に当時に戻ります。
私も全て知っていますーーこれが歳と言うことなんでしょうねえ(笑)
返信する
うちにも (アゲハ)
2012-06-01 11:15:10
今、ありまーす。

右下のタワシと右上のピンクの豚の貯金箱。
この豚ちゃん大好きで、蚊遣り用のもあったんで、3年くらい前に買いました。
もちろん、使用するんじゃなくって飾っているんです。
因みにこの豚ちゃんのミニミニサイズで、体高1.5センチ、体長1.8センチくらいのが三体あります。

あと、牛乳石鹸も知ってるし!!!!!
いー香りですもんね。
安いので、サシェの代わりに衣装ダンスの抽斗にしばしば入れてましたよ~。
返信する

コメントを投稿

昔の道具・暮らし」カテゴリの最新記事