こんな文庫本を見つけましたので、いや、懐かしいわぁ、と思って買ったのですが…、
なぁに、我が家でもまだ使っているものがありますわ。
いや、よくよく見れば、この本の著者が、私より17歳も年下、つまり今まだ45歳、
しかも書かれたのは6年前…私が知ってて当たり前…ですね。
本の隣ははさまっていた栞ですが、アイスクリームの棒?ホームランってのがありましたね。
キンチョーなんていまでもあるもの筆頭です。
かつてあの電気蚊取りが出たときは、こりゃ煙が出なくていいわ…なんて思ったものですが、
効き目より「雰囲気」???それと、今とは違うにおいでした。
蚊取り線香は煙があって抹香臭くないとねぇ…みたいな気分で、今は使っていません。
実家では電気のをずっと使っていましたから、効き目はちゃんとあるんですけどね。
ここは蚊はあまり出ませんので、蚊よりもコバエ、とアリ…ですが。
アリにも蚊取り線香効きゃいいのに…ムリだって、飛ばないんだから…。
で、この表紙にもあります「クレンザー」。これですよー。アマゾンで買うと、1個111円!
私くらいの年代の方なら、かつて台所に必ずあったのを覚えていらっしゃると思います。
昔「ママレモン」なんてのが出る前は、食器洗いといえばこれだったのですね。
昔の人は「洗剤」でも「クレンザー」でもなく「みがき砂(ずな)」と言ってました。
我が家には、今でも台所にいつも一個…なんで??
実はこれ、消火剤になるからです。
実践済み…昔、嫁入り前に、てんぷら鍋に火が入ったことがありまして…。
私の悲鳴に駆けつけた母が、このクレンザーのフタを破り、中身を鍋にぶちまけました。
これで一発消火したんです。まあ鍋もそんなに大きなものではなかったのですが…。
幸い、あけたばかりで、中身もほとんど使っていなかったのも幸いしました。
先日「鉄腕DUSH」という番組で、昔の道具を当てる、という企画をやりました。
時々やるのですが、面白いのでいつも見ています。わかるものもあればわからないものもある…。
で、先日「砂弾(さだん)」が出ました。私は実物は見たことがありませんが、
話には聞いて知っていたので、すぐわかりました。こちらの一番下です。
花入れだの灯りだの、しまいには「骨壷」なんて迷答もでました。
これは戦時中の「消火器」。火に向けて器ごと投げ入れると、割れて中の砂が飛び散り、火が消える…。
まぁ空襲であちこち燃え広がってはダメでしょうが、燃え初めの小さな火なら…。
母は「焚き火くらいならすぐ消える」と言ってました。
てんぷら鍋の火を見て、たぶん母は昔の知恵で「クレンザー」の中身を放り込んだのだと思います。
以来、実家の台所には、いつも「新品」のこれを置くようになったわけです。
てっぺんに、親指を押し込むための穴が、ミシン目で記されています。そこをぶつっとやるわけですが、
ぶちまけるときは、そこを手がかりにフタを全部はぎ取るわけです。
表紙にあるものだけでも、ちょっと大きくしてみましょう。
元々「まだある」ものばかりですから、みなさん一度は目にしていると思うのですが、
知らないけどきいたことある、見たことある、使ってた、まだ使ってる…いくつありますか?
これは「タバコライオン」実は主人がまだ使っていますので現物ありました。
表紙とは反対側の写真になっちゃいました。朝はこれ、夜は歯肉炎予防用…。
「ノンスメル」、活性炭がどうのこうのというのは、これで初めて知ったと思います。
これ、わかりますか?「ルーレット式おみくじ」。一時期、どこの喫茶店でもラーメン屋さんでも見かけました。
今も、近くのスーパーの中のレストランにあります。
残念ながらと言うべきか?私はこの表紙のもの、全部使ったり見たりしています。
それどころか、この本にのっているもの、見たことないのはひとつかふたつ…。
シッカロールなんて、本に載っているのは新しいほうの「白い紙の箱」。
母が私に使っていたのは、紺地に格子柄で、フタにお母さんと赤ちゃんの絵が入った「缶入り」でした。
ここからは写真は載せられませんので名前だけ…
「柳屋ポマード」「ロゼット洗顔パスタ」「スモカ歯磨き」「MG5」「キクロン」「國光オブラート」「ボンスター」
「レコードクリーナー」「キンチョーサッサ」「サボ」…。いくつ思い出せましたか?
スーパーの日用品売り場に行けばまだ「マダム・ジュジュ」とか「ウテナクリーム」とかありますし、
白にブルーの三角柄の「キンチョール」もあるし、牛乳石鹸赤箱、青箱もあるし…。
いつもあるから当たり前に「あらまだあるのねー」くらいにしか思っていませんでしたけど、
それぞれ長い年月、変わらず作られているのですね。ほんとにロングランです。
そうそう…と思い出したのが「粉石鹸」と呼ばれたもの。
ニッサン石鹸の「ラブ」の写真がありました。合成洗剤ですから石鹸ではないけれど、
母たちは四角い「洗濯石鹸」にかわって出てきた粉の洗剤は、みんな「こなせっけん」と呼んでました。
今でもあるわけですが、デスクトップパソコンの本体より大きいんじゃないでしょうか。
4キロ入りが普通で、買い物でこれを買うと、ほかのものが買えない…。
コップで測って入れてましたね。まだあると聞いて、今度見てみようと思います。
ちなみに、今ニッサンから出ているのが、かわいいくまさんの「ファーファ」…。
本の写真を見ていて、今はそれぞれいろんな改良がなされたり、形や名称がモダンになったりしていますが、
最初のこのシンプルなので、いいんじゃないの?と言うものもありました。
あぁ昭和は遠くなりにけりだぁぁ。
右下のタワシと右上のピンクの豚の貯金箱。
この豚ちゃん大好きで、蚊遣り用のもあったんで、3年くらい前に買いました。
もちろん、使用するんじゃなくって飾っているんです。
因みにこの豚ちゃんのミニミニサイズで、体高1.5センチ、体長1.8センチくらいのが三体あります。
あと、牛乳石鹸も知ってるし!!!!!
いー香りですもんね。
安いので、サシェの代わりに衣装ダンスの抽斗にしばしば入れてましたよ~。
もう胸キュンです。
こういうものを見せられると一気に当時に戻ります。
私も全て知っていますーーこれが歳と言うことなんでしょうねえ(笑)
うちの浴用せっけんはCOW印の青箱ですし
この本に載ってる物で楽しいお酒か呑めそうです。
蚊取り線香使っています。
それも畑行き用の小さな物と犬用と
家用の3種類、腰にぶら下げて作業して
いたら蚊はきませんが消えたとたん蚊に
刺されます。
効き目がある事実感します。
ビギーバンクですね。
私も昔持っていたのですが…どこいった?
石鹸も最近はお菓子かと思うようなきれいなものとかあますが、
昔ながらの石鹸が一番なじんでます。
使っていた場面とか、そのもののにおいとかまで思い出します。
今使われているものも、30年も経ったら「平成のにおいがするー」とか
なるんでしょうねぇ。
この本に載っているものは全部現役ですから、すごいなーと思います。
うちも、今でも「青箱」使ってますわー。
この本、全商品写真入りです。
駅弁などに入ってる「お魚型のポリしょうゆ入れ」、
あれが「ランチャーム」という名前だと、今回初めて知りました。
1ページずつ見ていたら、お酒進むかもです。
やっぱり蚊取りは渦巻きですよねぇ。
以前、何かのもらいものでキンチョーじゃないのを使ったら、
ものすごく臭くて、すぐ消しました。
蚊帳、蚊取り、うちわの三点セット、懐かしい夏です。