お墓参りも毎年この時期はものすげー暑いもんで、
バサマと息子をつれていくと、どちらも帰りはミイラになると困るので…。
ウチの仏壇でごまかしっ!ご先祖様方々、こんな子孫をお許しくださりませ。
というわけで、私もお休みいただき、着物から離れて雑談を…。
まず写真は、1984年(昭和59年)のロサンゼルス大会のときの
「アサヒグラフ」です。息子の生まれた年だったので、記念に買いました。
久しぶりに出してきて、まず本を開く前にどんな大会だったか…。
懸命に思い出そうとするんですがねぇ…、とりあえず開会式では
「スペースマン」でしたっけ?宇宙服みたいなの着て飛びましたね。
それからアメリカの歴史絵巻、みたいなので「幌馬車」がたくさん出ました。
競技ではカール・ルイス、森末が体操で満点取りました。
女子マラソンのあの「アンデルセン」のボロボロゴール、柔道の山下、
女子体操のえーとあのはちきれそーなアメリカ娘レットン…
あれっ、それくらいしか思い出せない…。あ~~こんなもんだわ私の記憶力。
ともかく、本を開いてみました、そうそう、この年は当時のソ連と東欧が、
ボイコットしたんでした。「片肺大会」といわれたんですね。
水泳は日本全滅、そして本見て思い出しました!
ピストル競技で、蒲池さんというおじさん(失礼)が、48歳で金メダル!
でしたねぇ。いやーこうして広げてみると、24年前のヒーローたちも、
今はもうかなりのお年ってことですね、あっ私もか…。
そして、ふと思ったのですが、このころはまだ、
開会式って昼間行われているんですよね。
まだアナログな時代ですから、「スーぺースマン」程度が大好評、
今じゃ聖火ランナーが壁走ってますがな…。
アナログはアナログで、いかにも「歓迎会余興」ってな感じで、
楽しかったように記憶しています。
いつの間にか式は「夜」になり、仕掛けもだんだん大きくなり、
開会式ってなんだっけ、と思います。きれいで楽しいですけどね。
今日「あれは長すぎる、すぐ次の日に試合のある選手もいるのだから」と
そんな意見を聞きました。そうですね。入場行進は、私も見ませんでした。
「開会式」ではなく「開会宣言式」で、ショーとか宣誓とかだけで、
選手の入場はべつでもいいんじゃないかなんて考えちゃいました。
それだけでけっこう時間かかるわけですから。
北京オリンピックの開会式、私はひとつのショーとしてみるなら、
なかなかきれいでおもしろかったと思います。(長かったけど)
民族衣装がたくさん見られてよかった、ってそっちかい。
何しろ人海戦術、北朝鮮の「マス・ゲーム」もそうですが、
あれだけたくさんの人間が、ひとつのコマになって、大きなものを作り出す、
自分たちは全体像が見えないわけですから、ひたすら「分業」をこなす、
単純に、人間というのはすごいものだと思います。
ちょっと脱線しますが…
昔、小学校低学年の記憶で、運動会で「メイ・ポール」というのをやりました。
実は、自分がやったのか上級生がやったのか、それすら覚えていないのですが、
よそ様のブログでその関連記事を拝見し、懐かしくなって検索したら
実際には宗教的な意味があったり…でしたが、そんなこと知らんかった…。
「メイ・ポール」をご存知ない方のために…。(私の運動会のときの様子です)
まず真ん中に高い棒を立て、その棒のテッペンに、
いろいろな色の長いリボンを、決められた数止めつけておきます。
ポールの周りにリボンと同じ数の子供たちが立って、
それぞれ一本ずつリボンを持ち、音楽に合わせてポールの周りを回ります。
当然、ポールにはたくさんのリボンが巻きついていくわけですが、
このとき、たとえば10人の子供がいたとして、回りながら奇数番号の子が、
回る向きを変え、偶数番号の子と右なら右に交差しながら回るとか、
その場で入れ替わるとか…そういう動きをいくつか繰り返すと、
ポールの側面で、リボンが組まれていくわけです。
外国では、フクザツな組み目になるものは大人がやるそうですが、
子供たちは番号つけられて、先生の「奇数!ターン!…くぐってぇ、
ツギ二人交差!」なんて声で練習していた風景を覚えていますから、
自分がやったのかもしれません。
写真も残っていないので、記憶は定かではありませんが、
確かアーガイル模様のような柄が織られて「きれいだな」と思いましたねぇ。
たった一人間違えても模様になりませんから、
そりゃもぉ…実は先生が一番たいへんだったでしょうね。
とにかく、「群舞」というのは、自分はあくまで「コマのひとつ」ですから、
何千人ものカタマリが、あれだけ見事に動くには、どれだけの練習があったのか、
どれだけの失敗を重ねたのか、思うだにたいへんであったろうと思うのです。
もちろん、今はヘッドホンなんてものがありますから、
道具立ては便利になりましたけれどね。
それにしても、あの開会式を見て、さらにはどれだけのお金が使われ、
どれだけの人が「オリンピック迷惑」を掛けられたのだろうかと…。
もちろん、そういうことは、どの大会でも必ずあると思います。
「喜んでばっかりなんて、いられるかい」ですね。
ただ、中国の場合は「四川大地震」が直前にあったり、
聖火も、あんなにしてまで…と思うような旅だったり…。
直前に見たドキュメンタリーでは、私のお気に入りの番組「世界街歩き」で、
最近見たばかりの、北京の古い胡同( フートン、独特の居住地域)が、
どんどん壊されてしまっている、とやっていました。
1200年代にできたものですから、ある程度は歴史的施設として
残すそうですが、何代にも渡って暮らしてきた人もいるわけで、
たった半月少々のオリンピックのために、住む場所を追われるというのは…。
いや、よそ様の国の方針、私ごときがあれこれいうことはありませんが、
あのものすごく華やかだった開会式、あの北京中の真夜中の花火を
「うるさい!見たくもない!」という人たちも、いたのではないかなと思うと、
ちょっとキモチにサザナミが立ちました。
次の日の新聞に、地震の被災地の人がテレビを囲んでいて、
「今は五輪が励み」というようなことが書いてありました。
あぁ、それを楽しみに、自国の選手の金メダルを励みにがんばれるなら、
それもまたよしなのだなと、そんな風にも思いました。
上の本の中に「すばらしきかなスポーツ かなしきかなオリンピック」
という記事を、朝日新聞の記者だった「中条一雄」という方が書いています。
その中の締めくくりの部分(抜粋です、原文のまま)に
「オリンピックの議論を推し進めていくと、結局は平和の場が
国際政治に揺さぶられ、権力者によって国際戦略、国威宣揚、
そして金儲けの道具に使われる巨大にして病めるオリンピックの、
華やかな裏にある欠陥に、どうしても突き当たらざるを得ない」
とあります。
さて、8年後、東京が候補地に名乗りをあげていますが…。
経済効果とか、国際的信用とか、私にはイマイチわからない「いいこと」も
たくさんあるのかもしれませんが、私はねぇ…
「今の日本、それどころじゃなかろ」、どっかの誰かさんじゃありませんが、
『どげんかせんといかん』こと、いっぱいあるのとちゃうか、と
思ってしまうのです。
ともあれ、今北京で戦っている人たちは、純粋にスポーツしてます。
どの国のどの選手も、みんながんばれがんばれ!
追記 「中条一雄」氏が、オリンピックについて書いておられます。
夏秋冬の三回で毎年やるっての、おもしろいなと…。
バサマと息子をつれていくと、どちらも帰りはミイラになると困るので…。
ウチの仏壇でごまかしっ!ご先祖様方々、こんな子孫をお許しくださりませ。
というわけで、私もお休みいただき、着物から離れて雑談を…。
まず写真は、1984年(昭和59年)のロサンゼルス大会のときの
「アサヒグラフ」です。息子の生まれた年だったので、記念に買いました。
久しぶりに出してきて、まず本を開く前にどんな大会だったか…。
懸命に思い出そうとするんですがねぇ…、とりあえず開会式では
「スペースマン」でしたっけ?宇宙服みたいなの着て飛びましたね。
それからアメリカの歴史絵巻、みたいなので「幌馬車」がたくさん出ました。
競技ではカール・ルイス、森末が体操で満点取りました。
女子マラソンのあの「アンデルセン」のボロボロゴール、柔道の山下、
女子体操のえーとあのはちきれそーなアメリカ娘レットン…
あれっ、それくらいしか思い出せない…。あ~~こんなもんだわ私の記憶力。
ともかく、本を開いてみました、そうそう、この年は当時のソ連と東欧が、
ボイコットしたんでした。「片肺大会」といわれたんですね。
水泳は日本全滅、そして本見て思い出しました!
ピストル競技で、蒲池さんというおじさん(失礼)が、48歳で金メダル!
でしたねぇ。いやーこうして広げてみると、24年前のヒーローたちも、
今はもうかなりのお年ってことですね、あっ私もか…。
そして、ふと思ったのですが、このころはまだ、
開会式って昼間行われているんですよね。
まだアナログな時代ですから、「スーぺースマン」程度が大好評、
今じゃ聖火ランナーが壁走ってますがな…。
アナログはアナログで、いかにも「歓迎会余興」ってな感じで、
楽しかったように記憶しています。
いつの間にか式は「夜」になり、仕掛けもだんだん大きくなり、
開会式ってなんだっけ、と思います。きれいで楽しいですけどね。
今日「あれは長すぎる、すぐ次の日に試合のある選手もいるのだから」と
そんな意見を聞きました。そうですね。入場行進は、私も見ませんでした。
「開会式」ではなく「開会宣言式」で、ショーとか宣誓とかだけで、
選手の入場はべつでもいいんじゃないかなんて考えちゃいました。
それだけでけっこう時間かかるわけですから。
北京オリンピックの開会式、私はひとつのショーとしてみるなら、
なかなかきれいでおもしろかったと思います。(長かったけど)
民族衣装がたくさん見られてよかった、ってそっちかい。
何しろ人海戦術、北朝鮮の「マス・ゲーム」もそうですが、
あれだけたくさんの人間が、ひとつのコマになって、大きなものを作り出す、
自分たちは全体像が見えないわけですから、ひたすら「分業」をこなす、
単純に、人間というのはすごいものだと思います。
ちょっと脱線しますが…
昔、小学校低学年の記憶で、運動会で「メイ・ポール」というのをやりました。
実は、自分がやったのか上級生がやったのか、それすら覚えていないのですが、
よそ様のブログでその関連記事を拝見し、懐かしくなって検索したら
実際には宗教的な意味があったり…でしたが、そんなこと知らんかった…。
「メイ・ポール」をご存知ない方のために…。(私の運動会のときの様子です)
まず真ん中に高い棒を立て、その棒のテッペンに、
いろいろな色の長いリボンを、決められた数止めつけておきます。
ポールの周りにリボンと同じ数の子供たちが立って、
それぞれ一本ずつリボンを持ち、音楽に合わせてポールの周りを回ります。
当然、ポールにはたくさんのリボンが巻きついていくわけですが、
このとき、たとえば10人の子供がいたとして、回りながら奇数番号の子が、
回る向きを変え、偶数番号の子と右なら右に交差しながら回るとか、
その場で入れ替わるとか…そういう動きをいくつか繰り返すと、
ポールの側面で、リボンが組まれていくわけです。
外国では、フクザツな組み目になるものは大人がやるそうですが、
子供たちは番号つけられて、先生の「奇数!ターン!…くぐってぇ、
ツギ二人交差!」なんて声で練習していた風景を覚えていますから、
自分がやったのかもしれません。
写真も残っていないので、記憶は定かではありませんが、
確かアーガイル模様のような柄が織られて「きれいだな」と思いましたねぇ。
たった一人間違えても模様になりませんから、
そりゃもぉ…実は先生が一番たいへんだったでしょうね。
とにかく、「群舞」というのは、自分はあくまで「コマのひとつ」ですから、
何千人ものカタマリが、あれだけ見事に動くには、どれだけの練習があったのか、
どれだけの失敗を重ねたのか、思うだにたいへんであったろうと思うのです。
もちろん、今はヘッドホンなんてものがありますから、
道具立ては便利になりましたけれどね。
それにしても、あの開会式を見て、さらにはどれだけのお金が使われ、
どれだけの人が「オリンピック迷惑」を掛けられたのだろうかと…。
もちろん、そういうことは、どの大会でも必ずあると思います。
「喜んでばっかりなんて、いられるかい」ですね。
ただ、中国の場合は「四川大地震」が直前にあったり、
聖火も、あんなにしてまで…と思うような旅だったり…。
直前に見たドキュメンタリーでは、私のお気に入りの番組「世界街歩き」で、
最近見たばかりの、北京の古い胡同( フートン、独特の居住地域)が、
どんどん壊されてしまっている、とやっていました。
1200年代にできたものですから、ある程度は歴史的施設として
残すそうですが、何代にも渡って暮らしてきた人もいるわけで、
たった半月少々のオリンピックのために、住む場所を追われるというのは…。
いや、よそ様の国の方針、私ごときがあれこれいうことはありませんが、
あのものすごく華やかだった開会式、あの北京中の真夜中の花火を
「うるさい!見たくもない!」という人たちも、いたのではないかなと思うと、
ちょっとキモチにサザナミが立ちました。
次の日の新聞に、地震の被災地の人がテレビを囲んでいて、
「今は五輪が励み」というようなことが書いてありました。
あぁ、それを楽しみに、自国の選手の金メダルを励みにがんばれるなら、
それもまたよしなのだなと、そんな風にも思いました。
上の本の中に「すばらしきかなスポーツ かなしきかなオリンピック」
という記事を、朝日新聞の記者だった「中条一雄」という方が書いています。
その中の締めくくりの部分(抜粋です、原文のまま)に
「オリンピックの議論を推し進めていくと、結局は平和の場が
国際政治に揺さぶられ、権力者によって国際戦略、国威宣揚、
そして金儲けの道具に使われる巨大にして病めるオリンピックの、
華やかな裏にある欠陥に、どうしても突き当たらざるを得ない」
とあります。
さて、8年後、東京が候補地に名乗りをあげていますが…。
経済効果とか、国際的信用とか、私にはイマイチわからない「いいこと」も
たくさんあるのかもしれませんが、私はねぇ…
「今の日本、それどころじゃなかろ」、どっかの誰かさんじゃありませんが、
『どげんかせんといかん』こと、いっぱいあるのとちゃうか、と
思ってしまうのです。
ともあれ、今北京で戦っている人たちは、純粋にスポーツしてます。
どの国のどの選手も、みんながんばれがんばれ!
追記 「中条一雄」氏が、オリンピックについて書いておられます。
夏秋冬の三回で毎年やるっての、おもしろいなと…。
えーとね「ハントレーさん」ですね。
本の後ろに全記録が載ってました。
そうだったんですか、きっとお元気で、
五輪見ていらっしゃることでしよう。
あれはやっぱり痛々しいですねぇ。
それでなくとも、今日のマラソンの
野口さんもそうですけど、こうやって、
大会に出るような人たちというのは、
実際体はボロボロだそうですね。
種目にもよるのでしょうけれど…。
いつも思います。日本人ってプロでも
インタビュー、ヘタだなぁって。
「今のお気持ちは?」
「何も話したくない気持ち」
「この喜びをに誰に最初に伝えたいですか?」
「今朝すれ違ったオバサン」
「どうでしたか、今日のレースは」
「勝ちました」
言ってみたい。
さっぱりした気性のとても良い先生でした。
ロス五輪ってちょっと前のことだと思っていましたのに、もう24年になるのですねぇ。
ところで、夕べ女子の体操を見ていましたらアメリカのリポーターは中国の選手についてしきりと「16歳以下の選手というのは若過ぎるのではないか?」と言っていました。
オリンピックは男子サッカー(23歳以下のみ出場可能)以外は年齢制限はないのですねぇ。
確かに、素晴らしい演技ではありましたが、なんだか痛々しく見えてしまいました。
尤も、米国リポーターの発言も自分の国が負けそうだからというのが大きいようですけど・・・
オリンピック招致についてのご意見は、
わが国の政策や財政にも関わることですので、
ある種意見をのべていただくことは
かまいませんが、特定の国家や国旗についての
記述というのは、やはり差し控えて
いただきたいと思います。
私はどこの国が、ということでなく、
「オリンピック」そのものが、
形を考えるところにきているのではないか、
というお話しをさせていただきました。
貴女様のご参加なさっておられる
活動について、この場では
否定も肯定もするものではありませんが、
特定の運動に関する記述は、ご勘弁ください。
そして、どんなご意見であれ、
コメントをお残しになられるなら、
たとえハンドルであっても
名乗られるのが礼儀かと存じます。
まことに申し訳ございませんが、
コメントは削除させていただきたく、
ご了承ください。
顔つきをちょっと見ていたんですが、
なんとなく違う「種族」かなーと
思える子供もいましたが…選ばれた子、
ですからねぇ、わかりませんねぇ。
陽花様
群舞はほんとに、すごいですね。
人間ってやればできんだーなんて
おもっちゃいます。
ヒロをぢ様
本当に、なんで招致を思いつくのかと
フシギです。お金動いたって、
人が動いたって、つづくものじゃないし…。
一発パーッと、よりも堅実なことを
考えてほしいものです。
今年は「高校野球」、私も忘れてます。
うんちく様
今やらなきゃならないことが山積み、と
思っているのは市民都民だけ?
目の前のことも片付けられないで、
4年後の話しなんか、鬼もおばけも笑います。
うまこ様
私もあの映画はみました。
そう、素朴ですよね。せいぜい鳩や風船程度、
みんなで演奏したり踊ったり…聖火も
そのままパッとつけました。
「あの程度」がいいですね。
入場行進は日本まで。
じっくり見たのは初めてのような気がします。
いや、東京オリンピック('64)以来かな?
で、今、息子がエアロバイクしながら
その市川監督の映画東京オリンピックを見ています。
素朴でいいなぁ~
私はあんな程度が身に合ってます。
で、入場行進はみませんでした。やたらと長すぎました。
東京に住んでいますが、オリンピック招致に反
対です。招致活動に使う何十億円というお金が
もったいないと思います。経済効果など今更狙
ってどうするのですか。招致費用で医者を増や
したり、老人施設を増やしたり、介護ヘルパー
の給料を増やしたりしたほうがよっぽど有効だ
と思います。
あの開会式は、どれくらい練習を
されたのかと思いながら見ていました。
練習と息を合わせるとこれだけの事が
出来る人ってスゴイなぁと思いました。