今日は「七草」、早いなぁ、もう松も取れますねぇ。
写真は今年使い初めの「お椀」と、お粥などのときに使う小どんぶりです。
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロこれぞ七草、
ですね。マジメに七草粥は作られますか?ウチは毎年手抜き!
七草どころか「三草」くらい?最近は「七草セット」なんていうのも
パックで売っていますが、実は私も主人も「セリ」が苦手なのです。
で、毎年我が家流で、スズナ、スズシロは葉と本体の方も入れて
あとは小松菜とかほうれん草とか、お正月に使って残ったもの。
おじやでごまかすこともアリ!のすごい手抜きです。
でも、お正月のごちそうやお酒で疲れた胃には、ほんとにいいでしょうね。
ウチは宴会ナシ、私は酒もナシ(思い切っり下戸)なので7日すぎても元気ですが。
あっ今年はカゼにやられたので、ちょっと疲れたかな?しっかり食べましょう。
ところで、少し話題を戻しまして「お正月」のしきたりのお話し。
私の母は京都の片田舎の生まれなのですが、正月三が日の決まりごと三つ。
「三が日は女は台所に立たない」「刃物は一切使わない」「掃除はしない」です。
すてきでしょう!でも、これは母の生まれた家ではずっとやっていたそうです。
刃物を使わないので大晦日のうちに、三が日分のお雑煮の具とか漬物とか、
その他モロモロ全部切っておくんですね。で、年があけると家の主人、
もしくは長男が先頭にたって「お雑煮」と「おせち」の準備をします。
洗い物も、男です。要するに、女は不浄・・とする考え方で、
お正月はあちこちに神様がいらっしゃるから、女は動くな、触るな・・
ということらしいんですね。掃除をしないというのも、うっかり箒を使って
「神様」を掃きだすようなことがあってはならないから。
母は、たとえば何かこぼしてしまって、どうしても箒で掃かなければならない
などということがあると、まず手を合わせて「すんまへん、かんにんどっせ
ちょいと、どいとくりゃっしゃ(どいておくれやす)」とブツブツ唱えるように
言いながら、手早く掃除をしていました。
このしきたり、しっかり受け継がれていましたが、さすがに台所に立たない
というのは私が子供のころにはうやむやになり、両親そろってやっていました。
でも、あとの二つは未だにやってます。私も毎年手伝わされて、
大晦日になると、雑煮用の小松菜だの鶏肉だのを三日分切らされました。
今年も三日に買物帰りに立ち寄ったジサマがそぉ~っと言うことにゃ
「たいがいおせちもあきたし、リンゴ食べようと思ったらバサマがジロリと
にらんで『キレイにあろて(洗って)かじって食べや』って言うんだよ、
かじってまでと思って、けっきょくリンゴ食い損ねた」と・・・。
思うに、母の実家は農家で女は本当に忙しかったと思います。
このしきたりは、一年の感謝をこめて三が日くらいは家事から解放してやろう、
という思いやりからでたしきたりだと思うのですが・・。
母の生まれた地域で、どこの家もやっていたことなのかどうか、
そこまで聞いてませんが・・・今度聞いてみよ。
このしきたりだけは、持ち込みたかったのに、主人は全く意に介さず
「便利なようにくらしゃいいんだから、元日から包丁使ってもいいよ」、
いや、だからね・・そーじゃなくて・・。
ところが、夫の実家は、大阪なのに、な、何と、元旦から、掃除はするわ、洗濯機は回すわで、ビックリ。
義母に「三が日、女は、休み違うのぉ。」と訊いたら、「へぇ、そうかぁー」の答え。 よくよく出身を訊いたら、生粋の大阪人ではなかった。 以来、義母は、関西の風習について、私に確かめてくるようになってしまった。(><)
お正月の三が日を働かずに済むなら 許す。
といっても昔はその3日間ぐらいしか主婦はお休み出来なかったのでしょうね。
いつも半分お休みみたいな私にはお正月も働かないと申し訳ないのかも。
我が家は1日だけは掃除と洗濯をしないだけで、あとは通常通りでした。
今年は来客が無かったのですが、いつもは娘の友人達や親戚などが集まってきたので、朝から包丁などは振り回していました。
我が家のしきたり これから作ろうかな。
私もなんでもいいから許しますぅ~、恵さんに同意です。
我が家はしかし、三が日何もせず、ってのはさすがにできないのですが、晦日あたりの大掃除には、私が子供ら連れてどこかに遊びに行き、その間に旦那が床拭きとワックスがけをするのが習わし(?)です。
ちなみに七草粥、『七草セット』で作りました。
でもね、めちゃくちゃ手抜きです。
なぜって、今夜はコレが夕食だからぁ・・・。
むんか!)
でも、オフ会でよくはしゃぎ、喋り、歌うもんだから、お酒飲んだらどないになるのやら・・と。
ところで、京都のどこかしら?そんな習慣があるなんて、ちっとも知りませんでした、ちなみに我家では、とりあえずダンナがまめで・・・料理はもちろん(朝食は自分で作らはります)裁縫(といってもボタン付け等)アイロンかけ(お正月に着た着物にもちゃんとアイロンかけてかたずける)風呂そうじ(これは必ず)旅行や出張の支度も、むろん自分の着るものすべて(下着や靴下まで)自分自身で買いに・・・子供の小さい頃は散発まで、かなりの綺麗ずきでおかげで10年来の車もピッカピカでもその分こうるさいですが、家のことよくしてくれてます、よそ様のダンナ様はどんなんかしら?
ぶりねぇ様
やっぱりそうですか。イロイロ面倒なこともあるけれど、残したい習慣もありますね。ゲンダイでは難しいけど・・。
恵様
「許す」は楽しいなぁ、ほんとほんと!でも、子供が小さい頃なんて、元日からおしめ乾してたし・・年取ってきたらってのもいいかも。
武者子様
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
子供が小さいうちは、ほんと夫婦で協力しませんとね。昔みたいに大家族じゃないから、手抜きもアリですよ。七草粥、おいしかったですか?おかゆってすぐおなかすくから、今頃「お夜食?」かな。
てっちゃん様
とてもお幸せな奥さんなんですねぇ、ウチなんかタテのものをヨコにもしないクチです。言えばやってはくれるのですが、いちいち言うのもめんどくさい、自分でやったほうが早いわ・・です。
ちなみに母の実家は「長岡京市奥海印寺」というところ。長岡天神さんから、まだ山に向かって入っていったところです。私が小さい頃は「わらぶき」で囲炉裏や土間があり、中1くらいでしたか、稲刈りを初めて手伝いました。たいへんだけど楽しかったです。
とんぼさんのように残り物でささっと作れるの憧れます☆それにしても、お正月は女は動くなっていうお話。なんとなく聞いたことはありましたがそうかぁ~。それは、いいですね~。今は独り者ですが、結婚したら、この話は受け継ごうかと思います(笑)ありがとうございます。
TBありがとうございます。
私もJJ様の「七草」の記事、読ませていただきました。お若いのにえらいっ!身体にもいいことですしね。「女は動かない」という習慣は「刃物は使ってもいい」ということにしてすすめると、ヒジョーにラクです?!結婚したらゼヒどうぞ!