ほとほと…

「鴻池」といえば関西では、いろんな意味でよく知られる一族…。
時代というものもありましょうから、
先祖を引っ張り出してどーのこーの言うつもりはございませんが、
本人が先祖（祖父）の話しをするのに
「賭け事が好きで女好きで…その血を引いてる云々」と…。
そんなことだけ先祖のせいにしてどーする。

思うにつくづくあそーさんというのは、まわりに恵まれてんだか
恵まれてないんだか、わからないお人ですなぁ。
それにしても、鴻池氏辞任の原因は明々白々、でも理由は「健康上」…。
官房長官は、そう聞いているのでと逃げるばかり、
あそーさんは「健康上のことについては選んだ責任の範疇じゃない」ですと。

裸の王様というお話しがあります。
きれいな服の大好きな王様が、稀代のペテン師にひっかかるお話しですね。
「この服は愚かなものは見えないというフシギな布だ」といわれて、
王様以下、全員が「愚か者」といわれないために、
ありもしない服を見えてるふりをして、最後にはパレードもする。
でも、見えてるフリで拍手喝采する大人たちを尻目に
あっさり子供が「裸だぁ」と、ほんとのことを言ってしまい、
大人たちも「やっぱ、そーだよねぇ」とみんなで大笑いする、というお話し。

お話しでは結末が二つあって、ひとつは子供に裸だと指摘され、
みんなが王様をバカにするところで終るもの、
もうひとつは、子供に指摘されて、王様もやはりそうだったかと
己の愚かさに気づく、それでも自分は王だからと、
さいごまで威厳を持って裸のまま歩きとおす…。

私はあそーさんが、ほんとうは裸でいるんだけど
「みんな、私は服を着ているんだよ、裸に見えても着てるったら着てるの！」と、
もうシラを切りとおす王様に見えます。
自分が、実は愚かであったことに気づき、それでも自分は王だからと、
最後までパレードをやり通す矜持とは、ちと違うと思います。

また鴻池の祖先はいわゆる「侠客」といわれた人だそうです。
何よりも義理と矜持を重んじた方々でしょう。
「女癖が悪いのはＤＮＡだ」なんぞと、アホなことを言ってないで、
「私自身の恥です。女遊びで国民を欺いてすみません」と、
さっさと引退すりゃいいんです。ご先祖様も大迷惑ですがな。
ついでのことに「間質性肺炎」…あれってすんごい危険な病気なんですけど…。
直前までゴルフして女性と遊んでいたんでしょ。ははは、オダイジに。

豚インフルより熱海の温泉、おまけに税金使ってダダ乗り。
肝っ玉小さいというより「ナイ」んじゃありません？
それをすっぱり「あんなことをされては信頼もうせる、
彼を選んだのは、私のマチガイだった」って、言っちまったほうが、
支持率上がるとおもいますが…。
私いつも思うんです「李下に冠を正さず」って。
これはやったかやらないかじゃない、やったと思われるだけでも、
自分に責任がある、ということです。
身を律するということは、そういうウタガイを掛けられないことです。

あそーさんは裸の王様じゃなくて、そばについてた腹心の部下が裸だったのを
「いや、アイツ服着てたよ、着てたろ？どんな服？そりゃ知らんけどさ、
まーいーじゃん服なんてどーでも。とりあえず病気だっつってんだからさ」
みたいな？いやー「新・裸のおーさま」

ともかく、何か起きてるときにどっか行ってたとか、
いまに始まったことじゃありませんが、
少なくとも私たちは「アンタ裸だよ」と、しっかり言っていかなきゃいけません。
選挙は大事なチャンスですね。