![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/97/6fd2f576fa060f89cd13b1921cd85bdf.jpg)
暮にいただいたトラさんのカップル箸置きは、
松の内は飾られていていただくことにして…
お正月用にと、使わないにしても、出しておいたのがこちらの箸置き。
羽子板でーす。
この前の「お飾り門松の写真」で私が持っていたもの、あれも羽子板です。
別写真ですが部分アップしてみました。懐かしいでしょこのカタチ。
上の箸置きみたいな形のも売ってましたね。たいがい似たような女の子の絵で…。
羽も細い竹ひごみたいなものに五つくらいアタマをはさむようにして
売っていましたが、すぐ壊れたりどっかいっちゃったり…しましたね。
羽子板についても昔講釈しておりますが、ブログを始めたころの記事ですので、
今日は「再演」ってそんなごたいそーなもんじゃありませんが…。
まぁお正月話題ってことで…。
「羽子板」つまり「羽根突き」の歴史ですが、
かなり古くて室町時代です。当時は「胡鬼の子(こきのこ)勝負」という名前で
文献に名前があるそうです。もともとはいわば「厄払い」…。
「胡鬼の子」とは「とんぼ」のこと。これは中国の言い方でして、
実は民族の悲しい歴史があります。
昔、中国には、秋のさまざまな作物の収穫時期になると、きまって襲ってくる
騎馬民族がいまして、これを「胡の国の鬼」と呼んだそうです。
秋になると、彼らがまるで大群で飛び回るとんぼのように襲ってくるので、
「胡鬼の子(虫)」と呼んだのだそうで。
今や日本では、ゴキブリのようにひっそりと現れて
収穫したばかりの米やりんごを盗んでいく「泥棒」がいます。
あれこそ、特大の羽子板でお尻を一発ぶったたいてやりたいですね。
さてさて、一方当時の日本では「とんぼ」は害虫を食べてくれる益虫、でした。
そこで羽根突きの「羽」をとんぼに見立て、これを空高く打ち上げてとばすことで
子供に害をなす害虫を食べさせる…という、
これも「子供の健康」を祈るものだったんですね。
この「こきのこ」という言葉が「はごいた」になった経緯ですが、
過去記事からそのまま載せますと、
「こきのこ」に使われるから「羽のついた、こきをつく板」で「こき板」
ハネコキイタ・・ハコキイタ・・はごいた・・と言うわけです。
実際の変化はいろいろですが、この流れが一番説得力のある変化ですね。
羽のほうですが、アタマの黒い硬いもの、これは「むくろじ」の種です。
むくろじは「無患子」と書きます。「わずらいのない子」ですね。
つまり、子供の健康を祈る思いが、こんなところにもこめられているわけです。
「むくろじ」は、お釈迦様が「この実を108個つなげて数珠を作れば、
災いも憂いもなくなり、正しき道をゆける」と説かれたのだそうです。
私はむくろじの樹というものを見たことがない…というより、
あまり聞きませんので、たぶん見ていてもわからないのでしょうね。
写真で見ると、神社などにもあるようで、大きな樹です。
むくろじの実の方は、写真で見ると茶色っぽくなって「梅干」みたいです。
この実の柔らかい部分には「サポニン」が含まれていて、
水でぬらすと泡がでる…昔石鹸代わりにも使われたとか。
江戸時代、この「むくろじ」からとったものを溶かして、
シャボン玉にしました。子供相手に「あしの玉~」と売り歩いたそうです。
江戸時代にシャボン玉があったなんて、ふしぎですね。
吹くのに使ったのは「麦わら」です。
私が子供のころには、まだ麦わらのストローがありました。
すぐつぶれちゃうんですけどね、
子供のころ、今みたいに液体洗剤とか、ボディソープなんてありませんでしたから
石鹸削って溶かした水で、シャボン玉遊び、していました。
母が嫌がりましてねぇ、飛んでいってぶつかって割れると、
その場所に石鹸のシミがつく…って。確かにその通りで、
乾くと板壁のあちこちに、丸い白いわっかの跡が残る…。
洗濯物がほしてあるそばなんぞでやろうものなら、怒鳴りまくられましたっけ。
羽子板からシャボン玉に話がいってしまいました。
羽子板にしても、シャボン玉にしても、今は、やっている子供を見ませんね。
私は「羽根突き」が小学生の高学年くらいから「バドミントン」になりました。
それすらも今は…というより、ああいったゲームをする場所がありませんね。
今は、住宅地でも車は当たり前に入ってきますし、空き地もないし。
何も体中汗だらけになって動かなくても、「テレビゲーム」でテニスまであるし。
今の都会の子供たちは、学校の校庭以外では走り回ることもできなくて、
かわいそうな気がします。走っちゃいけない、飛びだしちゃいけない…。
昔はアスファルトの方が少なかったですから
転べば砂利やら土やらですから、ざりっとすりむく…。
保健室でも家でも、やられることは同じ、
「オキシドール」をドポドポっとかけて拭かれて、
泡が出ると、ばい菌が苦しんでるんだ、なんていいましたっけ。
そのあとは赤チンもしくはヨーチンをぺたぺたと塗られる…
男の子たちは、年中ひざっこぞうだの肘だの、
あちこち赤い「もよう」があったものです。
バン○エイドなんてありませんでしたから、
なんか治りかけで、クチュクチュしててもそのまんまでしたねぇ。
今なら「不潔だから絆創膏貼りなさい!」なんていわれるんでしょうね。
あらら、また話がズレました。今年もこんな感じでズレまくりそうですね。
今日は、私一人で実家にお年賀に行ってきました。
息子の移動が大変だからと、毎年向こうから来てくれていたんですが、
今年はさすがに母がねぇ。
というわけで、本来当たり前ですが、久しぶり子供のほうから行きました。
お年賀は、母も食べられるようにと栗の茶巾絞りのようなお菓子にしました。
おいしいと言ってくれたのでよかったです。
箱根駅伝のゴールを見てから、かえって来ました。
しっかり息子へのお年玉もせしめ…いえいえ「いただいて」。
松の内は飾られていていただくことにして…
お正月用にと、使わないにしても、出しておいたのがこちらの箸置き。
羽子板でーす。
この前の「お飾り門松の写真」で私が持っていたもの、あれも羽子板です。
別写真ですが部分アップしてみました。懐かしいでしょこのカタチ。
上の箸置きみたいな形のも売ってましたね。たいがい似たような女の子の絵で…。
羽も細い竹ひごみたいなものに五つくらいアタマをはさむようにして
売っていましたが、すぐ壊れたりどっかいっちゃったり…しましたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/ba/19ae304d37fa6333542d44785cf277de.jpg)
羽子板についても昔講釈しておりますが、ブログを始めたころの記事ですので、
今日は「再演」ってそんなごたいそーなもんじゃありませんが…。
まぁお正月話題ってことで…。
「羽子板」つまり「羽根突き」の歴史ですが、
かなり古くて室町時代です。当時は「胡鬼の子(こきのこ)勝負」という名前で
文献に名前があるそうです。もともとはいわば「厄払い」…。
「胡鬼の子」とは「とんぼ」のこと。これは中国の言い方でして、
実は民族の悲しい歴史があります。
昔、中国には、秋のさまざまな作物の収穫時期になると、きまって襲ってくる
騎馬民族がいまして、これを「胡の国の鬼」と呼んだそうです。
秋になると、彼らがまるで大群で飛び回るとんぼのように襲ってくるので、
「胡鬼の子(虫)」と呼んだのだそうで。
今や日本では、ゴキブリのようにひっそりと現れて
収穫したばかりの米やりんごを盗んでいく「泥棒」がいます。
あれこそ、特大の羽子板でお尻を一発ぶったたいてやりたいですね。
さてさて、一方当時の日本では「とんぼ」は害虫を食べてくれる益虫、でした。
そこで羽根突きの「羽」をとんぼに見立て、これを空高く打ち上げてとばすことで
子供に害をなす害虫を食べさせる…という、
これも「子供の健康」を祈るものだったんですね。
この「こきのこ」という言葉が「はごいた」になった経緯ですが、
過去記事からそのまま載せますと、
「こきのこ」に使われるから「羽のついた、こきをつく板」で「こき板」
ハネコキイタ・・ハコキイタ・・はごいた・・と言うわけです。
実際の変化はいろいろですが、この流れが一番説得力のある変化ですね。
羽のほうですが、アタマの黒い硬いもの、これは「むくろじ」の種です。
むくろじは「無患子」と書きます。「わずらいのない子」ですね。
つまり、子供の健康を祈る思いが、こんなところにもこめられているわけです。
「むくろじ」は、お釈迦様が「この実を108個つなげて数珠を作れば、
災いも憂いもなくなり、正しき道をゆける」と説かれたのだそうです。
私はむくろじの樹というものを見たことがない…というより、
あまり聞きませんので、たぶん見ていてもわからないのでしょうね。
写真で見ると、神社などにもあるようで、大きな樹です。
むくろじの実の方は、写真で見ると茶色っぽくなって「梅干」みたいです。
この実の柔らかい部分には「サポニン」が含まれていて、
水でぬらすと泡がでる…昔石鹸代わりにも使われたとか。
江戸時代、この「むくろじ」からとったものを溶かして、
シャボン玉にしました。子供相手に「あしの玉~」と売り歩いたそうです。
江戸時代にシャボン玉があったなんて、ふしぎですね。
吹くのに使ったのは「麦わら」です。
私が子供のころには、まだ麦わらのストローがありました。
すぐつぶれちゃうんですけどね、
子供のころ、今みたいに液体洗剤とか、ボディソープなんてありませんでしたから
石鹸削って溶かした水で、シャボン玉遊び、していました。
母が嫌がりましてねぇ、飛んでいってぶつかって割れると、
その場所に石鹸のシミがつく…って。確かにその通りで、
乾くと板壁のあちこちに、丸い白いわっかの跡が残る…。
洗濯物がほしてあるそばなんぞでやろうものなら、怒鳴りまくられましたっけ。
羽子板からシャボン玉に話がいってしまいました。
羽子板にしても、シャボン玉にしても、今は、やっている子供を見ませんね。
私は「羽根突き」が小学生の高学年くらいから「バドミントン」になりました。
それすらも今は…というより、ああいったゲームをする場所がありませんね。
今は、住宅地でも車は当たり前に入ってきますし、空き地もないし。
何も体中汗だらけになって動かなくても、「テレビゲーム」でテニスまであるし。
今の都会の子供たちは、学校の校庭以外では走り回ることもできなくて、
かわいそうな気がします。走っちゃいけない、飛びだしちゃいけない…。
昔はアスファルトの方が少なかったですから
転べば砂利やら土やらですから、ざりっとすりむく…。
保健室でも家でも、やられることは同じ、
「オキシドール」をドポドポっとかけて拭かれて、
泡が出ると、ばい菌が苦しんでるんだ、なんていいましたっけ。
そのあとは赤チンもしくはヨーチンをぺたぺたと塗られる…
男の子たちは、年中ひざっこぞうだの肘だの、
あちこち赤い「もよう」があったものです。
バン○エイドなんてありませんでしたから、
なんか治りかけで、クチュクチュしててもそのまんまでしたねぇ。
今なら「不潔だから絆創膏貼りなさい!」なんていわれるんでしょうね。
あらら、また話がズレました。今年もこんな感じでズレまくりそうですね。
今日は、私一人で実家にお年賀に行ってきました。
息子の移動が大変だからと、毎年向こうから来てくれていたんですが、
今年はさすがに母がねぇ。
というわけで、本来当たり前ですが、久しぶり子供のほうから行きました。
お年賀は、母も食べられるようにと栗の茶巾絞りのようなお菓子にしました。
おいしいと言ってくれたのでよかったです。
箱根駅伝のゴールを見てから、かえって来ました。
しっかり息子へのお年玉もせしめ…いえいえ「いただいて」。
こんなに古い時代(失礼っ!)のきいちは知らないので。
目は似てるが口が違うような・・・ ブツブツブツブツブツ。 ←独り言をいいながら遠ざかってく様
母のだか祖母の時代の実用的な羽子板がありまして、お正月に限らず学校なんかに持っていって遊んでいるのですが(笑)
音がいいですよね、初春の音がする
ただ、最近羽根が売っていないのです。探せばなくもないのですが、種のところがむくろじではなくて、木だったりプラだったり…むくろじでないと、あの音は出ないんですよね。さみしいです…
今年も、とんぼさん、ご家族にとって良い一年になりますように
な感じと思ってしまいました。
シャボン玉うちの孫たちは大好きで来る度
ほどシャボン玉しています。
麦わらのストローあぁー懐かしい!ありましたね。
羽根つきはよく屋根の上に羽根をのせましたわ。
何処から来たのか不明なまま・・・・
あ!羽子板で興奮してしまいましたが、置けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
むふふ、ワタクシはこれから初夢チャレンジ!です。
富士山に鷹の模様の帯締めてお茄子齧りつつ登るなんてのはどうでしょう?
今年もまたこの調子ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
あくまでこれは「きいち風」でしょうね。
このころは塗り絵いっしょけんめやってた時代です。
きいち様にはお世話になりました。
今でもこういうセット、売っていますね。
けっこう下町の駄菓子屋さんみたいなところのほうが
あるみたいです。
羽、確実に「むくろじ」でしたら、
こちらにありますよ。
http://shop.yumetenpo.jp/goods/d/u-hu.net/g/0712_17_2/index.shtml
あの音は独特ですね。
そうですねぇ、帯留にしてみようかと思います。
柄が四季なので、全部?やっちゃおーかな!
麦わらのストロー、懐かしいですよね。
ちょっと光ってて…。
渡辺のジュースの素、なんてのを飲んでましたっけ。
シャボン玉は、私今でも好きです。
たまーに庭先でやりますよ。
いかにも息子と遊んでるってカオしながら!
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
羽子板、いいですねぇノスタルジック!
私のも実家の物置にないかなぁ…。
初夢、そりゃいいわ、ばっちりですよね。
私は…覚えているのはなんか商店街みたいなとこを
歩いていたってとこだけ…。
なんなんだ、この夢は!
私の世代ですと、まだ、お正月には羽根突きをしましたが、昭和も終わりの生まれの、一番年下の従妹たちはバドミントンをしていたような。確かに同じ羽根ではありますね。
実が落ちる季節がはっきりしないとか、
そんな記述もあったりします。
一度見てみたいものだと思うのですが、
大体この辺には「木」が少ないですー。
はねつき、久しぶりにあの「カーン」という音を
聞いてみたくなりました。
へたっぱちで、はねつきもバドミントンも、
ちっともラリーが続かないんですけどね。