写真はご近所で撮りました。黄色のピラカンサス、見事です。
子供のころ、これよりたっぷり実のつく赤が庭にあって、
よくヒヨドリなんかが、つつきにきてましたねぇ。
さて、母のイナカが京都だということで、昔から誰かが「京都旅行」を計画すると
「お勧めは?」とか「おいしいところは?」とか「穴場は?」とか…、
よく聞かれてました。でもねぇ、そこに住んでるわけじゃないから、
ほんとにいいところ、そうじゃないところなんて、
実は聞かれても、えっ~とねぇ…なんです。
今日はそんなことを思い出して「旅したものの立場」で、
まぁこんなのもあるよ…の感じで書いて見ます。
京都は、小さな街ですし、交通の便もバスなど使えば便利です。
精力的に回ろうとすればけっこう歩けます。
おまけに街中が見どころみたいなものですから、つい気が散るんですよ。
有名な神社仏閣は星の数、庭もある、美術館資料館もある、
名産といわれるものも衣食住に関するものが山ほどある、
お土産も多種多様…こうなると、欲が出ちゃう…。
まず「何をしたいか」「何をみたいか」「何がほしいか」を絞ることですよね。
何日間しかいられないんですから、目的絞って効率よく…です。
旅はいつもそうですが、同じ場所でも行くたびに新しい発見というものもありますし、
また修学旅行で「学生」として、順繰りにただ見ていたときと違って、
大人になってみると、見方も見る場所も感じ方も、みんな違いますから、
一回いったとこはもういいよ…とは申しません。
もし、修学旅行以来、行っていなかったら、有名な観光コースでももう一度、
ぜひ「大人になった自分」を連れて行ってあげてください。
京都には最近「小さな美術館・資料館」みたいな、
そういうところ、たくさんあります。今、それが楽しみになってます。
私がまた行きたいと思っているのは「織成館(おりなすかん)」
織物屋さんの建物を改築したもので、昔の「大店」の内部が残っています。
さまざまな産地の反物が展示してあったり、西陣のみごとな装束があったり。
また、ここでは予約すると「本物機織」の経験ができます。
行きたいなぁとおもっているところでは「渡部整経」、専門的になりますが、
機織のときに最初に「経糸」をかける作業をみせてくれるところ。
自分が機織をするわけではないのですが、大好きな着物の最初の形、
更にそれが生まれるところの最初を見てみたいと思うのです。
織物に限りませんが、人が手を使って作り出す動きには、
言葉で言い表すのが難しい「美しさ」があります。
杼が左右に飛ぶたびに織り上げられていく織物、
ろくろの上で少しずつ形になっていく器、針のような細い筆先で描かれる友禅、
眼にも留まらない速さでくくられてゆく鹿の子絞り、
マジックのような扇子の骨いれ、水の中から浮かび上がる和紙…
ものの「生まれるところ」を見ると、それだけで「大切にしなきゃ」と思います。
おみやげを選ぶキモチも気合はいっちゃいますー。
上のような技術のいわゆる「体験工房」、これ京都は力入れてますから結構あります。
私はチャンスがなくて実際にはやっていないんですが、
できればいつか「陶芸」を体験したいと思っています。
こんな ご案内ページ があります。
これも内容がいろいろで、例えば「扇子」だと、地紙に絵を描く体験が
ほとんどなのですが、骨を入れる作業をやらせてくれるところもあります。
また「陶芸」は数が多いですが、簡単なところは「絵付け体験のみ」もあり、
一から自分で作るところもあり…。
また5人まで、なんていうちいさいところから、修学旅行生など何百人、
なんてところもあります。お好みでよく調べてから、ですね。
ちょっとかわったこんなのもあります。
庭を見るのがが好きというなら、あちこち見るのではなく、
じっくり座り込んで見る気分で行った方がいいかなぁとおもいます。
天竜寺の庭園や平安神宮の神苑などももちろん有名ですが、
あまり知られていないお寺などでも、庭はどこも整っていてきれいです。
すわってぼーっと眺めるくらいの余裕で…。
私がもう一度行きたいと思っているのは「大原」三千院の斜め前くらいにある
「実光院」、お抹茶とお菓子つきのハズ。
ここのお部屋には狩野派の画家さんが描いた三十六歌仙の絵がかざってあります。
庭は確か今でも見て歩くことができたと思います。
昔の話ですが「ここから先は、はいらないでね」の場所に、
20センチくらいの細いY字型の枝が二本、そこに物干し竿のように、
細い枝がもう一本…。なんかいいなぁと思いましたねぇ。
おいしいところ…これは聞かないでくださーい。
私はほんっとに「グルメ」ではないのです。
どちらかというと、普通のうどんやさんとかおそばやさんとか、
そのあたりが好きなので、京懐石だのコース料理だのは、
ガイドブックに頼ってください。私が「通れたら立ち寄る」のは
三条のおそばやさん「田毎」だけです。
あっもうひとつは「京都駅隣接の伊勢丹」、そこの11階イートパラダイスに
豆腐料理の「不二乃」というお店があります。いつも行くところです。
いとこの情報によれば、6階の奥まったところに「都路里」もあるそうですが、
隣の「マールブランシェ」というお店のケーキがおいしいそうです。
貧乏性なんですかねぇ、特別有名なお店とか有名な料理とかの欲がありません。
疲れたらどこでも入るほうです。最近どこも「禁煙」でねぇ…。
あとで、あぁガイドブックのお勧めだったんだぁ…なんてのが多いです。
まぁ京都は元々「いろいろなんでもおいしい」ところですからね。
昔限定で修学旅行で行かれた方、必ず「新京極」に行きませんでしたか?
あのころは学生向きのおみやげやさんが目白押しでしたが、いまやすっかり様変わり。
若者のファッション街みたいになってますね。安いですよー。
あいまにちょこちょこっと和物のお店があったりします。
突き当たりの右角「さくら井屋」さん(和紙物のお店)は、
店構えこそすっかり変わりましたが、何十年も前と同じ柄の便箋があったりします。
裏の寺町京極の方が、わずかに昔の雰囲気がありますかねぇ。
そうそう、先日「山陰線の嵐山」についてコメントをいただきまして、
ちょうどほかのかたのコメントのお返事で書いたのですが…。
嵐電を使って洛中に帰るときはきをつけてください。
四条大宮か、北野白梅町(途中で二路線にわかれているので)着、
どっちも「降りたけど、ここからどーするのよ」…の不便なところです。
地下鉄も少々遠いです。バスに乗りなれている方なら問題ありません。
一日乗車券でしたか、そんなのもありますしね。
嵐山から電車で直接「京都駅」に行きたいときは、
「山陰線」の「嵐山」から乗れば、直接行かれます。
山陰線の嵐山は「嵐電」の嵐山より奥まっていて、
まわりに何もないのでジミーなんですけどね。
嵐山めぐりのかえりに少し足を伸ばしていくか、
嵐電に乗ってひとつ先の「嵐電嵯峨」で降りて北へ向かって少し行くと、
山陰線の嵯峨駅です。トロッコ列車の駅と並んでいます。
だいぶ乗っていませんのでダイヤがわかりませんが、
昔は本数が少ないのが難点でした。この電車に乗ると、太秦で映画村の裏を通ります。
二条で降りて少し歩くと二条城です。
なんだか情報ともいえない情報ですが、
懐かしく思い出しながら書いてみました。
さぁ今度はいつ行かれるかなぁ。
子供のころ、これよりたっぷり実のつく赤が庭にあって、
よくヒヨドリなんかが、つつきにきてましたねぇ。
さて、母のイナカが京都だということで、昔から誰かが「京都旅行」を計画すると
「お勧めは?」とか「おいしいところは?」とか「穴場は?」とか…、
よく聞かれてました。でもねぇ、そこに住んでるわけじゃないから、
ほんとにいいところ、そうじゃないところなんて、
実は聞かれても、えっ~とねぇ…なんです。
今日はそんなことを思い出して「旅したものの立場」で、
まぁこんなのもあるよ…の感じで書いて見ます。
京都は、小さな街ですし、交通の便もバスなど使えば便利です。
精力的に回ろうとすればけっこう歩けます。
おまけに街中が見どころみたいなものですから、つい気が散るんですよ。
有名な神社仏閣は星の数、庭もある、美術館資料館もある、
名産といわれるものも衣食住に関するものが山ほどある、
お土産も多種多様…こうなると、欲が出ちゃう…。
まず「何をしたいか」「何をみたいか」「何がほしいか」を絞ることですよね。
何日間しかいられないんですから、目的絞って効率よく…です。
旅はいつもそうですが、同じ場所でも行くたびに新しい発見というものもありますし、
また修学旅行で「学生」として、順繰りにただ見ていたときと違って、
大人になってみると、見方も見る場所も感じ方も、みんな違いますから、
一回いったとこはもういいよ…とは申しません。
もし、修学旅行以来、行っていなかったら、有名な観光コースでももう一度、
ぜひ「大人になった自分」を連れて行ってあげてください。
京都には最近「小さな美術館・資料館」みたいな、
そういうところ、たくさんあります。今、それが楽しみになってます。
私がまた行きたいと思っているのは「織成館(おりなすかん)」
織物屋さんの建物を改築したもので、昔の「大店」の内部が残っています。
さまざまな産地の反物が展示してあったり、西陣のみごとな装束があったり。
また、ここでは予約すると「本物機織」の経験ができます。
行きたいなぁとおもっているところでは「渡部整経」、専門的になりますが、
機織のときに最初に「経糸」をかける作業をみせてくれるところ。
自分が機織をするわけではないのですが、大好きな着物の最初の形、
更にそれが生まれるところの最初を見てみたいと思うのです。
織物に限りませんが、人が手を使って作り出す動きには、
言葉で言い表すのが難しい「美しさ」があります。
杼が左右に飛ぶたびに織り上げられていく織物、
ろくろの上で少しずつ形になっていく器、針のような細い筆先で描かれる友禅、
眼にも留まらない速さでくくられてゆく鹿の子絞り、
マジックのような扇子の骨いれ、水の中から浮かび上がる和紙…
ものの「生まれるところ」を見ると、それだけで「大切にしなきゃ」と思います。
おみやげを選ぶキモチも気合はいっちゃいますー。
上のような技術のいわゆる「体験工房」、これ京都は力入れてますから結構あります。
私はチャンスがなくて実際にはやっていないんですが、
できればいつか「陶芸」を体験したいと思っています。
こんな ご案内ページ があります。
これも内容がいろいろで、例えば「扇子」だと、地紙に絵を描く体験が
ほとんどなのですが、骨を入れる作業をやらせてくれるところもあります。
また「陶芸」は数が多いですが、簡単なところは「絵付け体験のみ」もあり、
一から自分で作るところもあり…。
また5人まで、なんていうちいさいところから、修学旅行生など何百人、
なんてところもあります。お好みでよく調べてから、ですね。
ちょっとかわったこんなのもあります。
庭を見るのがが好きというなら、あちこち見るのではなく、
じっくり座り込んで見る気分で行った方がいいかなぁとおもいます。
天竜寺の庭園や平安神宮の神苑などももちろん有名ですが、
あまり知られていないお寺などでも、庭はどこも整っていてきれいです。
すわってぼーっと眺めるくらいの余裕で…。
私がもう一度行きたいと思っているのは「大原」三千院の斜め前くらいにある
「実光院」、お抹茶とお菓子つきのハズ。
ここのお部屋には狩野派の画家さんが描いた三十六歌仙の絵がかざってあります。
庭は確か今でも見て歩くことができたと思います。
昔の話ですが「ここから先は、はいらないでね」の場所に、
20センチくらいの細いY字型の枝が二本、そこに物干し竿のように、
細い枝がもう一本…。なんかいいなぁと思いましたねぇ。
おいしいところ…これは聞かないでくださーい。
私はほんっとに「グルメ」ではないのです。
どちらかというと、普通のうどんやさんとかおそばやさんとか、
そのあたりが好きなので、京懐石だのコース料理だのは、
ガイドブックに頼ってください。私が「通れたら立ち寄る」のは
三条のおそばやさん「田毎」だけです。
あっもうひとつは「京都駅隣接の伊勢丹」、そこの11階イートパラダイスに
豆腐料理の「不二乃」というお店があります。いつも行くところです。
いとこの情報によれば、6階の奥まったところに「都路里」もあるそうですが、
隣の「マールブランシェ」というお店のケーキがおいしいそうです。
貧乏性なんですかねぇ、特別有名なお店とか有名な料理とかの欲がありません。
疲れたらどこでも入るほうです。最近どこも「禁煙」でねぇ…。
あとで、あぁガイドブックのお勧めだったんだぁ…なんてのが多いです。
まぁ京都は元々「いろいろなんでもおいしい」ところですからね。
昔限定で修学旅行で行かれた方、必ず「新京極」に行きませんでしたか?
あのころは学生向きのおみやげやさんが目白押しでしたが、いまやすっかり様変わり。
若者のファッション街みたいになってますね。安いですよー。
あいまにちょこちょこっと和物のお店があったりします。
突き当たりの右角「さくら井屋」さん(和紙物のお店)は、
店構えこそすっかり変わりましたが、何十年も前と同じ柄の便箋があったりします。
裏の寺町京極の方が、わずかに昔の雰囲気がありますかねぇ。
そうそう、先日「山陰線の嵐山」についてコメントをいただきまして、
ちょうどほかのかたのコメントのお返事で書いたのですが…。
嵐電を使って洛中に帰るときはきをつけてください。
四条大宮か、北野白梅町(途中で二路線にわかれているので)着、
どっちも「降りたけど、ここからどーするのよ」…の不便なところです。
地下鉄も少々遠いです。バスに乗りなれている方なら問題ありません。
一日乗車券でしたか、そんなのもありますしね。
嵐山から電車で直接「京都駅」に行きたいときは、
「山陰線」の「嵐山」から乗れば、直接行かれます。
山陰線の嵐山は「嵐電」の嵐山より奥まっていて、
まわりに何もないのでジミーなんですけどね。
嵐山めぐりのかえりに少し足を伸ばしていくか、
嵐電に乗ってひとつ先の「嵐電嵯峨」で降りて北へ向かって少し行くと、
山陰線の嵯峨駅です。トロッコ列車の駅と並んでいます。
だいぶ乗っていませんのでダイヤがわかりませんが、
昔は本数が少ないのが難点でした。この電車に乗ると、太秦で映画村の裏を通ります。
二条で降りて少し歩くと二条城です。
なんだか情報ともいえない情報ですが、
懐かしく思い出しながら書いてみました。
さぁ今度はいつ行かれるかなぁ。
今年は三回も行くチャンスにめぐまれました。
三度ともとても楽しかったですよ。言われるように目的を絞って行きましたからとても充実してました。
ちなみに嵐電降りてから四条大宮からはタクシー乗りました。ハートのマークのタクシーは着物着てると1割まけてくれるんですよ。
それに新幹線は、たまたまですが毎回三人で行ったので6枚つづりの自由席回数券ってのを購入していきます。往復で使い切ってしまうし少々お値段もお得です。名古屋からだとたとえ満員で座れなくても耐えられます。
来年も行くぞ~~!(もう来年の話)
おまけに名前はよく聞いて知っているのに
今迄一度も行った事がない上賀茂神社へ
やっぱり京都は何度行ってもいいですね。
またご一緒したいですね。
京都は、大人になってから良さが分かりますね。
それと、前記事の件、ありがとうございました!
Wikiで調べたら、嵯峨野の宝筺院に楠木正行の首塚があると・・・
宝筺院、最初は知らずに偶然行ったのですが、紅葉がとても見事なんですよね。庭園に入ったとたん、「うわー!」と、思わず声をあげてしまったほどでした。
それから何度か行っていまして、首塚と、彼の敵である足利幕府2代将軍足利義詮が遺言で彼の墓の傍らに自分の墓を作らせた、というのを見てはいましたが、誰だかピンとこず、今やっと繋がりました。
宝筺院に最初に行った頃は割と穴場だったのですが、今HPを見ると、撮影への規制がかなり厳しくなっているようです。
紅葉の季節は京都、特に嵐山・嵯峨野辺りはめちゃ混みですが、でもやっぱり行きた~いです。
ちなみに、お隣の清凉寺境内の「あぶり餅」が好きです。
京都のタクシーは競争激しいから、
結構親切だったりしますね。
着物着てると「特典アリ」は、
けっこういろいろありますからウレシイ!
着物パスポートも、次回行くときは、
ネットでプリントアウトしていかなきゃです。
名古屋からだと、ここ(横浜)よりは、
立ちっぱなしでも、まだラクですよね。
あぁ新幹線のあのコトトンコトトンいう音が
懐かしいですー。
上賀茂神社行ったのが子供のころですから
記憶がないんです~。
来年の春はなんとかなるかなと、
おもっているんですが…。
またぜひ、ご一緒しましょう。
今度は「体験工房」いってみます?
すんごい名作ができるかもです!
修学旅行の記憶は、食べたりしゃべったり
あそんだりしたことばっかり?!
写真が残ってるから行ったのがわかる…
こんなもんですよね。
楠正行のお話は、母がよく「歌」を
歌ってまして(桜井の別れ)、
小さいころから悲しいお話として耳にしていました。
実は、いとこが「正行」でまさゆきなんですが、
母は「勿体ない名前をつけて」と、いつも
おこってりました。確かに…気概はマケテル。
彼が何かドジると「ほれ見い、名前負けや」と…。