息子にお付き合いして起きていまして、眠気覚ましにまたネットを徘徊。
あの「いいかげん表示」のショップ、最近けっこうまともだったのですが…
またしてもみつけてしまいました。モノはこちら。
あっさり大胆、まぁ買う気は全く起きなかったのですが、
見たときに「おぉ奴さん、参勤交代かねぇ」と思いました。
あの「てまり」という歌の「♪ 毛槍を振り振り やっこらやぁのやっこらや」と、口ずさんだりして。
で、タイトルを見たら「富士山と火消し」・・・・・・・・・・・・・・・・・
なんでやねんっ、思わずモニターに向かって
「あんたねぇ、纏ってもんを知らんのか。こーんなひょろ長い棒にケサランパサランみたいな毛束つけて、
それが纏だったら、真っ先に自分が燃えるわ!」
眠気がみごとに吹っ飛びましたとさ。
前、着物の柄の名称について書かれていましたけど、そういうのキチッと読み解くというか把握していない為に、他の物に見立てたりとか、ありそうですね。
という事で、まさに火がついて半分焼けちゃってる柄?。
「奴さん、参勤交代」と書きましたように、毛槍の奴がつくのは「大名行列」です。
富士山があるのは、東海道を大名行列がいくところ、ということです。
以前の大名行列などのお話で書いていますが、身分の高い大名行列の先頭には
「毛槍を振る奴さん」がつくのです。
「纏」という字は「まとい」と読みます。纏は火消しですね。
江戸火消しの姿は、浮世絵や時代劇でもよく見ると思いますが、毛槍とまといは全く形の違うものです。
形も大切なのです。長い棒持ってりゃ「火消し」ではないんですね。
着物を扱う人としては、それくらいの知識は当然かと思いますが。
火消しときましたかぁ。
敵もさるもの・・・・
でも、この富士山の傾斜の左右の具合なんか、良いですねぇ。
もうねぇぇ、なんだか「ここは日本か」って思っちゃいます。
富士山は絵になる対象ですね。この稜線なんかなかなかですよ。