ほばーりんぐ・とと

ただの着物好きとんぼ、ウンチク・ズッコケ・着付けにコーデ、
あちこち飛んで勝手な思いを綴っています。

怪我の功名…

2009-04-16 23:02:41 | つれづれ
写真はお見苦しいのですが、我が家の玄関でた右のところ。
寂しい鉢なんか並んでてすみません。
ご覧いただきたいのはその後ろの白いもの、です。
実はこれ「政党のポスターパネル」なんです。但し、特定のではなくイロイロ。
表側から見ると、こんなにまとまりなく不細工なのですよ。
もう数年前からこの状態です。


  


政党のものなので思い切りぼかしましたが、パネルが4枚でしたか並んでます。
本当はこんな不細工なこと、したくなかったのですが、
最初の一枚、知り合いのかたに頼まれて選挙の間だけ…というお約束で…。
ところがですねぇ、この「パネル」のおかげでたすかったことがあるのです。

以前からお話ししておりますように我が家は角地、
写真で言いますと、左がものすごい下り坂で、
ポスターのところがいわゆる「隅切り」で、直角部分の角を落とした部分。
右下にわずかに見えているのが、我が家の前の道についてる「排水溝」です。
この「隅切り」部分が、ずーっと前に書きました「人がたむろす場所」でした。
まわりに学校などが多いため、この角っこで女子中学生が固まったり、
幼稚園送迎のお母さんたちが固まったり…その他イロイロ…。

別にそこでかたまっておしゃべりするのはかまわないのですが、
困るのは「ゴミ」…子供のお菓子の箱や袋、ガムの食べかす、
缶やペットボトル、タバコの吸殻…それをフェンスのところにおいていくのです。
もちろん、そこでたむろしていく人たち全員とは思っていませんが、
それだけでなく、通りかかった人も…だったのです。
ヒョイと置くのに、高さがちょうどいいのですよね。
それが、ポスターを貼ったらその下の部分がフェンスの下までいくので、
モノが置けないんですね。そのうち、別の政党の人のものをもう一枚並べたら、
フシギなことにそこにそれがあるだけで、人が立たなくなったのです。
私も試しに立ってみたのですが、おかしなもので、
横にある写真は当然カメラ目線、つまりこっちを見ていますし、
ポスターの性質上、どれも顔が大写しでたいがいはにこにこ笑顔…。
なんか落ち着かないんですよ、正直へぇぇと笑いました。

見映えはほんとに悪いので、いずれ自分でパネルのようなものに変えようと
そんなことを思いつつ、自分の家からは裏の白いボードしか見えませんので
ついつい忘れております。この写真を自分で見て「あらやだハデだわ」と。

ともあれ、パネルが並んだために、そこのフェンスの下から
ゴミをネジ入れることも置いていくこともできなくなり、
人がほとんど立たなくなりました。
おまけにこれは冬になって気がついたのですが、位置的に北西なので、
北風が防げるんですよ。おかけで鉢植えさんたちもいい思いをできるわけで…。
不細工なポスターパネルなんですが、妙なことに役立っているんです。

でもねぇ、なんか寂しくなりましたね。
先日も「花泥棒」のお話しを書きましたが、パネルのなかったころ、
我が家の鉢植えも、盗られはしなかったものの、
花びらがむしられたりしたことはありました。
パネル効果も、考えたら寂しいことです。
アタリマエのことが守られさえすれば、私は選挙終ったらはずしてほしいし、
風除けなら冬の間だけとか、それくらいにしたいと思います。
人のことはどうでもいい、人の迷惑を考えない、
そういうことがだんだん増えている気がします。

先日は、たまたまジサマと玄関先のフェンスのところで立ち話をしていましたら、
私のうしろを小さな男の子が自転車で通り過ぎました。そのとたんに
うしろで組んでいた私の右手薬指に、何かがガツンと当たりました。
たぶんハンドルだと思います。指先の爪のところでしたので、
かなり痛かったです。おもわず「イデッ」と言いますと、
ジサマがビックリして男の子を見ました。
その子は振り向きもせず、よれよれと乗っていきます。
まだ小さくて、やっとじょうずに乗れるようになったくらい…
ハンドルが左右によく揺れます。とても振り向くヨユウなし…。
「なんだ、あやまりもしないで」とジサマがいうと、
その時道路の反対側に、その子の母親らしき女性が自転車に乗ってまして、
これまた止まろうともせずにまず「だからダメだっていったじゃない」、
何が?…たぶん、お母さんのうしろについて走りなさいと言ったのに、
それを聞かず、反対側を走っていたのでしょう。
そしてそのあと私のケガの様子をきくでもなく、
「すみませ~~ん」とどっち向いて言ってんだよ状態で言い、
一度も止まることなくそのまま行きました。

親にかわりにあやまってもらって、なんとかわいそうな子でしょう。
まず「止まりなさい」、それから自分も降りて「ケガ」をさせていないかどうか
確認しなさい、たとえ赤くなっただけであっても「おばちゃんに謝りなさい」、
それが順序でしょう。「だからダメって言った」と叱るのはそのあとです。
いうことを聞かないから、人に迷惑をかけるのだと。
子供はその時しかるのが大切です。

我が家の前の道は、一応車二台がすれ違えますが、人が歩いていると難しい…
そのうえバイパスへの抜け道でもあり、カーブミラーもない小さな脇道が多い…
そんなところなのに、子供が走り出しても「だめよーあぶないわよー」と
声をかけるだけで、走って追おうとしない親も見かけます。
「だからダメっていったじゃない」も「だめよあぶないわよ」も、
子供に言っているのではなく「私はこうして一応注意はした」という、
自己満足でしかないような気がします。
本当に自分のことを心配してくれない親、
大きくなったらそう感じるんじゃないんでしょうか。

あぁ長々とグチりました。
せめてきれいなお花を…ケータイですのでピンきてませんが。
ご近所の「マツバギク」、鮮やかです。


     


ちっとボケボケですが、今年初見の「こいのぼり」


     

コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« じゅばん地、洗いました | トップ | セルロイド »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (陽花)
2009-04-17 09:32:13
最近は愚痴りたくなる事が多いですね。
電車に乗っていても清楚な学生さんなど
みるとホッとします。
三つ子の魂百までといいますから、躾は
子供の頃にですね。
返信する
そう言えば・・・・ (りら)
2009-04-17 11:49:55
90年初め辺りから「公園デビュー」ってのが大流行になってましたよね。
で、「子どもたちを遊ばせる」と同時に母親たちも駄弁る。
出たゴミは公園の生垣の中に突っ込んでいく。
この話しを聞いてビックリしましたけど、こういう人たちはみんな「自分ち」じゃなければ平気なんですねぇ。
古い話しを引っ張り出しちゃいましたけども・・・・

公園のゴミ箱の容量だって有限なんだからと、自分で出したゴミは持って帰る人もいれば、人んちの塀に平気で突っ込んでいく人もいる。

子どもはこういう親を見て育ってるんですよね。
返信する
苦笑^^; (えみこ)
2009-04-17 13:19:38
わが家は、立場逆転です。事情で親を連れ歩く機会ができて
巨大な三歳児つれて歩いているようなもの、行く先々で頭さげてます(爆笑)耳と目が足がよわり、おつむも血糖値と血圧のせいで気分にムラができて、状況判断するまえに口に出し、悪気はないけど、暴言ですそれは、ってのが毎度。先日保育園から散歩させている先生と親への口調が一緒で、笑ってしまいました。若いばかりが非常識ともかぎらないのですね^^;
ためいきです。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-04-18 00:05:52
陽花様
私も「小さいうちに」というのを、
よく思います。
母親が大声で叱っても、けろりとしている子は
本当に怒ったらこわい母親をしらないのだと
そんな気がします。
難しい世の中ですね。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-04-18 00:08:03
りら様
なんかねぇ…私だって立ち話もしますけど、
車にクラクションならされてから、
あわてて子供を捜してる親なんて見ると、
「万が一だってあるんだよ」と
言いたくなります。
後援デビューなんてことのない時代で
よかったーと思っています。
返信する
Unknown (とんぼ)
2009-04-18 00:09:45
えみこ様
それもまたたいへんですね。
でも、それは病気だからしかたがないけれど、
子供はこれから「ビョーキ」に
なっちゃいますからねぇ…。
平気で人を傷つけるようになってからじゃ
遅いんですよね。
返信する
Unknown (ゆん)
2009-04-18 08:17:57
おはようございます

 いろんな人がおられるんですねぇ…

 私がいつも気になるのが「駐車場」。どうして子供だけで車を降りて走っているの!!もしくは、「子供を車内に置きざりにするの?」です。田舎なので、エンジンかけっぱなし!ってことさえありますよ。
 想像力・というものが存在しないのでしょうか…?

 子供の命を守るということと、よそ様に迷惑をかけないということは 常にお対のものだと思うのですが~~。

 ポスターパネル、効いてますね!哀しい哉、今どきなら 鳥居や閻魔像より 効力ありかも…ですね。
返信する

コメントを投稿

つれづれ」カテゴリの最新記事